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ショートカットを自分でやろうとしてる人へ [イラストつき解説]

私は「自称セルフカット上手い人間」です。
この記事では、自己流セルフカットのやり方を、たまーにイラストを交えながら説明していきます。

セルフカット仲間やセルフカットに興味のある方、たまたまこの記事を見つけてくださった全ての方に向けて、効率良くきれいにカットする方法と「セルフカットはいいぞ」ということをお伝えします。


セルフカットをする前に

私がセルフカットに使っている道具は以下の11点です。
・はさみ(あまりおすすめしない)
・すきばさみ
・くし(平らなやつ)
・霧吹き
・ダッカール×3(髪を挟むやつ)
・バリカン(アタッチメント最長7cm)
・レインコート
・手鏡
・三面鏡
・イス
・新聞紙

セルフカットを初めてする方は、普通のはさみは使わない方がいいです!
普通のはさみだとパッツンになったり、指を切ってしまう危険があるからです。(経験済)

すきばさみでも何度か同じところをチョキチョキすればしっかり長さも切れるので、初めての方は普通のはさみをすきばさみで代用しましょう!

服に髪がかからないように被るアレは、使わなくなったレインコートで代用しています。

ダッカールは3つ以上あるとセルフカットがスムーズに進みます。

バリカンはコードがあると邪魔になってしまうので、充電式のものがおすすめです。
ツーブロックにしたり襟足を刈り上げる方は、1mmごとに調整が効くダイヤル式のバリカンだとやりやすいです。
アタッチメントの長さは長ければ長いだけ良いです。

場所はお風呂場がおすすめです。
新聞紙を敷いてイスの上に三面鏡を置き、お風呂場の鏡と三面鏡の間で切っています。

ただ、夏場はやばいくらい暑いので本当に注意が必要です……!
服に髪がついてもいいよって方はレインコート被ったりしない方が良いと思います!
(その代わりすごいチクチクします)


①サイド~襟足を刈り上げる

ダッカールを留めやすくするために、頭頂部のあたりを霧吹きで濡らしてからカットに取り掛かります。

頭の上にラインを決めて、そのラインより上の髪をダッカールで留めて切らないようにすることを「ブロッキング」と言います。

ブロッキングをする時は、平らなタイプのくしを使ってしっかりと髪を上に持ち上げるのがコツです。
髪が乾いていると上手く留まらないので、ラインを決めてからラインより上の髪を持ち上げて濡らし、ダッカールを使うと上手く留まります。

バリカンは濡れているとやりづらいので、刈り上げる部分はあまり濡らさないようにします。

サイドと襟足を刈り上げるので、まずは頭の左右どちらかを先に、イラストの赤線の位置でブロッキングをします。
自分の刈り上げたい高さでブロッキングをしてみてください。

青の斜線が引いてある部分を、バリカンを下から上に動かして刈り上げます。
いずれ後頭部に繋げなくてはいけないので、あまり刈り上げが短いと難易度が上がるため、アタッチメントを9mm以下にすることはあまりおすすめしません。
私は12mmで刈り上げてます。

坊主頭で失礼します

バリカンで刈り上げる時のコツは、バリカンを頭にビッタリくっつけて、同じ箇所を何回か往復することです。
一度バリカンを通しただけではムラができてしまうので、ジャリジャリ音が聞こえなくなるまで何往復かするのがポイントです。

耳の後ろは少し難しいですが、鏡をよく見ながら下から上に、耳の形に沿ってバリカンを動かすと上手くできます。

襟足に生えぐせがある方は、下からだけでなく色んな方向からバリカンを通してみると均等に刈り上げることができます。
私は襟足が下から外側に向かって生えているので、外側や上からもバリカンを通してます。

ジャリジャリ音が聞こえなくなったら鏡越しに色んな角度から確認して、不自然なところがなければバッチリです。
少しでこぼこしている部分があったら、またバリカンをビッタリ当てて何往復かし、でこぼこをなくして綺麗にします。

ここから襟足にグラデーションをつけたい方は、アタッチメントを2mm短くして、青の斜線が引いてある部分を刈り上げます。
4mm以上短くすると襟足のくびれ具合がより大きくなりますが、難易度が上がります。

グラデーションをつける時のコツは、バリカンの刃を外側に逃がすように、手首のスナップを効かせて動かすことです。(重要!)

