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竜とそばかすの姫

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映画館で鑑賞するべき映画というのはこういう映画のことを言うのだろうな。

学生時代の言わばイジメに近いものを経験した主人公(スズ)は歌うことに対して恐怖を覚えていた。そんな彼女がSNSを通して歌を表現し、歌う自分を解放していた。
ある出来事をきっかけにSNS上で本当の自分を、、、という内容。理想と現実、抑圧と解放

物語は決してバッドエンドでは無くて、むしろハッピーエンド。
挿入歌やBGMなどの音楽、描かれる映像は流石の一言。セリフの数は敢えて少なく、映像や音楽で伝えることがこの映画の醍醐味なのではないだろうか。
だからなのか、なぜか"言葉で表現できない何か"が観終わった後に、自分の心に引っかかる。そんな体験をした。

今回の作品はSNSで世界観を表現することやクジラを登場させることで既作をオマージュしていた点、バラや心優しい野獣と美女を描くことでの美女と野獣を彷彿させていた点がかなり意味深だった。非難されることなんて、百も承知だよな、んー深い。

『その優しさで、他人に優しくしてあげなさい。』

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