2024.03.24

太ももと臀部の脂肪吸引をして4ヶ月が経過した。

すごいの一言に尽きる。
脂肪吸引をして3週間くらいまで内出血だらけで立ったり座ったりも痛くてぱんっぱんに腫れてて、引きつれと拘縮という脂肪吸引でしか経験しないようなことを体感して、途中「もう脚なんていらない!!」って思っちゃうくらい痛くて痛くて辛かった。
お医者さんには「1ヶ月くらいでバドミントンもできるよ~!」って言われてたけど真っ赤な嘘で、術後50日目でようやくできた。
4ヶ月経った今も完全に脚を開脚することはできない。内ももに引きつれを感じる。
その今、私は猛烈に後悔していることがある。それは、膝の脂肪吸引をしてもらわなかったことだ。正確に言えば、カウンセリングの時に先生に「臀部は必須だけど膝は別にしなくてもいいかな~」と言われたので、10万安くなるしあえて自ら膝もしてほしいと言わなかったのだ。だけどそのとき一瞬だけ「この膝横にあるでっかい脂肪の塊はどうなるんだろう…?」と疑問が浮かんでいたのを口にしなかったのが後悔なのだ。ようやく脚がほっそりしてきて、はじめて筋肉の筋を目にして感動している今、この膝横についている脂肪が憎すぎる。先生を恨んだ。脂肪吸引のダウンタイムは辛すぎるし、大好きなバドミントンやピラティスができなくなるのが嫌だから違う方法で抹殺しようと思って散々金を溶かしたクルスカに再チャレンジしようとしたら施術直前に看護師さんが「これは硬い肉質でセルライトもあるから、クルスカだとあまり効果なくてもったいないかも…セルライトならエステのラジオ波で溶かしてもらう方がいいと思います。おすすめは○○エステってところで…」と小声でお話しして頂き、本来であれば大手美容クリニックだし、売上のためなら効果が見込めなくても客の言われるがままに施術をしたらいいのに、その看護師さんは優しく教えてくれたのであった。きっと私の複数のクルスカ歴とそれを無駄にしてまで行った脂肪吸引のことを知って哀れに思ったのであろう。親切な看護師さんだった。
だがしかし、エステで痩身の効果が得られるのがにわかに信じられず、優しい看護師さんの助言を無下にして大変心苦しいがラジオ波のエステはする気になれなかった。キャビテーションとかも気になるけど安くない額のエステを何度も繰り返し通うのであれば結果的に美容医療と金額は変わらない、もしくはそれ以上に費用がかかると思うからだ。
そこで私は過去に3度いったことがある、いつ行っても他にお客さんが一人もいない怪しすぎる医療痩身クリニックへ行ってまたもや脂肪溶解注射を打ってもらうことにした。このクリニックは断トツで価格が安い。濃度が濃い分、めちゃくちゃ痛かった。でもこれで脂肪がなくなるんだと思うと嬉しかった。

そこから1ヶ月経つが、なぜか今回はあまり脂肪の減少は見られない気がして焦って、しかもまだ痛いししこりがあって、なぜ脂肪吸引を膝までやってもらわなかったのかまた強く後悔した。そしてとりあえずこの気持ちを静めるために、膝だけ脂肪吸引をしてもらうとどんな感じなのか、カウンセリングに行ってきた。本来であれば太ももの脂肪吸引の時に鼠径部の傷だけで膝までできたけど、膝だけ吸引するとなると膝の裏に傷を作ることになると言われた。そして先生は「あの時、私もちゃんとオススメしてなくてごめんなさいね」と謝ってくれた。その先生は明るい人柄で有名なのだが今日も今日とてパワフルでエネルギッシュだった。カウンセリング室で待っている間もバックヤードで先生の明るい話し声が聞こえてくるのだが、お客さんにも看護師さんにも変わらぬ明るい対応で、本当にすごいと思う。膝に傷が出来ること、費用が33万かかることで脂肪吸引はめちゃくちゃやりたいけど、もうやめようと思った。そして、先生の明るいお話と「ごめんなさいね」の一言でなんだか楽になって、あぁ、あの人は医者というより敏腕の営業ウーマンだなと思った。(実はそもそも脂肪吸引を受けるときも、本当はカウセ巡りをして決めようと思ったのに先生の人柄に魅了されて即日手術日を決定、お支払いをしてしまったのだ。)
先生は婦人科での長年の勤務の経験があるらしいのだが、出産の時や深刻な婦人科系の病気の時にあんな明るい先生がそばにいてくれたら心強いだろうなと思った。しかしまぁ、収入を得るにはガンガンのトーク力を活かせるこっちの職の方が断然向いているだろうな。今回2度目のカウンセリングを経たあと、膝横の脂肪をよーく観察したら脂肪溶解注射の効果があるように感じられた。というかあった。まだしこりがあって痛いくらいだから、きっとダウンタイムが終わっていないのだと思う。こんなことでコロコロ心変わりして心配になるが、だけど前みたいに自分自身を遺伝子レベルで気持ち悪く感じることはなくなった。あの、華奢な女性みたいに痩せないと自分に価値がない、認めてもらえないだなんて馬鹿げたことを思わなくなった。本当にどうかしていた。

せっかく大金はたいて、壮絶なダウンタイムも乗り越えたのに膝横の消えない脂肪のせいで「美脚という夢」がぶち壊されたのは根に持っているが、ここまでくるとやはり私は「太っている」という呪いがかけられているように思う。だってせっかく脂肪吸引まで踏み切ったのに一番目につく膝横の脂肪は生き残っているんだもの。

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