浮雲(UKIGUMO)

休日ごはんもやってます https://filmarks.com/users/neue_tanz

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最近の記事

ハリコンめちゃよかった〜〜という話

いつものごとくタイトルのままである。 そして長い! レポートになってしまった!! いつもだいたい1,000字くらいで書いていて、今回はなんと5,500字で5倍!(笑) noteを書いていると文字数が勝手に出てくれる機能があるのだが、途中でふと見たら5,000字になっていて自分の目を疑った…… まず結論からいうと、今回のハリコンはスーパーウルトラ激ヤバメロイベントであった……ファンの人権しかないイベント…… ほんとうに貴重な体験ができて「最高!!!!」のひとこと(にしてもすご

    • それがいつかなくなってしまうものだとしても

      サムネは職場のすぐ近くで見た猫である。 ちょっと縦長の顔がジョバンニのように見えて、とおりすぎた道を戻って写真を撮った。 日影がちょうどいいようだし、近所で餌をもらっているらしく人慣れしたこのジョバンニ(仮)は、私が近づいて写真を撮っても逃げずにいた。 つくづく『銀河鉄道の夜』に縁があるな、と思いつつ、あの物語の世界をもっと理解したいと別冊太陽を古本で買ったりすでに持っていた文庫をまた買ってしまったりと資料は集めたものの、さてどうしようか、と思っていたら3週間ほど経っていたの

      • ターミネーター2観てきた✌️

        T2観てきたゾ〜〜! これが映画館で観られるなんて最高のひとことにつきる…… 以前も書いたが、私がエドワード・ファーロングにハマるきっかけになった作品である。 それを抜いて作品の魅力を語るのであれば、機械vs人間の世界、二者がどう共存していくのかについて考えさせられるストーリーだ。 人間が作り出し、めざましく進歩を遂げた機械は意志を持って暴走し人間のいない世界にしようとする。 私はいずれ地球がこのターミネーターの世界かマトリックスの世界になるだろうと勝手に危惧していて、この

        • ではみなさんは、この息苦しくぼんやりしたものがほんとうは何かご承知ですか。

          カッコよく宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を真似てタイトルをつけてみた。 好きな小説の書き出しのひとつである。 が、ただの夏バテです。 ここのところ雨つづきで、そこそこの気温と絶望的な湿度のなかを生き抜いたあと、待っていたのはかんかん照りの真夏日だ。 私は日光に弱い。 日光浴が必要なのはわかっているが、日光を浴びると具合が悪くなるのだ。 もはやドラキュラである。 それから私は小さい頃から顔にそばかすがあり、将来これがシミになってしまうのでは……などと気がかりで余計に日光に当たれない

          オリンピックの青いおじさん

          いよいよ始まったパリオリンピック。 私はフランス映画が好きでパリの街並みを見るのも好きなので、今回の開会式は楽しみにしていた。 そこで、今年の開会式にはどんな著名人が出るのか個人的に予想をしようと思ったのだが、ヌーヴェルヴァーグから知識をアップデートできていなかった私にはアラン・ドロン以外に思いつかなかった…… のだが、いた! そう、あの『シンク・オア・スイム 』のキャストだ! マチュー・アマルリックあたりがちらっとどこかに出たりするかな……でもまさかのフィリップ・カトリーヌ

          オリンピックの青いおじさん

          日没を見た/『aftersun』の感想

          『aftersun/アフターサン』を観た。 去年話題になっていて、パンフレットもZINEのようでおしゃれだと盛り上がっていたのを覚えている。 しかし、私はそこまで興味が引かれていなかったのだが、今月になってアマプラに配信がくるというので「この夏絶対観るべき!」みたいなコメントとともにシェアされていた。 ちなみに私はこの手の情報についてツイッターで収集することが9割である。 去年この自身のnoteで夏映画を紹介したが、今年もあらたな夏映画のウォッチリストでも作るかと思っていたと

          日没を見た/『aftersun』の感想

          面影を求めることは幻想か

          今週はビッグニュースがあった。 9月のハリコンになんとあのエドワード・ファーロングが来日予定だという。 行くしかない。 とりあえず飛行機だけ予約して足を確保し、あとは宿をどうするか……というところまできた。 なぜこれほどまでにエディが来ることで騒いでいるのかというと、ご多分に漏れず私も『ターミネーター2』で心を射抜かれたひとりだからである。 もともとターミネーターに美少年がいるとの情報は知っていたのだが、シリーズ自体きちんと観たことはなかったし、2作目のジョン・コナー役で出

          面影を求めることは幻想か

          本当のラストは骨だけ?

          今週はあたらしいブックカバーを買った。 ドイツ語で「MEIN LIEBLINGS BUCH」と書かれていて、その意味は「私のお気に入りの本」だという。 友人がこれを使っていて、やわらかそうだし使いやすそうだと思って教えてもらった。 最近はヘルマン・ヘッセの『車輪の下』を読んでいる。 ハンスが神学校の試験を終え、地元に戻って結果を待つ生活の描写があまりにも写実的で、映画のシーンのようだと感動した。 さんさんと照りつける太陽のもと、シャツが汗でべたつくほどの夏の暑さを想像した私は

          本当のラストは骨だけ?

