【3月号】Calling from the city

ライター:薮内ハヤト

初めまして!薮内ハヤトと申します。普段はコーヒーを淹れたり、旭丘で高校生をしたりしています(小岩くんに対談記事を作っていただきました。詳しくはそちらを読んでいただけると幸いです!)。この特集では毎号ポップカルチャーを3つほど紹介していこうと思います。今回は第1回なのでGood Vibesをテーマに厳選してみました。それでは行ってみましょう!

①Modern Times/PUNPEE

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「君の閉塞的な脳みそに 少しだけ微量の閃光が差せば全て変わるから」(Renaissance)

 Good VibesといえばPUNPEE!なんて言い切りたいほどこのアルバムのバイブスは高いです。水曜日のダウンタウンの選曲やテーマソング制作、RED BULLやファンタのCM、宇多田ヒカルや星野源との楽曲制作…とハイセンスなキャリアを残すラッパーのPUNPEE。ジャンルはいわゆるヒップホップなんだけど、それだけに収まらない。ポップス、能、そしてフィルムミュージック。2057年から40年前を語り出すファーストトラックに始まり、振り返る過去の美しさと現実のギャップを自嘲する「lovely man」、物語の幕開けを飾る壮大なオープニングテーマ「Happy meal」…と映画のようにアルバムが進行していきます。強靭なポップネスを持ちながらも怒りや問題意識もしっかりたっぷりと。

「時代はあれもこれもみんな 先に決めつけてさ
想像するだけで このままじゃ豚箱行きさ」(Happy meal)

 冴えないサブカル男子のちょっとの勇気と反抗の寓話。情報量もメッセージも多いのに聞き通しは心地よいプレゼンテーション能力の高さ。そしてアメコミから絵本まで、古今東西色んなカルチャーのオマージュ。ハッとするようなパンチラインの数々。必聴だと思います。

「だめとかないじゃん、普通。」(Stray Ballets)

「これなきゃ何やってたんだろうな どこかで間違ってたんだろうな
いや どこかで間違って こうなって今君と話してる あ そうか」(*P.U.N.P. (Communication)*)

②Zenly

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 皆さん使っていますか?巷で噂の位置情報共有スマホアプリ「Zenly」。2015年にフランスで誕生し、後にSnapchatに買収され今では全世界でダウンロードされているこのアプリ。位置情報公開って怖くない?なんて使う前は思っていたのですが「マップ機能」「チャット・通話機能」「行ったことのある場所の記録」「ポップなスタンプ機能」「絶妙にウザいコメント」など細かいところに手が届く、かつ癖になる機能がたくさん。それにまぁ、考えてみれば位置情報共有もあまり怖くないなぁと。Instagramのストーリーで現在地は大体教えあっていたり、かけっぱなしの電話で近況をずっと伝え続けていたり、それらの延長戦に「Zenly」があると思えば納得というか。もちろん親しい友達とだけやるべきアプリだし、やらなくたって何も問題はないと思います。ですが僕は思いの外面白かったです。パステルポップな世界観や、ノリノリで絶妙にウザいコメントやスタンプもポイント。

 少し余談ですが「Threads from Instagram」というアプリがあります。「親しい友達」に登録した友達とコミュニケートするための公式アプリ。「みなさんの会話の大部分が、ひと握りの人たちと交わされているとしましょう。それなのにどうして、ひと握りの人たちとの会話をメインに設計されたメッセージ体験がないのでしょうか?」という開発側の斬新な視点のもとできたこのアプリは自動ステータスで「暇🙃」、「学校🏫」、「近くにいる👣」のように今の状況を友人にアピールできます。そこからDMを始めたり、遊びに誘ったり、「拡張現実」としてのアプリの楽しみ方ができます。世界中のたくさんの人と仲良くなれるようになった昨今、今度は身の回りの楽しい人間関係を充実させる側に色んなものがシフトしているのは興味深くて面白いですね。これからも新しいアプリや機能が出たら追いたいなぁ。

③丸亀製麺

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 冗談みたいなことを書きますが、理想的なサードプレイスのかたちの1つに丸亀製麺があると思います。だってあんなに学生が向き合ってご飯を食べてぼんやりとした夢や不安が語られる場所、他にあまり見なくないですか?あの安さと安心感、どこにでもある気軽さ、カスタマイズの多様性。昭和の頃のカフェが位置付けられていたものを丸亀製麺はいくつか奪っていったんじゃないかと本当に考えています。丸亀がなければ叶わなかった夢が、組まれなかったバンドが、生まれなかった友情がたくさんある。半ば確証的にそう思います。若者の街の代名詞、下北沢商店街でも目立つ場所に大きな丸亀製麺があることが、そのことを雄弁に語っているみたいですよね。毎月1日は丸亀製麺で高校か中学の友達に少なくとも1人は出会っている気がします。丸亀製麺、ポップカルチャーを語る時欠かすことのできない要素です。


…という具合に、こんな感じでこれから毎号色んなカルチャーを横断して紹介できたらと思っています。音楽ばかり摂取してしまうので、偏らないように気をつけないとな…よろしくお願いします!

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学生団体UKARIは、挑戦者のベースキャンプをコンセプトに、大規模イベントSteppin’Up の開催、高校生の為のコミュニティスペースU-LABOやオンラインサロン UKARI SALONの運営をしています。

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