馬車

ニカラグアに着いて最初に驚いたのは空港から町の中心に向かう車の中で何度も馬車とすれ違ったことだった。
田舎のあぜ道ならまだしも首都の幹線道路を車に混じって悠々と馬車が走っているのは世界広しといえどニカラグアぐらいなのではないだろうか。

富裕層も出てきているニカラグアでは高級車もそこそこ走っている。
マナグア市内では高級車、ボロボロの市バス、馬車が混じって走っている。
このごちゃ混ぜ感がニカラグアの特徴だ。

人種に関しても、太平洋側は先住民系と白人の混血が多くスペイン語が使われ、カリブ海側は黒人が多く英語が使われている。

こちらに来た当初、「あなたは日本ではどの階級?」と聞かれたことがある。
こんな事を聞くなんてと驚いたが、ニカラグアでは階級があるのが当然で、その上で付き合い方を決まるのがマナーのようになっているのだ。

平均的な社会を目指す日本人にとってはなかなか理解が難しいところではあるが、多様性の1つの形を身をもって感じた出来事である。

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