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アツい想いに触れた4日間

少し日が経ってしまったのですが、2月7日(木)~10日(日)の4日間は色んな人のアツい想いに触れる機会に恵まれました。ちょっと振り返ってみたいと思います。


この4日間、何をしていたのかと言いますと、、、

地域づくり支援者サミット(2月7日)
県の地域政策課が主催の研修会。こちらは事例発表者として登壇いたしました。


OMO Niigata Vol2(2月8日~10日)
新潟県内の公務員有志による研修プログラム。こちらはコーチを仰せつかりました。

そして、自分で主催した観光プログラム
山の民の暮らしを体感!サイノカミと大雪原カンジキ雪中行軍(2月10日)

それぞれのイベントの内容は各リンク先をご確認を。
なぜこれらと「アツい想い」が関連するのか。それは2月7日から10日までのこの4日間を振り返らせていただくとわかりやすいかと。

2月7日(地域づくり支援者サミット)

このサミットでは、公務員である私が、地域づくりの支援を行うために副業として立ち上げたNPO法人ヨリシロの取り組みを説明させていただいたのですが、大勢の参加者の皆様から
公務員でありながら、なぜこんな活動しているのか
という質問をいただきました。この質問、実はこの場に限らず本当に色んな人から聞かれます。

たぶんこの日の私はさらっと↓こんな感じで答えたはず。
KPIなどの数字は行政としてはとても大切だが、NPOでは人と地方の心温まる交流とそこからうまれる地域住民の活力など数字に現しにくいものこそを大切にしていきたいんだ」と。
字面にすると相当アツいですね。でも言った方の私はそんなアツい気持ちで語ってなかったんです。日頃から何回も聞かれるので。

2月9日(OMO Niigata)

そんな支援者サミットの翌日以降、私は公務員の研修プログラム『OMO』にコーチとして参加していました。
参加者同士チームを作って「3日間で地域課題の解決を図るNPOのモデルを立ち上げる!」というこちらのプログラムで、2日目の9日に各チームから立ち上げるNPOのプランを聞かせていただきました。

チームリーダーの皆さんのうち数名は実際にNPOの立ち上げを検討しているとのこと・・・。
NPOのモデルを考えるプログラムなので、当然何らかの社会課題解決がミッションとなるのですが、私はどこのチームにもだいたい「ほんとにそんな課題で困っている人いるの?」「課題の当事者に話を聞きに行け」というようなことを言っていたかと思います。
机の上だけでものごとを考えているだけで、社会課題の深堀りが足りていないと。公務員あるあるだなーと思ってこの日は終えました。

2月10日午前(さいのかみ)

この日は自分の副業が午前中に入っていました。
胎内市山間部のとあるムラで開催される「さいのかみ」行事に観光客を招き、集落の暮らしを体感していただこうという企画です。
行事の民俗的・宗教的セレモニー、大きな炎立ち上るサイノカミ、自分で焼いたスルメ、ムラの皆さんが作ったあったかいトン汁、お餅、干し柿。観光客の皆さんはもうキャピキャピしっぱなしです。

するとどうなるか?
迎え入れてる側のムラのおとうさん、おかあさんたちもキャピキャピします。自分たちの暮らす地域を珍しがり喜んでくれるよそものを、友人の様に喜んで迎え入れてくれるのです。
本業で地域づくりを担当している当時から何度もこうした場面に遭遇してきましたが、今回もやはり胸がアツくなりました。地域にお金が落ちることも大切ですが、こうした人と人の心温まる交流こそ、自分が求めていたものなんだなぁと勝手に一人で胸がアツくなったのでした。そしてそんな余韻に浸りつつ、OMO会場への向かったのでした。

2月10日午後(OMO Niigata)

会場では最後のコーチング。やはり公務員の皆さん、最後はまとめるの上手いなー、と感心。「プレゼンの説得力高めるには〇〇のスライドを入れた方がいいんじゃない?」くらいの話をしたかと思います。このときはまだ全然気づいていなかった。参加者のアツさに。そして9日のコーチングで私が的外れなことを言っていたことに。

圧倒的熱量のプレゼン

夕方からはいよいよプレゼンです。各チームのプレゼンを聞きました。内容はどのチームのプランも素晴らしく、良く練られていて、短時間でここまで仕上げられるなんて正直相当すごいと思います。でも私が感動したのはそこじゃないんです。
参加者、全員アツいんです。変態的に。
「社会課題を的確にとらえ、効果的にアプローチしているか・・・」とかそんなことの前に「自分がやりたいことはこれだ!」という圧倒的な当事者意識・熱量に胸をうたれました。コーチングでは社会課題が云々・・・など言って相当ブレさせたと思いますが、参加者は最後の最後まで「自分のやりたいこと」をやり抜いてきました。この空気感は当日会場にいた方なら共感していただけるのではないでしょうか。
このときになってようやく気付きました。自分もそうだと。

「公務員でありながら、なぜこんな活動をするのか」

私の活動も社会課題とかの前に自分がやりたいからやってるんです。出発点は極々個人的な動機です。そのことに気づかされました。
私、2月7日地域づくり支援者サミットで字面上はそんな感じで答えてるはずなのに、どこか他人事になっていました、自分の想いに。主語はあくまでも「自分」ですね。「社会課題」ではない。
さいのかみとOMOに参加していた多くの仲間たちによってそのことに気づくことができました。

アツい公務員は意外と多い。

高いモチベーションで活動し続けることはとても大変です。
デスクの上の一番安全なところにいて、自分では何もしないし、できないくせに、こちらを一方的に評価し査定する評論家みたいな人たちはたくさんいて、「何アツくなってんの」みたいに揶揄する人もいます(愚痴です)。
まぁ、今でもめげそうになることもあります。
でも、今回OMOに混ぜていただいて、アツい公務員が意外とたくさんいるんだ、ということに気づき嬉しくなりました。変態的公務員は私だけじゃないんだと(笑)。ゆるいつながりではあると思いますが、今回出会った多くの変な公務員の皆様の今後の活躍を励みにしつつ、私も負けずに活動していこうと思ったのでした!!

最後に、このOMOを企画した高橋さん(実家が私のめっちゃ近所)、お疲れさまでした!


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