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「日航123便墜落」公式発表は矛盾だらけ。事実隠蔽に報道機関が加担。まさに”木原、ジャニーズ”の事実隠しと同じ構図。

『続  「日航123便 墜落の新事実」を読んで』 

1985年8月12日 18:56:28 日航ジャンボ機123便 群馬県御巣鷹の尾根に墜落
乗客乗員524名のうち520名が死亡。あまりの大惨事・・・・・・

前編で、この大惨事の裏に隠された、どう考えても怪しい動きについて
今、世間を騒がせている「木原事件」との共通点を指摘した。
常識で考えれば、決してあり得ない暴挙が、それらに大きな影を落としている。そう、それはつまり、超巨悪による事実の隠蔽だ。

この本を読めば、この大惨事の原因は「後部圧力隔壁修理ミス」という公式発表が、大嘘だとよくよく理解できる。
むしろ、これだけ多数の、目撃者や関係者の証言・体験が明確に存在する「事件」を「事故」だと思う方がどうかしている
そして、当時の日航機事故対策本部長を務めた、群馬県警察本部長の
河村一男という人物の怪しさといったら・・・
この人物は、徹底的に頑なに、墜落は”事故”であり、原因は
「後部圧力隔壁修理ミス」によるものだと断言主張し続けた。
以前から、関係者・遺族の間で、この”事件”には、自衛隊・米軍・官邸の、矛盾だらけの怪しすぎる言動が目立つことが、大きな問題となってきた。
当然、”事件”から38年が経過した現在でも、納得していない方々が多数いるのだ。
読了後、当然、私も彼等の怪しすぎる言動と、事故調査委員会による
「墜落原因の無理矢理なこじつけ」には全く納得できない。
そしてさら察上層部の人間の非常に怪しい言動に気がついた。
そう、今まさに取り沙汰されている「木原事件」で暴露されつつある、
警察上層部と官邸の強度の癒着による事実隠蔽と、さらにそれらを無視
し続ける報道機関の腐敗ぶりと、そっくりなのだ。
そしてまた、もう一方で大問題となっている「ジャニーズ問題」でも明白になったように、報道機関は完全に事実を隠蔽する徹底的に腐敗した組織だということも共通している。

著者の、元日航客室乗務員・ノンフィクション作家の 青山透子氏は
現場を知る人々のインタビューや膨大な資料を読み込み、目撃情報や現場の証言をもとに考察を深めていった。そして、公式発表に大きな違和感を抱くことになる。青山氏は、粛々と客観的事実を踏まえていった結果、
大きな違和感を持ったのだ。主観や憶測を最大限排除し、事実を追求する 姿勢に、青山氏の誠実さと事件を決して風化させてはならないという強い
使命感を感じる。
その思いと数々の事実が凝縮されている「日航123便 墜落の新事実」を
一読されることを是非お勧めしたい。
そして、ここには、その内容のごく一部だが、どう考えても関係機関が
事実隠蔽しているということが明白だといえる状況を、紹介しておきたいと思う。

      
 まずは、墜落前後についての自衛隊公式発表と補足説明を確認されたい。

8/12 18:12   相模湾内で護衛艦まつゆき、                                                                              石川島播磨重工短距離誘導弾の公試中
         18:25   空自峯岡山分屯基地(現 南房総市)第44警戒群            
       123便をレーダーで確認(18:24に123便機長が緊急事態発信)                                 
         18:40   習志野駐屯地の第一空挺団、災害派遣待機命令受け
        出動用意
    18:57   峯岡山基地 吉田勝一尉、中部航空方面隊司令部
        大中康一佐を通じ、松永貞昭司令官に「日航123便
      北緯36度02分東経138度41分地点=実際の墜落現場付近
      でレーダー消滅」を伝達(18:56に123便墜落
    18:59   松永司令官の了解を得て、大中一佐がスクランブル発進命令
    19:05   空自百里基地 F-4EJファントム戦闘機2機発進        
      この時間以前に自衛隊はファントム・ヘリ等発進させていない
      と発表
    19:21    空自百里ファントム2機、現場の炎確認
     19:30   陸上幕僚長より東部方面総監に、災害派遣準備指示。
      習志野空挺団出動解除
     
19:54   空自百里救難機V107(ヘリ)、位置確認に発進
   20:33   東京空港事務所長から中空司令官に災害派遣要請
   20:40   空自入間基地から先遣隊30名派遣
   20:43   空自百里V107現場上空到着
      墜落現場の詳細な情報入手し現場特定

            以下 省略

このように19:05以前(墜落以前)に自衛隊はファントム機やヘリを発進
させていないと発表しているが、実際にファントム機が123便を追跡するのを多数の人が目撃しているのである。その証言を、事故調査委員会はいっさい無視。これは事実隠蔽以外の何ものでもないではないか。

● 墜落前の事実と目撃情報

・自宅(当時)から、藤枝市にある職場まで通勤していた小林美保子さんは
 退勤する際、ジャンボ機が駿河湾方向から北方向に向かってゆっくり
 右旋回し極端に低空飛行しているのを目撃。(その他の詳細な証言に
 重要事項あり。ここでは省く。)その5分くらい後、浜松方向から
 ファントム2機が突然視界に現れる。18:35頃のこと。

・自衛隊員第12偵察隊の一等陸曹のM・K氏が、非番だった当日に実家(群馬県吾妻村)の上空を、18:40頃、空自ファントム2機が低空飛行して
 いるのを目撃。

・墜落現場地元の小学5年生のH・Hくん。夕方6:45頃、南の方から
 ジェット機2機と大きな飛行機1機が飛んできて、神社のある山の上を
 何回もまわっていた。

墜落現場地元の中学生のY・Kくん。父ちゃんが「おい、飛行機が飛んでる
 ぞ。来てみろ。」というので外に出たら、大きい飛行機と小型のジェット
 機が2機飛んでいた。5分以上たってもぐるぐる回ってばかりいた。
 そのすぐ後、テレビに「日航ジャンボ123便がレーダーから消えました」
 というニュース速報が書いてあった。


これほど明確な証言があるにもかかわらず、事故調査委員会も報道機関も
いっさい無視。それは何故か?
あえて、再度言えば、絶対に表に出せない(人々に知られてはならない)
事実を隠す為だとしか考えようがないではないか。その為に重要な証言をいっさい無視しているのだ。



以上の内容は、123便墜落が事故とは考えられないことに繋がる重要な
事実のひとつだ。
そして青山氏の著書には、この何倍ものたくさんの真実が記されている

ようやく、ここ最近、木原事件やジャニーズ事件がおきていることで
警察や官邸、報道機関のあり得ないほどの隠蔽体質や癒着問題が浮き彫りになってきた。
テレビや新聞は嘘をつかないと一方的に信じ込み、テレビや新聞の情報を
鵜呑みにすることが、どれだけ事実隠蔽や事実歪曲を信じ込まされることに
直結する愚かなことか。今、まさに痛感する。
そして「日航ジャンボ123便墜落」という事件の真相についても、
木原事件やジャニーズ事件と同じように、幾多の真実が隠蔽・歪曲されて
きたのかを、改めて痛感する。
未だに、事件解明を訴える遺族の方々が多くいる。
その重大な事実を決して忘れてはならないし、一日も早い「真実究明」が
成就することを祈るばかりである。



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