私が『ブルーアーカイブ』でモヤるところ

私は『ブルーアーカイブ』のシナリオに高い評価をつけています。
それでも(現時点で)好きではない部分がある。これはそのための記事です。

なお、この記事はネタバレだらけです。気にする方は帰ってください。

・『ブルーアーカイブ』の好きじゃないところ

先生の主語がでかい

↑これ

何かにつけて「大人だから」「先生だから」と言って矢面に立つ先生ですけど、それってプレイヤーたる私(あるいはそのアバターたる「先生」)の話ですよね?
責任を取ろうとしない大人だっているでしょう。私(これを書いている私じしん)は責任なんて取りたくないし、仮に先生だったところで生徒の罪を被ろうとは思わない。

『ブルーアーカイブ』はプレイヤーが「先生」であることに徹底して没入させられる(ことを意図した)コンテンツだと思っています。だからこそアロナは黒ビキニを着せられるし、熱血先生に例えられる。

たとえば作品全体の空気感として「大人は子どもの責任を負うもの」という観念が徹底されているならいいのです。でも、実際はそうではない。「子どもの責任」を負おうとするのは「先生」ただひとり、にも関わらず、「先生」は「大人であること」「先生であること」を理由に矢面に立とうとする。他の大人はそんなことしていないのに。

主語がでかい。

これのせいでたびたび「先生」が異常者にしか見えなくなる現象が発生しています。そのたびに少し冷める私がいます。

……ん? 頼んでもないのに勝手に責任を負おうとする人(諸説あり)? どこかで聞き覚えがありますね……?

『ブルーアーカイブ』、もろもろのモチーフがあるのでそういうことなのかもしれませんが、まあ私は歴史畑の人間だったので、「彼」についてはまあそれなりの認識しかないんですが、まあまあ。
でも超人の出現を信じるカヤみたいな子もいますし、たぶんそういうことなんじゃないでしょうか。
ただ、少なくとも私は「彼」のような存在に感情移入はできないし、「先生」がそれらしい振る舞いをするたびに、やはり距離を感じるのかもしれないと現時点では思っています。

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