見出し画像

『終わらない修羅場からの脱出(制作者サイド)』に関西から参戦した感想(2日目)

おいたくです。
このnoteは『終わらない修羅場からの脱出』体験レポート後編です。前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。

修羅場とはどういうものだったのかどうぞ後編もお楽しみください。


体験記録(2日目)

0:00 ここからが真の修羅場

マメーを稼ぐための小謎やOPで使う小謎が全然足りないとのことだったのでそちらの手伝いに参加。さらに『闇鍋屋』のメインビジュアルについてデザイン班と相談したり、パンフレットに載せる『闇鍋屋』の人数や説明文の依頼があり、それも書いて提出しました。

狂った時刻である

時間も佳境を迎え徐々に制作者達の口数も減っていく。そんな中、突然Doors3の2番線の謎が届いたときだけはそこにいた全員のテンション爆上がりしてました(いわゆる深夜テンション)。

4:00 限界

深夜4時頃から自身に異変が発生。
小謎を作りたいのに何を考えたらいいか分からない、手が進まない、、体が席から離れない、、、

何もできな、、、、、い、、、、、、


これが限界制作かと頭のどこかで思いつつそのまま知らぬ間に意識を手放していました
この時りーさんに写真撮られてたらしい。(自覚全く無し)

6:00 復活

気がつくと時計は6時過ぎ。おはようございます。少しだけ眠れた(気絶していた)おかげか頭の中がとてもスッキリしたので作業を再開。周りの人はほとんど寝ずに作業をしていました。怖いよこの現場。

朝7時にテストプレイへ向けた最後のミーティングが行われ、いよいよ全員最後の仕上げ。この時社長に土鍋を購入していただきました。

ミーティング終了後、テストプレイの募集を受けガチ謎解き、執事喫茶に参加。どちらのブースもとても面白く、途中久々の謎解きにテンション上がってしまい数問他のテストプレイヤーを置き去りにしました、反省。

テストプレイも終わり、残りの印刷物の切断、会場のセッティングを手伝い、『闇鍋屋』のGMのセリフを共有。そして最初で最後のテストプレイがやってきました。

12:00 テストプレイ

いよいよお客さんを入れたテストプレイ。OP謎解き中まで僕は後ろの黒暗幕の中に隠れていました。

OP謎解きも終わり、いよいよ『闇鍋屋』開店。最初に感じたことは人多っ!

特に最序盤は全員が小謎を解き列に並ぶ必要があったのでブースの目の前まで列があり集客どころではなく、また看板も机にしか設置していなかったので、遠くから視認しづらそうでした。結果、公演に遊びに来たお客様の半分程度にしか遊んでもらえず本番までにかなり工夫する必要があることが判明。

テストプレイ終了後、全員で豆を回収し導線の見直し、各ブースを目立たせるために天井に看板を追加設置し、印刷物の刷り直しなどを手伝っていると表看板が完成。 

表看板、制作時間15分......15分⁉︎

『闇鍋屋』も1回のプレイ人数を増やすために少し待ってもらうお願いをするなど工夫を考えていると、遂に本番の時間になりました。

16:00 本番1回目

いよいよ本番。やはり部屋の大きさに対して人の量は多いものの、導線の確保やOP謎解きが早かったチームにチケットを先に配るなどの改善があったおかげでテストプレイよりかなり集客しやすくなってました。そのおかげでブース前でお客様に待ってもらえるようになり、複数人同時に遊んでもらえるように。最終的に8割以上のお客様に『闇鍋屋』を遊んでもらうことができました。

またテストプレイを経て慣れてきたおかげで2回目の公演にGMをしてもらうなおきさんにやり方を見せることが出来て良かったです。

19:00 本番2回目(?)

なおきさんに『闇鍋屋』を任せて会場を抜け出し、『本当にだからやめろと言ったのに』に参加(もちろん予め了承済みですが、改めてすみませんでした)。16時回の公演に遊びに来てくれていた参加者と偶然同席し、感想を聞きながら公演を楽しみました。行けて良かったと思うくらいにはとても面白かったです。後悔はありません。

2月4日の歩行記録、一片の悔いなし

21:00 片づけそして解散

会場へ戻り、最後の片付けの後ファーニャーの方々や沙竹さんのお話がありました。阿部さんの声が掠れていたり、沙竹さんが話し始める前に少しよろめいたりと、主催の方々全員が限界突破して場を回してくれていたんだなと強く感じました。本当にお疲れ様でした。🙇‍♂️

そして集合写真を撮ることになり、その際に各ブースの看板を持つことに。ところが悲しいことに『闇鍋屋』の看板が見つからず仕方なく土鍋だけを持って写真に写りました。 

左側で土鍋を持っているのがおいたく

最後に使用物品をかけた大ジャンケン大会があり、『闇鍋屋』で使った土鍋はmitchy7532(ミッチー)さんの手に渡りました。(今度ミルフィーユ鍋を作るそうです)

22:00 帰宅

こうして34時間にも及ぶ修羅場を終えた僕は新宿駅から東京駅へ向かい夜行バスに乗車。充電残り5%のスマホと同じように充電が切れかけていた僕はバスが出発して間も無く就寝(気絶)。そのまま関西に帰宅しました。

翌日、テレビを見ていると東京が大雪で交通網が麻痺しているとの事。1日ずれていたら関西に帰れなかったかもしれません。これぞまさに

リピーターエディション
『本当に終わらない修羅場からの脱出』


感想

これで僕の体験談は以上です。改めて結論を言うと、『終わらない修羅場からの脱出』は関西からでも参加する価値はすごくありました。来て良かったと心の底から言うことが出来ます。

まず、34時間の中にたくさんの学びがありました。
特に学べたこととして
・全体ミーティングの進め方
・グループに別れての役割分担
・公演制作において疎かになりがちな事
・自分の得意な役割と限界値の把握

があります。

特に3つ目。公演を作る際、謎制作や演出ばかりに重きを置いていると制作者の都合をお客様に押し付けてしまい、導線や待ち時間などのお客様が楽しむための配慮が欠けてしまいがちになることがとてもよく分かり自身の公演でも活かしていこうと思います。

もちろん、勉強になった事以外にも参加して良かったことがあり、
・関東の多くの謎制作者と仲良くなれた
・今までにない未知の体験ができた
・何より面白い公演を自分達の手で作った

と様々です。

これは別にたくさん公演を制作してきた人だけの話でありません。あの場には初めて謎解き公演を作った人も数多くいました。その方達にとっても素晴らしい成功体験になったんではないでしょうか?そうであったら嬉しいですね。

「これだけのために東京遠征するのはちょっとな」と考える遠方の方達も、今回の僕のように出入り自由ということを利用し他の公演も遊びに行きつつ参加するという形を取ればもう少し気軽に参加しやすくなるかなと思います。

もちろん24時間働き通すというのも1つの楽しみ方です。こういった企画は楽しむことが何より大事なので、次回は参加してみたいなと思ったら自分に合った方法を探してみて下さい。

謝辞

最後に感謝を述べてこのnoteを締めとします。

企画を考案し当日の総指揮を行った沙竹唯さん
会場を用意し運営を行ったファーニャーのろこたすさん、はるひろさん、阿部秀斗さん
『闇鍋屋』を一緒に作ったきらくさん、なおきさん、くぼさん
制作者サイドにて参加した34時間共に闘った皆様
テストプレイ、公演に来て頂いた皆様
制作風景の配信を見てくれた皆様
その他『終わらない修羅場からの脱出』に関わった皆様

本当にありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?