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週刊文春WOMAN。

一号発売のとき、内田也哉子さんの文章を
読みたくて買った。それがこの雑誌との出会い。
たまに買わずにいる号もあるけど
今号は本気で久々に「ときめき」と「笑い」をもらった。

私は中野信子さんの大ファンで本も結構な数
読んでいる。このお二人の対談は予想しただけでとてもときめいた。

そして、期待を全く外していなかった。

現実に中野さんとなら分かりあえる話が
あるのにぃぃと思う事が多かった理由が
なんとなくわかった。

抱えていた疎外感が同じだったのかもしれないな、と。幼稚園の時、小学生の時、「普通の感覚」を身につけろ🤭

私も同じ事を言われていた。勉強しているのが楽しくて楽しくてたまらない。
(今思えば、そのくらい家庭が不幸だから逃避の勉強依存だったのかもしれないけど 笑)

また、浮気についても同じ意見だった。


ブラックホール

お二方が話しているブラックホールの話に
強く強く共感した。

樹木希林さんが最初の結婚の幸せがあまりにも息苦しかった。そんな時に内田裕也さんと出会いこの人に振り回されることでブラックホールを紛らわすことができた

ということ。
本人が「カオス」を選んだのだ。

私はそこまで自分を苦しめる人を好きになれる力量?がないので心底樹木希林さんは
カッコいいな、と思う。

そんな内容に関して中野信子さんに也哉子さんが「脳にプログラミングされてるのかな?」と尋ね、入っていると思うということ。

私もそう思っていた。
自分では、手に負えないもの…
自分じゃないと手に余るもの
そのレベルを求める人同士が一緒にいて
出来上がる人生ってそれこそが
人間が繋がる理由だと思ったから。

可愛いなと思ったのは、中野さんのご主人とのエピソード。
ケンカを売ろうとして「頭で悪いんじゃないのっ」と言うと
「僕が今悪いのは腰だよっ」と返ってくるそう。

私もこういう相手だったら、日々楽しかったろうにと思う。

そんな日常が聴けた後に素晴らしいまとめがあった。

惰性の大事さ

惰性というのは、収まるべきかたちという意味ではないか。水を流すと溜まるべきところに溜まるように。

…ほんとそうだな、と思わされた。

自分の意思で止めてもあまりいいことが
起きない気がする、と。


その通りだった。
私が付き合ってうまくいかないタイプにばかり惹かれていたのはこの「ブラックホール」の形に自分で気がついていなかったからだろうなと思う。


私程度の体力と頭脳と性格。
そんな私を生きててほしいと思ってくれる
存在を探した際…
「自分の意思」だけで見つけようとするより
惰性に流された方が確かに良かったから。

自分の意思だと、ついついカオスを選んで
しまうのだ。自分の手に負えないくらい
悪い奴か不誠実なタイプに、ついつい
心理学的に(研究対象として)
惹かれてしまうのだけれど。

私は、体がとても弱い。疲れるとすぐ熱を出したりする。
カオスを選んでも維持する力がほとんどなかったのだ(笑)

(猫はこのモロタイプの顔と性格の子に流れる様に出会えたけれど♡)

話を戻して。

それでは水が溜まるわけもなく
濁流と枯渇の繰り返しでしかなかった。

だから
水をなんとか維持出来るくらいまでの関係が
出来るひとってのは確かに惰性人だと思う。

なんとなく大事なことを、優しい流れで
自然に聴き入れてしまい
心がとても暖かく染まった。

久々に心に温度を差してくれた雑誌だった。

そういえば、道路にこんな可愛い
小さな花が咲いていたのだけれど…
この花の名がわからないな(*´ω`*)

🌷🌻🌸

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