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マッチングアプリ備忘録㋐〜無味無臭、時々あまい彼①〜

こんばんは、うきわちゃんです。

最近はマッチングアプリから遠ざかっているというか、誰ともメッセージが続かなくて実際に会うところまでたどりついていません。

というわけで、今でもたまに思い出すマッチングアプリで出会った彼、Tくんについて今日は書こうと思います。

(まあ、今でもたまに思い出すってことは、好きだった人ってことだ)


ほとんど共通点がない人からいいねが来た

マッチングアプリを頑張っていたあの頃、マッチングする人は大体趣味嗜好のあう人ばかりだった。共通のコミュニティからわたしを見つけてきてくれたんだな〜〜といつも思っていた。

しかし、今回のTくんは共通点が極端に少ない。

その少ない共通点も、「同い年」「一人暮らし」とかそんな感じだった。

いつもならスルーするけれど、何となくマッチングしてしまったのはおそらく写真に写る彼が好みの雰囲気だったからだ。

そんな感じでTくんとわたしはメッセージのやり取りを始めた。

当時わたしは割と特殊な仕事をしていて、その仕事内容などにTくんが興味津々といった感じだった。Tくんは営業でフットワークも軽かったのでそれほどメッセージを重ねずに会うことになった。


とてもわたし好みの男がやってきた

当日待ち合わせに来たTくんは身長が高く、正統派なイケメンではないけれどかっこよかった。仕事帰りのためスーツを着ていて、そのスーツのセンスも良く少しテンションが上がった。後から聞いた話だと前職でスーツの販売をやっていたそうで、なるほどなと思った。

Tくんとわたしは駅前のキレイめな焼き鳥屋に入り、お互い1杯目を頼んだ。

Tくんとの話題は、いい意味で当たり障りのない感じだった。恋愛の話や仕事の話。でも恋愛の話が多かったような気がする。

いつもだったらそういう話題に辟易するはずなのに、Tくんとは平気だった。むしろもっと話したいくらいだった。わたしって自分が思うよりもルックスの影響を受けるのかもしれないとちょっと落ち込んだ。

Tくんと初めて会ったこの時はちょうど年末で、年越しは数日後という時期だった。毎年年越しをどう過ごしているかという話になったが、お互い特に何もしていなかった。

お会計はTくんが払ってくれ、3時間ほどで帰宅した。

年越しラーメンと彼の家

次にTくんと会ったのはその数日後、12/31だ。Tくんから暇なら年越し蕎麦ならぬ年越しラーメンをしようと連絡が来て、Tくんの最寄りにあるお気に入りのお店に行くことに。

残念ながらそのお店はお休みだったので、その辺のラーメン屋でラーメンを食べた。そのあとTくんの日用品の買い出しに付き合う。そのスーパーの中でTくんから「このままうちで飲む?」と誘われた。わたしがどうしようかと黙っていると、「大丈夫、手は出さないよ」とのこと。正直Tくんなら最悪手を出されてもいいかという結論に至り、わたしはTくんの部屋へ行くことにした。

ガキ使と年始の電車ダイヤ

買ってきたお酒を飲みつつ、Tくんと一緒にガキ使を見た。Tくんの部屋は小さなテレビと姿見と大きなベッドくらいしかなかった。Tくんはベッドに寝転んでいたけれど、わたしはベッドに寄りかかり体育座りでテレビを眺めていた。

何となく時間が過ぎて、特に会話もなく、ただガキ使を見るだけだった。わたし的に泊まる気は全くなかったので電車がまだあることを確認した。年始の初詣ダイヤがあったためいつもの終電より後も電車は走っていた。

Tくんに帰ると告げると、驚いたような顔をした。泊まっていけば?と言われたけれど、何となく泊まる気にはならず、コンタクトを外したいけど液がなくて外せないから帰る、とか適当な理由をつけた。「元彼が置いてったコンタクト用品あるよ!」とTくんが引き止めてきたが、一度帰りたくなったら帰りたい人なのでTくんの部屋を後にした。

でも、電車の中では寂しくなっていた。わたしは明日から帰省するし、しばらくTくんとは会えないだろう。そう思うとさらにしょんぼりしてしまった。この辺りから多分Tくんのことを好きになりかけていたと思う。

(つづきます)



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