ONE PIECEの映画を見てきた話

こんにちは。ukです。

映画『ONE PIECE FILM RED』を見てきました。たまたま家から行ける範囲にIMAXでの上映を行っている映画館があったので、せっかくならということでIMAXでのONE PIECEを見てきました。それで、せっかくnoteのアカウントを持っているので、じゃあ自分も感想投稿してみるか！ｗと軽率にnoteを書き始めたわけです。あまりに動機が軽薄すぎてもうボツにしたいと思っているのはここだけの話s

そんなわけで、のんびり感想を綴っていこうと思います。暇だったら読んでみてくれると嬉しいです。

※注意

このnoteは『ONE PIECE FILM RED』のネタバレをちょびっと含む気がします。一応ガッツリネタバレにはならないようにぼかしつつ書いていきますが、それでも登場キャラなどのネタバレは一部含みますので、これから映画を見に行こうと思っている方、映画がちょっと気になっているという方は、閲覧を避けることを勧めます。

（原作最新話のネタバレはないのでご安心ください）
（あと映画の大まかなストーリー展開に触れることもありません）

言ったからな？言ったからな？

いいのね？書いちゃうよ？

はい。じゃあ、書き始めることにします。
にしても映画見てきたからってその日のうちにnote書き始めるとかやってることが軽薄な気しかしなくてもうやめたi

まず、個人的な感想ですが、私は正直、迫力をもって明確な起承転結のあるストーリーを伝えられると大体「おもしろ～」となってしまう安上がりな人間なので、普通に楽しむことができました。

それと、私はONE PIECEをジャンプ本誌（現状最も早く正式に公開された最新話を読むことができます）で追っているくらいには好きなので、原作でちょっと前に出てきたキャラクターなどが登場してきてその都度テンションが上がってました。誰にも聞かれてないですけど私の海軍の推しはモモンガ中将です。

原作ファンでそれなりにONE PIECEを最新のところまで読み込んでいる方であれば、非常に楽しむことが出来る作品だと思います。あと、機会がある方は、見るのならぜひIMAXでの上映をご覧になることをオススメします。全体を通して迫力がすごいのは言うまでもないですが、今作のキーキャラ、ウタによる劇中歌（Adoさんが歌うということで話題になったやつですね）を超高音質で聴くことができます。

あと個人的には本編でまだ回収されていない伏線や謎が今作品で回収されることをワクワクしてたんですが、それはほぼなかったですね（明確に回収されたのは1つくらい）。まぁONE PIECEの映画は「本編とは矛盾しないパラレルストーリー」的なやつなので、それは過度な期待をした私が悪いということで。

んで、こんな事が書きたくてnoteを書き始めたわけじゃないんですよ。私が気になるのは、「映画としてのクオリティ」です。もちろん私は映画評論家ではないですしそもそも普段ほとんど映画を見ないので、素人の戯れ言でしかあり得ないんですが。

映画を見た人なら全員思うことでしょうが、劇中歌が使われる場面が多すぎるんですよね。ウタというキャラクターの仕様上これは不可避のようにも思えるんですが、ストーリーの進行を横に置いて曲の披露、そしてその演出に使われる回数・時間がかなり多い（長い）ような印象を受けました。今回の劇中歌は4～5曲あり、それらは全て異なる有名アーティストによって書き下ろされた曲ということで、やはり制作側もその一部をひいきにする、あるいは一部の曲を完全にサブであるかのような使い方をすることはできなかったのでしょうか。ストーリーが面白くない、というわけでは全くない（むしろあれだけの内容を2時間強の長さに収めたのは本当にすごいように思えるし内容は濃かった）のですが、劇中歌のときに都度ストーリーが停滞してしまったのが勿体なかったように感じます。

これは完全に個人の感想・推測なんですが、今回の映画には「宣伝」という要素が強く出たのかな、と後で冷静になって思いました。アーティストが作品を応援・後押しするために曲を書き下ろしたのはいいものの、その数が2時間強という尺にしては多かったためにこのような事態を招いたのでしょうか。とても悪い言い方ではありますが、そこに割く時間が長くなってしまった結果、まるで書いたアーティストを宣伝するような見え方になってしまったようにも思います（もちろんアーティストの方々を批判する意図は全くありません）。

先述した劇中歌に関わったアーティストもそうですが、この映画はこれから最終章に突入していくであろう『ONE PIECE』原作の宣伝でもあるのだと思います。本編のキーキャラでありながら本編ではまだほとんどその素性に触れられていない”赤髪のシャンクス”が今作では深く関わっていて、これから始まる本編の最終章により期待を持たせる作品であったことは間違いありません（映画としてはあーだこーだ言いながら、やっぱりこういう演出には弱いんです）。

最初にも述べましたが、私個人としては映画を大いに楽しむことができました。しかし一方で、映画が商品である以上しょうがない部分もあるのですが、今回は宣伝の要素が特に強く出た作品であり、『ONE PIECE』という原作を読んだ経験がない人が楽しみきれるか、というと正直首をかしげてしまう作品だ、というのが正直な感想です。

個人的に劇中歌の使い方だと3作前の『ONE PIECE FILM Z』が大好きですね。まだご覧になっていない方がいらっしゃればぜひご覧ください。

何はともあれ、絵やストーリーは相変わらず本当に素晴らしかったです。原作のこれからの展開も非常に楽しみですね。