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2022年秋文学フリマ東京レポート……と、いうよりバトった話。

 こんにちは、浮草堂です。
 前提としてこれだけは申し上げねば!
 文学フリマは当日のトラブルに対し、スタッフさんのフォローが手厚いです!
 今回は自力で解決できましたので、SOSをお伝えしなかっただけです。お伝えすれば助けてくださいます!
 そして何より。
 わたくしはこの回の文学フリマ東京も、思いっきり楽しんでいます!
 では何故こんな記事をと申しますと。

 解決したけれど、今になってからムカつくことをされていたのに気づいたので、ムカついてきた。
「オイオイオイ美奈、美奈よォー」と、プロシュート兄貴の声を聞きつつ。
 記憶は2ヶ月前に飛ぶ!

 飛行機のチケットを間違えました。
 シンプルなミスで2時間遅刻です。
 誕席が作れないほど参加者多数な即売会で。
 島角もらって2時間遅刻。
 シリーズものの新刊アリで!
 自分くたばれ。
 しかも1時間半遅刻などとほざいていたが故、自ブース到着時には、お求めの方が先に着しておられました。
 マジ自分くたばれ。
 汗だくで設営。ほぼ冷や汗です。
「おはようございますー」
「おはようございます! ドッタンバッタンうるさくてすみません!」
「いえいえ」
 よかった! お隣、優しそうなおじさんだ!
 ネタばらしをします。わたくしの目はザルでした。
 とかく本を平積みにします。
 おじさん優しい。平積みじゃなきゃ詰みでした。
 できた。ヤバい。机に余裕ゼロだ。

ぎゅうぎゅう


「スゴい量ですね。何種類ぐらいあるんですか?」
 ……。
「あ、えっと……。すみません、数えてないです……」
 みんなちゃんと数えてるんだ……。おじさんがけんのある雰囲気になった……。すみません、真面目にはやってるんです。
「続き物なんですか?」
「あ、はい、続き物もあります。こっちは全3巻完結済みで。こっちは今回最新刊5巻発行なんですー。がんばりました! えっと、他は1冊で完結です」
「僕の方は、ついに役者がそろったんですよ」
「あ、シリーズ完結ですか。おめでとうございますー!」
 奇妙な間。……あれ? なんか、おじさんの机には1冊しかない……?
「いや、これですよ。今日はこれだけ配り終えたらもういいです」
「あ、はい?」
 渡されたペーパー。描かれているのは3章までの登場人物一覧。
 ?
「役者がそろったんですよ」
「あ! 完結なさったのは以前の話なんですね! 3章もあるのに、1冊にまとめられてスゴいです!」
「いや、これですって。(○○)って作品のアシスタントが描いてるんですよ、このキャラ」
「えっと……?」
 えー、会話が成立しておりません。
 が、普通にわたくしの勘違いのせいです。
 わたくしの考える役者がそろった=シリーズものの最終巻を発行
 おじさんのおっしゃっていた役者がそろった=キャラのイラストを描いてもらった、登場人物一覧の作成。刊行しているのは1巻まで。
 理解するまでにかなり時間がかかっていますし。本当におじさんのおっしゃっていた意味が、これで合っているかも微妙です。
 理解の遅さにおじさんはイラッとしたようです。
 が、そのときのわたくしは。
「あ、じゃあ、次回参加で最終巻まで一気に出すんですね! すごーい!」
 羽田から10キロ近いキャリー引きずって急いできたので……。ちょっと疲れてて……。今回出してないんだろ!? 何か事情があるってことだよ!
 イラつきながらも名刺をくれるおじさん。……? 中国語?
「昔中国の方でもいろいろ企画をやってましてね。そのとき作ったものなんですよ。まあ、結局ポシャったんですが」
 え、じゃあもう使えない名刺じゃん。なんでくれるの? あ。わたくしがなれなれしいからか! 気を遣ってくれてるのか! 間を持たせてくれてるのか! えーと名刺名刺。すぐ出てこないぞー。
「あ、いや、お持ちでないならなくて大丈夫ですよ」
 うおお、気を遣わせている。あ。
「ありましたー! どうぞです!」
 浮草堂の名刺は、裏面に和歌と英訳が入っています。出番はあんまりないけれど、お気に入りです。
「ふうん。天の香具山ね!」
 なんで今イラッとするんだ。探してる時ならわかるけど。
 まあ、ここまでの段階では、ずっとわたくしがトロくてイラッとさせてたようなんですが。
 その日の文学フリマ東京は、いつになく人が来てくれたわけです。
 ……すみません、嘘をつきました。2時間遅刻したせいで、人が来るタイミングが集中したのです。
 ここでおじさんは豹変した。
 わたくしのブースの前で、見本誌をチョイスしている方々に。
 自分の登場人物一覧表を、横から渡し始めた!
 当然、渡されたら受け取って、そのまま去って行かれるんですよ。
 今までの親切さはどこへ。いや親切を装おって油断を誘ったのか!
 許さん!
 こっちは10キロのキャリー引きずって、超早歩きしてきてんだぞと。奇跡の島角で2時間遅刻してんだぞと。
 前もこういう人が隣だったことある。注意しなかったから誕席をふいにしたことある。
 が。
 ストレートに言うのは気が引けるから、遠回しに言おう。
「あのー。うちに来られる方とはニーズが合わないと思いますから……。せっかく作っていらしたペーパーがもったいないですよ」
 元気よく即答。
「いや! 僕は全部配りさえすればそれで満足なんで!」
 ここでわたくしを迅速かつ最適解に動かしたものは何か。
 怒りでもない。知恵でもない。ましてや義憤とはほど遠い。
 2時間も遅刻した申し訳なさが! 自覚を超える速度で言葉を発した!
「言い方を変えますね。こちらでは私の作品を見ていらっしゃるので」
 おじさんはキレた。
「そうですね! 迷惑行為ですもんね!」
 これです。この一言で、2ヶ月後(今日)ムカつき始めたわけです。
 迷惑行為だとわかってやっとったんかい!
 と、まあ、その後、おじさんはぶすくれていらっしゃいましたが。


 浮草堂のブースにメロンブックスさんが委託依頼にいらしたところで席を立たれ。
 戻ると荒々しいオーラを発し、手製のミリタリーグッズをブースに広げ。
 30分後帰っていかれました。
 なんですか。ペーパーは全部配り終えてらしたじゃないですか。

 で、今日になってやっと怒っていたわけですが。
「ぶっ殺すと思ったときにはッ、既に行動は終わっているんだッ!」をやっておりすねコレ……。読み返してやっと気づいた。
 プロシュート兄貴の教え、魂だけは理解していたようです。頭でも理解しよう?
 さてお知らせ。1月15日は文学フリマ京都です。新刊は「空六六六」5巻劫火ノ語リ です。思いっきり島中です! よろしくお願いします! See you!
(やっぱ島角は超絶奇跡だったんじゃん。ぷんすこぷんすこ)

著書最新刊「空六六六 5巻 劫火ノ語リ」好評発売中

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