襟足にバリカンを当ててるところを横から見たらこんな感じなのですが、このままバリカンを上に動かしてもグラデーションにはなりません。

腕は動かさず、刃を外側に逃がすような意識で手首のスナップを効かせます。

恐る恐るゆっくりやってしまうと逆にガタつくので、思い切ってパッとやった方が失敗しにくいです。
こうすると結構綺麗にグラデーションのついた襟足になります。

刈り上げができたら、アタッチメントを外して産毛の処理をするとより仕上がりが綺麗に見えます。


②前髪~サイドの長さをカット

ダッカールを外して頭全体を濡らし、つむじより前にある髪は全部前髪の方に持ってきます。
普通のはさみを使わない方は濡らさなくて大丈夫です。

イラストの青線が引いてあるあたりでカットします。
サイドは耳の半分から前下がりに、前髪は目にかかる位置です。

髪は濡らすと少し伸びるので、仕上がりのイメージで切ってしまうと乾かした後に想定より短くなって後悔するので、ちょっと長いくらいがベストです!
切った髪は戻らないので!(経験済)

時々左右で長さが違わないかチェックしながら、前髪とサイドの長さを整えていきます。
耳より後ろの髪は無視して大丈夫です。

ちょっと長いな、目にかかるな、おかっぱみたいだな、と思ってもそのままで大丈夫です。
後々頭頂部の長さをカットしたりすきばさみで量を取るとおかっぱっぽさはなくなります。

なんとなく左右対称に長さを整えられたら、前髪とサイドはバッチリです。


③後頭部をカット

襟足よりは上、頭頂部よりは下の後頭部の部分を、バリカンを使ってカットしていきます。

イラストの赤線の位置でブロッキングをし、青の斜線が引かれている部分を、①のアタッチメントより10mm長くしてカットします。
私の場合は22mmになります。

後頭部の髪は少し内側に向かって流れているので、中心から外側に向かってバリカンを動かすとムラなくできます。

さっき刈った襟足と少しだけ段差ができますが、後々すきばさみを使って毛先の量を取ると馴染むので大丈夫です。

ジョリジョリ音がしなくなったらダッカールを外し、さっきのラインより少し上の赤線の位置で再びブロッキングをします。
私は①で刈り上げたサイドのラインに繋げる感じでブロッキングしています。

青の斜線が引いてある部分を、20mmアタッチメントを長くしてカットします。
私の場合は42mmです。

後ろから見ると少しU字になるようにブロッキングするのがポイントです。(重要!)

なんならもっとV字に近い感じでブロッキングしてもいいくらいです。
このラインが水平に近いとめちゃくちゃおかっぱみたいになって修正が超大変です!(経験済)

左右から見て後頭部に向かってラインが下がっているか確認してからバリカンを当てていきます。

毛量が多い方は耳の後ろが少しもたつくと思うのですが、後々量を取るとそんなに気にならないので大丈夫です。
さっき刈った部分に上から被さるようになっていても大丈夫です。

この段階で長くても後で好きなだけ調整できるので、短くなっちゃうくらいなら少し長めに残しておくのも一つの手です!


④頭頂部~後頭部の長さをカット

ダッカールを外し、頭全体を霧吹きで濡らします。
普通のはさみを使わない方は濡らさなくて大丈夫です。

まずつむじより少し前の、イラストの赤丸あたりの髪を真上に持ち上げます。
持ち上げる時は親指以外の指4本を使って、全部の指の間に髪を挟む感じです。
手が小さいと少し難しいですが、なるべく広範囲の髪を指に挟みます。

手で髪を挟んで持ち上げたらこんな感じになるんですが、指の間から出た髪をハサミで切ります。
切る髪の長さは、伸びた分の長さです。
1ヶ月で1cm伸びるらしいので、最後に切ったのが2ヶ月前なら2cm、1ヶ月経っていなかったら1cmいかないくらい切ります。

バランではないです

全部の指の間から出てる髪を切ったら、今切った部分より少し前の部分の髪を持ち上げます。

さっき切った髪も一緒に持ち上げるとこんな感じになるので、前の方の髪を切る時のガイドラインにしていきます。

ここから注意が必要なのですが、前髪のM字の部分は絶対に持ち上げない・切らないようにします。(重要!)