          今週のこと

          定期的にnoteを更新しようと思っていたのだが、休みには日がな一日海外ドラマやYouTubeでEIKO!GO!!(生きる糧)を見ることが多く、あまり文章を書くということができていなかった。 私はルーティン生活に偏りがちで、単調で同じリズムで日常をすごすことが心地よいのだが、それと同時に“なにか”をしなければ、というある種強迫観念的な焦りを感じることがよくある。 なにもせずにただ歳をくって老いていくのはもったいない、私が私である人生は一度しかないし、でもなにをしようか、なにがで

          ここが私の帰る場所

          1年以上待ってついに『STOP MAKING SENSE 4K レストア版』を観てきた。 しかし、辿りつくまでにわりと、けっこう、マジで大変な思いをした。 それはそうとして、どうして4K版の公開を観に行くことになったのかというと、あれは去年のいまごろだっただろうか、たまたまYouTubeで予告映像を見つけたのだ。 クリーニング店に行ったデイヴィッド・バーンが品物を引き取る。 店員が持ってきたのは、なんとあのドデカスーツではないか! 『STOP MAKING SENSE』のジャ

          ここが私の帰る場所

          予想以上だった『オッペンハイマー』

          『オッペンハイマー』を観てきた。 ちょうど仕事が休みだったので、公開日の朝イチで行くというガチ勢スタイル(スタイルだけ)だったのだが、私はオッペンハイマーが原爆を作ったということしか知らなかった。 彼がどういう経緯で原爆を作ったのかなどまったく知らず、ただ「原爆の父」という簡潔かつそれ以上でもそれ以下でもない事実のみ知っていた。 そもそも私がオッペンハイマーを知ったのは、坂本龍一のライブで彼の映像が出されたのがきっかけだ。 それは数年前に公開された、坂本龍一のドキュメンタリー

          予想以上だった『オッペンハイマー』

          まったくなにもしないか、ずっとなにかをしているか

          頭がなんとかまわるうちに記録しよう。 私は生活するうえで自分のキャパを把握しきれない人間である。 いや、ときどき見直してはいるのだが、なにもしないときはマジでなにもしない、ダラダラと一日が溶けるようにすぎていくときもあれば、いくつかの締切に追われて気づいたら昼、また気づいたら夕方、あっという間に一日がおわっているときもある。 なんとも両極端でバランスのわるい生活リズムだ。 そこそこ休んでそこそこ作業すればいいものを…… だが、なにもしないでダラダラすごす日も必要だし、期限ギ

          まったくなにもしないか、ずっとなにかをしているか

          ビールを片手に

          このまえ、たまたまEIKO!GO!!のdbd配信を見た。 ニコラス・ケイジが実装されていて、サバイバーが全員ニコラス・ケイジになったときに「ヨンコラス・ケイジ」というネタが飛び出てから大喜利になっていて腹を抱えて笑った。 というわけで、夏映画紹介の第3回目は『ウィリーズ・ワンダーランド』になる。 Twitterでバズっていたのを見かけてアマプラで視聴した。 どうやらニコラス・ケイジが無双するらしい。 7月のはじめ、徐々に気温が上がりはじめた頃に友人と『怪物』を観に行った。

          ビールを片手に

          毎日が夏休みだったら

          みなさん夏はいかがお過ごしで? 私は先日、友人と『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』を観てから夏祭りへ行き、夕方からビールを飲んで夕食ともにクラフトジンでジントニックを作り、アラン・ドロンを観ながら寝落ちするという最高な休日を満喫することができた。 いままで夏は暑いしなにもやる気が起きないし、おまけに虫も湧いてくるのでもっともきらいな季節だったのだが、同じ目的を持った誰かと一緒に過ごすと夏もそんなに悪くないな、なんて思えるようになった。 さて、

          毎日が夏休みだったら

          美しさというフィルターをとおして

          本格的な夏もはじまり、全国的にもかなり危険な暑さだと警戒されるなか、今回から数回にわけて夏映画を紹介することにした。 私自身あまり季節ものや年中行事といったものに興味がないものの、好きな映画にはわりと季節が反映されていることに気がついたからだ。 最初に紹介するのは『君の名前で僕を呼んで』である。 あのポスターのなんときれいなことよ。 快晴を見上げる二人の青年、エリオとオリヴァー。 この映画に出会ったのは大学4年生のときだ。 当時劇場公開していたのにバイトか試験だったか、忙

          美しさというフィルターをとおして

          インスタのストーリーは日記

          私は継続が苦手なうえに、やる気が乗らないとなんにも手がつけられないという非常にめんどくさいたちだ。 しかし、マイペースに続けられているのがインスタのストーリーだ。 日々食べたものや観た映画、出かけた記録はストーリーにアップして、あとからアーカイブでなにをしていたのかを見かえす。 カレンダーに切り替えられる機能をけっこう重宝している。 そうしては過去の自分のなんと文章の下手なことか、そんなのを記録に残すんか? など、果たしてネットにアップすべき内容であるか定かではない内容もあ

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