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『ブックスマート』感想


・モリーが自分の事を卑下したときに本気で起こって私の親友の悪口言うな!ってエイミーが言ったのすごく良かった。
・ドレスアップして相手をめっちゃ褒め合うのもクールだった!
・過激派なモリーと控えめなエイミーとお互いがお互いを補い合って、バランスがとれていた。バカみたいに内輪ネタで盛り上がったり、アホみたいなことしてるのも面白かった!

・フェミニズム要素盛りだくさんなのに、コメディとしてエンタメ的にもおもしろいし、誰も傷つけない笑いがよかったな〜
ストレート白人男性が権力を持ってない、そういう描写がないのもすごく今の世相に合っている。
・セクシャリティやジェンダーの認識で間違ってることは間違ってるって映画で表現してたり、若い学生や女性に向けて作られた映画なんだってことが伝わってきた。
・人形になるシーンよかったな!自分達が人形になるということを通して、社会が女性に求めている理想的な女性像のおかしさをユーモラスに描いている!funnyな感じで。でもよく考えたら普通におかしいよな?って自然に思えるような流れになっていた。エイミーがその人形の体に取り憑かれている描写もリアル、だった。

・ピザ屋も感動してしまったな…物語の中でも正しい大人として正しく注意する、そんな描写がちゃんとあることに感動してしまった…
人を信用するなって言ってたのも、後々指名手配犯だと分かることを考えるとそこでも伏線がはられていたのか!という驚き。

・性的同意をきっちり取るとか、気分が悪そうなら意思を確認するとか、そういう大事な部分が含まれているのもすごいよかったし、セックスシーンをいれる意味がある。

・モリーがパリピに対して怖かったから、自分が優位に立とうとしていた、とかもちゃんと気持ちを言語化して伝えているところがよかったな。その人のことをよく知ると見えていた一面だけじゃないということが痛いほどわかる。
モリー対他の生徒もそうだけど、他の生徒がモリーの一面も知ったことが相互性があっていい。