お姫様というもの
小さいころの(大人になってからも?)夢が、プリンセス、という人は多いと思う。
わたしもお姫様になるのが夢だった。
でもねー、私はおすすめしませんよ。
理由を述べよう。
お姫様になったことがあるんだもの。
お姫様になれる機会は、小学校に上がったくらいに来た。
親戚の従兄弟連中が集まった時、女の子が私だけたったことがあった。
その時、従兄弟連中で遊ぶ際に、私がお姫様で、悪いやつにつかまえられていて、従兄弟連中が助けに来る、という設定で遊ぶことになったのだ。
従兄弟連中は悪役とヒーローに分かれて、戦うことになった。
私といえば、少し離れたところで、時々助けて〜と言うこともあるが、お山座りでじっと待っているだけだった。
従兄弟連中は、戦い遊びが楽しいようで、ちっとも助けに来てくれなかった。
早く来て!と、急かす思いで、早く助けて〜と叫ぶが、待ってて〜言われるだけで、お山座りで楽しそうに遊ぶ従兄弟連中をじっと眺めるだけだった。
お姫様は、暇!
暇でしかなかったよ!
助けに来てくれるのを待つだけなんて、めちゃくちゃ暇でした。
それ以降、私の夢はお姫様ではなくなった。
王子様になる方が楽しそう、って思って、宝塚で王子様がしたかった。
背が伸びなかったことと、実家が貧しかったので、その夢を追うことは出来なかったけど。
ディズニー映画のラプンツェルが、塔から出た後の異様なはしゃぎぶりが理解できる。
彼女は相当、塔の中で暇だったのだろう。
彼女のはしゃぎぶりを見て、助けをただ待つだけの身の辛さが偲ばれて、いたたまれなくなってしまい、ディズニーの映画を最後まで見れなかった。
その点、アラジンはお姫様がアクティブでいいですね。
でもラプンツェル、女の子に人気ですね。
まあ、最後は自由になって、幸せになったからかな。
一度最後まで見てみようかな。
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