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昔と少し前の話。

昔、彼に出会った頃私は耳たぶにピアスの穴を開けた。元から開けたいとは思っていたが何となく勇気がでなかった。彼のピアス姿がとても魅力的で、あんなに躊躇していたのにすんなりと穴をあけた。
鼻や唇にピアスをしている彼に憧れ、自分も少し変わったところにと思い開けたかったトラガスにも穴を開けた。
今思えばそんな彼に憧れる私は可愛かったと思う。
彼が大好きだった。しばらくして彼に告白したけどフラれた。その日は駅まで彼が見送ってくれたが改札を通った後涙が止まらなかった。1人泣きながら電車に揺られて帰った。悲しくて悔しかった。
それから違う人とも付き合ったが彼が忘れられなかった。


それから5年後再び再会し、2人で会うようになった。その頃彼は一人暮らしをしていた。
私もずっと一人暮らしをしたいと思っていたのだがなかなか勇気がでない状態だった。彼と会っているうちに自立していない自分が恥ずかしくなり、あんなにズルズルと先延ばしにしていた一人暮らしをとうとう始めた。思い立って1週間後には内見に行き、1ヶ月後には一人暮らしをスタートしていた。
その後少ししてから彼と付き合った。
あの泣いて帰った日の自分に教えてあげたかった。

出会った時から彼には数え切れないくらい不思議な縁を感じ、他にも私にいろんな影響を及ぼしていた。良くも悪くも。


だけどある日を堺に突然目の前から姿を消した。
別れもきちんとできていないまま。

好きだけでは一緒にいることができない。そういう恋愛があることを痛感した出来事だった。
常に思い出してしまうなんてことはなくなったが、ふとした拍子に「〜だったら、」「〜してれば、」と考えてしまう。


憎むべき状況なのに、憎みきれず。会いたいけど会いたくない。でも、どこかで元気でいてほしいと願う。


きっとこれから先も色んな意味で一生忘れられない人だと思う。


皆さんは「忘れられない人」いますか?




しばらく耳たぶの穴が塞がってしまっていたので夏に向けまた穴を開けたいと思っていました。そんな時にふと昔のことを思い出したので書いてみました。
書くことで少し気持ちがスッキリした気がします^^

明日も仕事なのでそろそろ寝よう。おやすみなさい🌙💤

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