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【FRJ2024 オンデマンドセッション#43】潜在寄付者層を見える化するためにも「接点」を戦略的につくる

FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。

43こめに視聴したのは、『寄付者との対面コミュニケーションで必要なスキルとスタンス』大西冬馬(国連UNHCR協会 1on1ファンドレイザー)さん、加藤紘章(FRJ2024事務局)さんがお話されています。

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「接点」をきちんと定義する

いきなり個人的なことになるのですが、ファンドレイジングスクール同期の大西さんと、スクール事務局をやった2023-2024第8期でもある加藤さんのおふたりがオンデマンドセッションでお話されているというところで、自分も誰かに何かを伝えることももっともっと積極的にやっていきたいなと思いながら、視聴を始めました。

「接点をつくる」というのがすごく本質的だなと思っていて、寄付を募る・支援者とのコミュニケーションをするというのは「接点」のひとつであって、まずはどういった「接点」を団体としてつくりこんでいくのかというのは、ファンドレイジングの大切な要素のひとつだなと感じました。

SNSで発信しているから、団体としての発信は十分だと捉える人もいるかもしれません。インプレッション数が1万あるから、1万人と接点がつくれていると勘違いしてしまうこともあるかもしれません。おそらく「接点」はきちんとつくれていなくて、あくまでも指でスクロールしたときに、たまたまタイムラインに表示されただけのものなはずなので、「接点」をつくるという意味では、SNSは不十分な気がします。

あえての不便さから潜在寄付者をリストアップする

最適なのは、リアルな場所で、1:1で話す。ということにつきるとは思いますが、たとえばオンラインイベントに参加してもらう、ラジオでもいいからながら聞きしてもらう、というのも「接点」のひとつになるかもしれません。関心を持った人が、少なくとも何かアクションをしてもらうというのが、一つポイントになってきそうだなと思います。

いまの時代、なんでも簡単に情報を受け取れるように、例えばbot機能だったりとか、情報配信だったりとか、本人が望まなくとも勝手に受け取れるようにシステム設定をすることができます。ただ、それは「接点」になりえないんじゃないかとこのセッションを視聴して感じています。

その人が自ら選んで情報を取りに行く、活動に参加する・オンラインイベントを見に行く・ラジオを聞きに行く・そこにあるボタンを押すなど、そういったその人のアクションをしてもらうことをはさんだほうがよさそうだなと感じています。なんでもかんでも、便利にするのではなく、あえての不便を戦略的に用意して、本当に関心がある潜在寄付者層を把握していくような仕掛けも大切だなと、このセッションから感じました。

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