清明
今日は二十四節気のひとつ、「清明」。春分から十五日後。歳時記カレンダーによると、「清浄明潔の略で、清らかで生き生きとした春」ということのようだ。
そんな清明を詠った詩は結構あるが、今回はお馴染み?杜牧さんの「清明」である。
清明の時節だというのに、雨がしとしとと、こやみなく降り続け
道行く旅人も春愁のために、魂も消え入るばかりの思い
(その憂いをしいて酒の力でまぎらわせようと思って)牛飼いの少年に酒屋のありかを尋ねると
(だまったまま)はるか彼方の杏の花に囲まれている集落をさし示してくれた。
この詩は、杜牧の作かどうか多少疑問があるようだが、しばらく通背に従う…と『中国名詩鑑賞辞典』の解説にある。
余説には、中国には「杏花村」という銘柄の酒があるそうな。
見出し画像は、いつの間にかいる杜牧のマブダチ(自称)😁。「待ってたよ」とか「遅かったね」とか言ってそう(笑)。
なお、実在の杜牧が方向オンチかどうかは、定かではない😁。
🐻