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【FRJ2024 オンデマンドセッション#39】「いざ!」というときにすぐに動ける体制に寄付をお願いする・支援者に感謝するを当たり前の団体に

FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。

39こめに視聴したのは、『コロナ緊急支援・災害緊急支援の事例からクラウドファンディングのポイントを学ぼう!』中武 詩津花(チームGOEN 認定ファンドレイザー)さん、米井 小雪(チームGOEN 准認定ファンドレイザー)さんがお話されています。

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「緊急支援の事例」「クラウドファンディング」となっていますが、主に寄付というファンドレイジング手段を丁寧に説明しているセッションとなっていました。なので、これから寄付を募ることを考えている団体の方や、ファンドレイジングはじめてしったという人には知ってほしいなという内容でした。

クラウドファンディングをすることで、新規寄付者層を巻き込める≒自分たちの活動や取り組む社会課題の認知が広がるという点、たしかにそうだなと感じる部分があります。ただ、潜在寄付者の方々に事前協力するだとか、自団体のスタッフ全員と一致団結して広報発信することによって、それらの人々のつながりから新たな層につながるため、そういった準備や協力があって初めて、新規層に情報が届くということだと理解しています。

寄付者とどういうコミュニケーションを日々とっていくか、自分たちにとってクラウドファンディングが適したファンドレイジングアクションのひとつなのだろうか、という点を考えるにはもってこいのセッションだと思います。

「いざ!」というときにすぐに動ける体制に

緊急支援事例をいくつも紹介いただいた内容になりましたが、やはり日常からの準備がとても大切なんだなと学びが多かったです。団体内でのスムーズな意思疎通ももちろんのことですが、すぐに動けるような準備や体制が常に整っているかもとても大切です。ひとことで、「緊急支援をクラファンでしよう」となっても、どのプラットフォームでやるのか、目標金額・期間をどうするのか、既存支援者層にどうやって連絡するのか、そもそもそれらの連絡するための管理ができているのか。

災害や事件などを契機に緊急支援することが多いのかと思います。そうなったときに、「便乗している」といった声も聞こえてくるかと思うのですが、そういうときにだけ寄付を募っているとそうみられても仕方がないなと思います。ただ、普段から団体として寄付を募っている、もしくは寄付者への感謝メッセージを公には発信しているなどあれば、そういった声が聞こえてきても、あまり何も感じないかもしれないなと考えています。

やはり、普段から活動を発信する、寄付をお願いする、支援者とコミュニケーションをとるということを、当たり前にできる団体が信頼性を高めていくのだと改めて考えさせられる良いオンデマンドセッションでした。

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