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格ゲーで紐解く、学習の5段階の乗り越え方

この記事はスタディストアドベントカレンダー14日目の記事です。前日はかつひささんのEVP(Employee Value Proposition)を考え、採用ページを更新した話についてでしたね。チームビルディングにおいて主観・客観両面から自分たちを定義するのはすごく大切で、会社内外にどんな価値を発揮できるのか?を改めて考えるきっかけになる記事でした。(インサイドセールスチームバリューもそろそろ更新・追加していかねば)
さて、突然の自己紹介にはなりますが、私はスタディストでインサイドセールスのMGRを兼務してます。この半年ほど兼務でマネジメントをしていて、「あの時言ってたのはこういうことなんだよ!」を一度まとめてみたくて書いてみました。

格ゲーで紐解く、学習の5段階の乗り越え方

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(NLPホームページより、https://www.nlp.co.jp/000015.php)「ん〜なんとなくわかるけど、いまいちわからん」という人に向けて、私の経験でたとえつつ、各段階の乗り越え方のTIPSをお届けしていきます。

アドバイスをもらう(無意識的無能を意識的無能にする)

のっけから大雑把なの来ましたね!安心してください!ちゃんと意味があります。無意識的無能とは、真っさらな知らない状態。これを分かっているけどできない状態(=意識的無能)に持っていく段階の話です。

このタイミングでは、人に助言を求めるのが一番ですが、その求め方を工夫しています。「アドバイスを下さい」は私も時折言われるんですが、実は一番悩むもの。レベル感や今の不満は何で、どうなりたいかを配慮せずにもし、全方位的に足りないことを、ただ思うままぶつけても良くない。アドバイスは本人が”今の課題はこれ”。と明確にセットできること(ちゃんと意識的無能にすること)が重要です。でないと、その先4つの学習段階を超える原動力が足らず「まいっか。」とドロップしてしまいます。
「どうしたらいいと思います?」とオープンクエスチョンで聞いていませんか?単に、見えてなかった視点を知りたいだけなら良いのですが、学習のため”意識的無能”につなげるには、アドバイスを貰う際、”現状”(に対する自分の認識)と、どうなりたいか?の”理想”を共有しながら、アクション(課題の克服)につながるように聞くのがオススメです。
私は同じキャラ使いの格上Youtuberの配信にお邪魔して、コメントで聞いてました。そのとき「自分もララ使ってて今ダイヤなんですが、〇〇の〜〜に困っています。どう対処していますか?」など、現状のランクと理想(この場合は〇〇の〜〜という技だけで負ける状況を変えたい)を伝えました。アドバイスする側は指摘するポイントが、現状と理想の間のギャップに絞れてアドバイスしやすく、受けた側も”今の課題はこれ”とセットしやすくなります。(↓持ちキャラのララ、こちらよりお借りしてなんとなく掲載https://game.capcom.com/cfn/sfv/character/laura/movelist)

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分解して集中して反復(意識的無能を意識的有能にする)

次は「わかっちゃいるけどでけへんねん!」状態を「できる!」にする段階ですね。習得するものによってはここがまさに茨の道。格ゲーでは、必殺技の出し方は分かれど、やってもその通り出ないなんて、日常茶飯事です。
そんなときは”できない”を分解してそれぞれを練習するのがポイントです。これは格ゲー界では古くから言われていることで、梅原大吾さんもTVインタビューで仰っている内容です。
例えば、コアコパ昇竜。まずコアコパ(↓弱Kから弱P)→次に昇竜拳(→↓↘︎P)→そしてコパ昇竜拳(弱Pから→↓↘︎P)→最後に全て一連の動きとしてコアコパ昇竜。こんな感じで構成要素に分解してそれぞれを反復します。「できないこと」を大玉として「できないこと」として捉えて闇雲に続けても辛いし続かない。分解して、比較的簡単な要素からやりはじめて、最後に繋げるのがオススメです。

半分の意識でできるようにする(意識的有能を無意識的有能にする)

前項で段々とできるようになってくると「おれできる!さいっきょ!」ってなります。でも現実はそんなに甘くなく、いざ実戦投入すると全く通用しない。それはなぜか?答えはシンプルで、反復練習をしている時のように意識100%で全力を投じて一つのことに取りかかれることなんて、実戦ではありえないからです。そこで、半分の意識〜意識せずできる状態にまで持っていくのが次の無意識的有能です。

この段階では、あえて自分を邪魔しながら練習するのがポイントになります。例えば今、私の家だとテレビの横にモニターを置いて、そっちで動画をみながらコンボの反復練習しています。それも、初めは10%の意識で十分な何度も見た動画(下の画像はアマプラのドキュメンタルを見ながら)に邪魔させながら。そのうち60%くらいは意識を割かなきゃいけない初めて見る動画と段階をつけてやっています。こうすることで、邪魔された状態での練習ができます。これ繰り返すうち、とっさに技が出るようになり、無意識的有能になっていきます。

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コントローラブルな有能にする(無意識的有能に意識的有能)

最後の項目。実は格ゲーをやっていると、一番怖いのが無意識的有能。ここまでおそらく階段のように登るイメージを持ったと思いますが、センスがあったり自分の得意領域だと、一足飛びに無意識的有能に来てしまうことがあります。しかし実際には、それは時限爆弾のようなもので、あるときイップス/スランプという形で爆発します。なんか調子が悪いなぁ、なんでうまくいかなくなっちゃったの?と。
そんなときは、もう一度、初めの無意識的無能から登り直すのが大事です。人にアドバイスをもらったり、試合のビデオを見直したり。自分で自分にアドバイスできるよう、日記や日々の気づきを日頃から貯めて言語化しておくのも大事です。そうやって一つ一つ登った階段こそが、再現性を生み、揺るがない自信になっていきます。

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さいごに

私は格闘ゲームクラスタがすごく好き。格ゲー勢はあったかいんですよ。ランク昇格すると昇格ツイートにTwitterで褒め合う文化がある。自分の弱いところをずーっと向き合うのがくどんなに辛くても、あの瞬間のためになら頑張れるんですよね。
何かを学ぶのに一番大事なのは、各段階における工夫・TIPSもそうですが、自分と同じように何かに向かって努力してる人がいることと、成長できた時におもいっきり褒めてくれる人がいることなのかなと思います。

さいごのさいごに宣伝

そんなスタディストでは一緒に働く仲間を。。ではなく、そんな最高にクールでかっこよく、ホットで熱狂でき、感動的ムーブメントが起こる格闘ゲーム(ストリートファイター5)の今年の総決算といえる大会があります!(12/14~12/16)

注目選手は、ウメハラ、ときど、ボンちゃんはもちろんのこと、なんといってもiDom選手です。私の持ちキャラのララは、残念ながら上位ランクのキャラではないですが、そのララを使ってトーナメントシーンを湧かせているので応援せずにはいられません。ちょっとでも興味を持っていただいた方は是非、各配信でご覧になってください!

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