きららアニメをほぼ全作品観た

「かなめも」と「三者三葉」だけ定額配信サイトが一つもなかった。

ひだまりスケッチ

一期:2007冬 二期:2008夏 三期:2010冬 四期:2012秋 製作:シャフト 監督:新房昭之

きららの原点。日常物の基準になっている作品だけあって求めるモノは全て押さえてるけど、今観ると目新しいものもない、って感じだった。でも四期も見てるとさすがに愛着は湧くし、キャラクターの良さは上位だと思う。さらに3期からなずな乃莉が加入して萌えアニメとしてのパワーはかなり上がる。

ドージンワーク

2008年冬 製作:REMIC 監督:八谷健一

1話23分のうち、アニメ部分は前半だけで後半は微妙なお顔立ちの声優が出演する実写パートが始まる。アニメ部分も面白くない。

けいおん!

一期:2009春 二期:2010春・夏 製作:京アニ 監督:山田尚子

日常のちょっとした仕草とか、他愛もない会話とか、細かーい所に神が宿るアニメ。きららで一番有名ではあるけど、キャラも演出も徹底的に現実に寄せてるからある意味最も異質な作品だと思う。すごいなーとは思ったけど僕はきららのアニメ的な絵が大好きなキモオタだからそこまでハマらなかった。ストーリーとかギャグとかは全く面白くないし。ただ曲の良さは別格。

かなめも

2009夏 製作:feel  監督:高柳滋彰

未視聴

GA 芸術科アートデザインクラス

2009夏 製作:AICPLUS 監督:桜井弘明(デ・ジ・キャラット)

まちカドまぞくと同じ桜井弘明監督の作品。とにかく会話のテンポが良くて観ていて小気味いい。キャラクターの表情や動きも豊かでイキイキしてる。00年代の作品では一番好きかも。ちなみに同監督の今期アニメ「ミュークルドリーミー」はさらに凄いテンポでギャグを叩きつけてくれる。

夢喰いメリー

2011冬 製作:J.C.STAFF 監督:山内重保

あんま評判良くないの知ってたし日常アニメでもないから完全に実績解除のためだけに適当に流し見した。なので何も言う資格はないけど、話のつなぎが無茶苦茶なことだけはわかった。佐倉綾音の出世作らしいね。

Aチャンネル

2011春 製作:studio五組 監督:小野学(咲-saki-、魔法科高校の劣等生) 

産まれて初めて見たきららアニメなので思い出補正強め。キャラデザがすごく好み。ユー子かわいい。オープニングアニメーションが凄まじく良いのでそれだけでも一見の価値あり。

キルミーベイベー

2012冬 製作:J.C.STAFF 監督:山川吉樹(ダンまち、ハイスコアガール)

伝説のカルトアニメ。ギャグアニメなんだけど、間の取り方とか効果音とかナレーションとか、すべてがなんか変で全く笑えない。OPEDも聞いてて不安になる。やすなとソーニャの関係性は割と好き。

あっちこっち

2012春 製作:AIC 監督:追崎史敏(アスタロッテのおもちゃ)

体感時間が2倍になるアニメ。ギャグ寄りなのにギャグが片っ端から滑り続ける。「鈍感な男主人公をまわりがニヤニヤしながら見守る」構図がまずキツい。

ゆゆ式

2013春 製作:キネマシトラス 監督:かおり(えんどろ~)

なんでもない女子高生三人が、ただ喋ったり遊んだりするだけのアニメ。それだけなのに、その会話に不思議と引き込まれ、癒される。無理やりその魅力を説明するなら、「実在性」かなと思う。物語のためにキャラが作られて動かされているんじゃなく、本当にこういう人間がいて、それを観測しているようなリアリティというか。ゆずこが視聴者の笑いをとるためじゃなく、本当に目の前にいる唯縁のために喋ってる感じというか・・・。

きんいろモザイク

一期:2013夏 二期:2015春 製作:sudio五組 監督:天衝(グリザイア)

若干の狂気をはらんだギャグセンスと、最高のキャラデザが合わさったアニメ。けなす部分が全く見つからない。僕の部屋に原作全巻とデカいキャンバスアートがあるくらいには好き。劇場版も楽しみ。

桜trick

2014冬 製作:スタジオディーン 監督:石倉賢一

百合ギャグアニメ。毎話挿入されるキスシーンが有名だけど、作画がそんなに良くないからあんまエロくはない。でもギャグがぶっ飛んでて面白い。

ご注文はうさぎですか?

