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中国名詩鑑賞辞典

 一昨日、本屋で『中国名詩鑑賞辞典』(山田勝美・著 角川ソフィア文庫)という本を買った。1680円(税抜)!分厚い!

 春の今頃と思われる時季の詩を。宋の王安石の詩である。

変なオヂサンになってしまった

   斉安の壁に題す
 日浄(きよ)くして山染むるが如く
 風暖かにして草薰ぜんとす
 梅は残す数点の雪
 麦は漲(みなぎ)る 一渓の雲

 輝く日は清らかで、山は青く、まるで染めたかのように美しい。
 ほおをなでる風は暖かで、若草の匂いは薫らんばかり。
 梅はまだ幾片かの白い残花を枝にとどめているが、
 麦はもう緑の色をみなぎらせ、まるで谷間いっばいに広がった雲のようである。

 しまった😅白い梅だったのか😂。

 イラストのセリフにあるように、王安石は、宋代の革新的な政治家で、「新法」というのを案出し、大改革を行ったが、急すぎたため、反対にあい、失敗してしまった…と、その前に紹介された詩の解説にある。

           🐻
 

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