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2024.6.27 新たな専門チームで復興加速

能登半島地震の発生から半年が経過し、政府は復旧・復興を支援するために省庁横断の新たな専門チームを発足させました。このチームは100人以上の職員が石川県に常駐し、被災家屋の解体・撤去などの遅れを解消し、迅速な再建を目指します。

私たちNPO法人ユナイテッドかながわ(UK)も現地で活動を続けており、多くの課題と向き合いながら地元の方々と共に復興への道を歩んでいます。被災家屋の問題や上下水道の復旧、産業の再建といった現実的な課題はもちろん重要ですが、単に元通りにするだけではなく、将来的な地域の在り方も考える必要があります。

日本全体で人口が減少している中で、地方の存在意義を再評価し、豊かな自然や農畜産物、水産資源、人々の温かさ、文化といった地域の強みを活かす対策を講じることが求められています。能登半島はそのモデルケースとなるべき地域です。私たちが現地で感じる自然の豊かさや人々の温かさは、地方の可能性を示しています。これらの要素を基に、持続可能な地域づくりを進めることが、真の復興への道筋だと考えています。

UKのメンバーは毎日、現地で活動しながら地域の魅力を再発見しています。地元の方々との交流を通じて、自然環境を保全しながら観光資源として活用する取り組みなどを見出しています。こうした現地での発見や気づきを政府の専門チームに伝え、復興策に役立ててもらいたいと考えています。

政府の新たな専門チームの発足は、私たちの活動にとっても大きな支援となります。共に協力し合い、被災地の早期復興と持続可能な地域づくりを目指して努力していきます。

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