一期:2014春 2期:2015秋 製作:WHITE FOX 監督:橋本裕之(スロウスタート)

「萌え」一点突破型。作画、キャラデザ、キャラの動きといった萌えアニメに必要な要素のレベルが一段高い。舞台となる西欧の街並みも美しい。いつか行ってみたい。

ハナヤマタ

2014夏 製作:マッドハウス 監督:いしづかあつこ

中学でよさこい部を作るアニメ。OPが本当に凄い。曲も映像も神。ただ本編が、部員集めの段階でグダグダやり過ぎてどうしても間延びした感じになっちゃってた気がする。OPの曲をみんなで踊る最終回は良かったんだけど、結局まともによさこいやるシーンがそこしかないっていう。

幸腹グラフィティ

2015冬 製作:シャフト 監督:新房昭之

ご飯作るアニメ。ご飯作画にめちゃくちゃ気合が入ってて腹が減る。登場人物が少ない分、全体的に静かな雰囲気とシャフトの演出がうまくかみ合って独特な良さを醸し出すアニメ。OPEDが良い。

わかばガール

2015夏 製作:Nexus 監督:渡邊政治(リゼロ)

1話5分ちょいのショートアニメ。原作がきんモザの人。短い時間をフルに活用してテンポよくギャグやってくれるので楽しい。

城下町のダンデライオン

2015夏 製作:プロダクションアイムズ 監督:秋田谷典昭

主人公達は9人兄弟で、王族で、監視カメラで私生活を常に監視されていて、選挙で次の王様が決められて、しかも全員がそれぞれ違う特殊能力を持っている、という超設定詰め込みアニメ。雰囲気はきららというよりなろう系に近いものがある。9人兄弟が男も含め全員良いキャラしてるのでまあまあ楽しかった。設定は特に活きてなかったけど…。声優がやたら豪華。

がっこうぐらし!

2015夏 製作:Lercer 監督:安藤正臣

きららウォーキング・デッド。ただきららの絵で実は怖い!みたいな一発芸で終わらずに、ちゃんとパニックホラーとして怖くて面白くて、かつきらら的日常要素が「救い」として機能してるのが本当に凄い。原作を先に読んでたので、1話の衝撃を感じられなかったのが悔しい。リアタイで観たかった…。あと太郎丸は要らないと思う…。

三者三葉

2016春 製作:動画工房 監督:木村泰大

未視聴

あんハピ♪

2016春 製作:SILVER LINK 監督:大沼心

キャラの設定が異様に濃い(異常な不幸体質、看板に恋している等)せいで個々の魅力がちょっと弱い。ただ終盤になるにつれ主人公のキャラが立ってきて、ギャグも面白くなりだすので最終的には結構好きになった。OPの中毒性が高い。

NEW GAME!

一期:2016夏 二期:2017夏 製作:動画工房 監督:藤原佳幸

美少女しかいないゲーム会社の話。こういう現実ベースだけど冷静に考えるとメチャクチャな設定ってきららでしかできないよね。個人的好きポイントは、青葉と八神の関係性。上司と部下みたいな非対称な立場の百合、いいよね・・・キャラ単体だとゆんさんが好き。

ステラのまほう

2016秋 製作:SILVER LINK 監督:川面真也(のんのんびより)

高校で同人ゲームを作る部活モノ。NEW GAMEを100倍に希釈したみたいな虚無。部活の内容が割とオタクっぽいのに主人公が子供っぽ過ぎて噛み合ってなかった気がする。主人公が重度のファザコンで「パパ」を連呼するところだけよかった。

うらら迷路帳

2017冬 製作:J.C.STAFF 監督:鈴木洋平(プラネット・ウィズ)

作画は物凄く良い。全体的に和紙に書いたみたいな色合いで江戸時代風の世界観と良く合ってた。内容は感動系日常アニメのテンプレをなぞるだけのストーリーと緩くて眠くなる会話が続く。あとなんか全体的に媚びてる感があるのがしんどかった。

ブレンドS

2017秋 製作:A-1Pictures 監督:益山亮司

きらら版WORKING(女3、男2、男の娘1)。キャラデや作画は抜群に良い。きらら感は薄いが普通にラブコメとして面白い。夏帆×秋月くんが尊い。しかし、主人公とカップリングされる店長がウザい。