M字の生え際の部分も切ってしまうと、前髪にM字がモロに出て、せっかく綺麗に切った前髪が短くなります。(経験済)
M字の生え際の部分は確実に避けて、前髪を守ります。

左右にもずらしながら、全体を同じ長さだけ切っていきます。

頭頂部を切る時は水平に切るのですが、サイドと頭頂部の間の髪を切る時は頭の丸みに合わせて、少し斜めに切ります。

サイド付近の髪を切る時は、ほぼ横に髪を引き出して切ります。
刈り上げたラインの近くを切ってしまうと②で切ったサイドが短くなってしまうので、刈り上げラインの近くの髪も切らないようにします。

つむじ付近、つむじより後ろ側の髪を持ち上げる時も、頭の丸みに合わせて真上ではなく斜め後ろ方向に引っ張るようにします。

③で切った後頭部の髪を切らないように、今切ったつむじ付近の髪との段差をなくしていくように切ると、おかっぱじゃなくなってしっかりレイヤーの入った髪になります。

鏡をよく見ながら全体の髪を切り揃え、大体切れたら両手で髪を持ち上げて、左右で長さに違いがないか確認します。
引っ張った時にちょびっと飛び出てる髪があったら切ります。


⑤全体の量を減らす

すきばさみで襟足以外の頭全体の毛量を減らしていきます。
濡らしてしまうとすきづらいので、濡らさないようにします。

一度にすく髪の量が多いと上手く切れないので、親指・人差し指・中指でひとつまみした髪の束ずつ切っていきます。

市販のすきばさみは切れる量が多いので、同じ束を切る回数は1回だけにして、一度つまんだ部分の髪をまたつまんでしまわないように注意します。

前髪とサイドは毛先の方でチョキっと、耳の後ろや頭頂部などの量が多くなりやすい場所は、引っ張った髪の長さの真ん中あたりでチョキっとします。

特に前髪を一度でも中間からすいてしまうとスッカスカになってオン眉になるので、とにかく前髪だけは毛先に1回だけすきばさみを入れるようにします。(経験済)

生えぐせや毛流れで量が多く見える部分は、中間で1回チョキっとすると量の多さが均等に見えるようになります。

襟足と後頭部の段差がまだ残っていると思うので、目立たなくなるように毛先をすきます。
ちょっと長いかな、と思っていた部分も、量を取っただけで少し短くなったように見えます。
乾かすとまた少し短くなり、ちょうどいい長さになります。

両手で色んなところの髪を持ち上げて、量に差がないか確認します。
なんとなく色が濃い、量が多い場所があれば1回だけすきばさみを入れますが、経験上、あまりすきばさみは入れすぎない方がいいです。

というのも、くしを何度か通しても切れた髪が全て落ちるわけではないので、頭に切れた髪が残って実際に生えてる髪の量よりも少しだけ多く見えます。
何度も同じ束をチョキチョキしてしまうと、シャワー浴びて切った髪を落とした後はスカスカだなって感じます。(経験済)

何度も言ってますが、「同じ束を切る回数は1回だけ」を厳守します。

シャワー浴びてまだ量が多ければちょっとすけばいいだけですからね。
シャワー浴びるまではとにかく保険をかけておいた方がいいです。
シャワー後が自分の真の姿なので。


おわり

なんとなく満足する髪型になったら、セルフカットは終了です。
新聞紙を敷いていたので片付けは非常に楽です。
そのままシャワーも浴びれちゃいます。
服は洗濯機に入れる前にコロコロします。
そのまま洗濯機にかけると他の服にも髪が移ってチクチクが蔓延します。(経験済)


みなさんもうお気づきかもしれませんが、私、何度もセルフカットで失敗をしています。

初めてのセルフカットではおかっぱっぽくなってその日のうちに終わらず2日目も格闘しましたし、最近も上手くなってきたことに油断していつもより体感2倍切りました。

どうか反面教師として、これからセルフカットをしようとしている方にこの記事を役立ててほしいと思います。

分からないところがありましたら、どうぞお気軽にコメントしてみてください。


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