スロウスタート

2018冬 製作:A-1Pictures 監督:橋本裕之

(5/27更新)色々あって中学浪人してしまい、それにコンプレックスと抱えた主人公が、周囲の人々の温かさに助けられ幸せな毎日を過ごすアニメ。主人公が抱える不安や、序盤のコミュニケーションに苦戦している描写がリアルで自己投影しやすい。その分、きらら的な優しい世界に120%浸かれるアニメ。異様に気合の入った百合描写も魅力。後作画がムチャクチャ良いしよく動く。

ゆるキャン△

2018冬 製作:C-Station 監督:京極義昭

作画、演出共に完璧。それに加え、キャラ同士の距離感がリアルで良い。リンちゃんの一人が好きな所とか、千明とイヌコの息が合ってる感じとか、斉藤の若干空気読めない所とか、設定でキャラ付けされてるんじゃなく本当に「キャラが生きてる」と感じさせてくれる。キャンプ描写も神。きららの良さとキャンプアニメの面白さが両立した紛うこと無き神アニメだと思う。

こみっくがーるず

2018春 製作:Nexus 監督:徳本善信

基本路線は日常物なんだけど、夢を追うかおす先生の成長物語でもある。OPEDの歌詞が弱ってるときに見るとすっごい刺さる。これもスロスタと同じくあんま覚えてない・・・

はるかなレシーブ

2018夏 製作:C2C 監督:窪岡俊之

ビーチバレーアニメ。沖縄の青い空と海と美少女のケツがずーっと映り続けるから、観るだけで視力が回復する。ビーチバレーは必ず誰か一人とパートナーになってやるスポーツなので、当然ドデカイ感情をぶつけ合う百合アニメ要素も備えている。スポコンとしてみても王道で熱い。きららの部活モノでは一番面白いと思う。

アニマエール!

2018秋 製作:動画工房 監督:佐藤雅子

チアやる部活もの。まあ動画工房だからかわいいんだけど、キャラもストーリーもどテンプレで固有の良さは少なかったかな。チアやるシーンは良いけど回数自体少なくて時間も短かった。

まちカドまぞく

2019夏 製作:J.C.STAFF 監督:桜井弘明

ギャグのキレ、会話のテンポがきららでは頭一つ抜けてると思う。元々面白い原作に、桜井監督の演出、そして小原好美のシャミ子ボイスが合わさって聞いてるだけで楽しい作品に。あときらら作品では珍しくがっつり設定が練り込まれていて世界観に謎があって、それを少しづつ解明していくストーリーも面白い。そんでもって百合パワーが高い。アニメ後の原作がさらに面白いので本当に二期頼む。

恋する小惑星

2020冬 製作:動画工房 監督:平牧大輔

いの先輩がめちゃくちゃかわいい。主人公達にそれぞれ好きなものがあって、それに向かってまっすぐなのが良かった。ただ一話一人ペースでキャラが登場するので、結果として一人一人の掘り下げが甘かった気がする。

球詠(8\19追記)

2020年のアニメなのにここまで書き連ねてきたアニメよりぶっちぎりで作画が酷い。BGMもヤバい。放映後に原作者がTwitterを消した。原作は面白いから買ってあげよう。

主観ランク付け(5/27更新)

Sランク

ゆるキャン△ まちカドまぞく

Aランク

きんいろモザイク ご注文はうさぎですか? 幸腹グラフィティ がっこうぐらし はるかなレシーブ スロウスタート

Bランク

Aチャンネル GA 芸術科アートデザインクラス NEW GAME!

Cランク

ひだまりスケッチ けいおん! 桜trick ブレンドS あんハピ♪ わかばガール (こみっくがーるず)

Dランク

城下町のダンデライオン ハナヤマタ 恋する小惑星 うらら迷路帖 アニマエール!

Eランク

ステラのまほう キルミーベイベー 球詠

Fランク

あっちこっち (夢喰いメリー) ドージンワーク

全部観てて思ったこと

・日常アニメは流し観すべきでない

僕結構別のゲームしながらとかスマホいじりながらアニメ観ちゃうんだけど、日常アニメはストーリーが無なぶん細かい動きのリアリティとか表情で魅せてるので、むしろ集中しないと面白くないと気付かされた。集中してても面白くない事がしばしばあるのが難しい所だけど…。けいおんやスロスタはいつかもう一度観ないとな…。

・日常アニメは一気観するものではない

一つ目に関連して、一回への集中が低まるので一気観はやめた方がいい。Eランク以下のアニメ一気観はただの拷問

・人生は有限

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