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【FRJ2024 オンデマンドセッション#42】NPO法人同士の協働も多様な形で生まれてくることが必要なのかもしれない

FRJ2024のオンデマンドセッションを視聴して、ネタバレがないよう、感じたこと・考えたことを書き留めています。

42こめに視聴したのは、『インパクトを高める助成プログラムの挑戦--事業と組織強化の助成を組み合わせる方法』瀬角 南(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 国内事業部 プログラム・マネージャー)さん、小堀 悠(NPO法人 NPOサポートセンター 事務局長)さんがお話されています。

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NPO同士の協働も活発化していくのではないか

NPO法人が助成プログラムを開始して、中間支援組織的な役割を担うというのは、NPO法人が発展する上での理想形のひとつだなと感じながら視聴を進めていきました。自団体でも将来的にはそのような役割を担いたいなと考えているところが、設立当初からあるため、非常に参考になるセッションでした。

各地域を対象とした自分たちと似た社会課題に取り組み、支援対象が類似した団体さんはけっこうあるだろうと考えています。これまではベンチマークして、自分たちの大切にしているところは変えずに真似できるものは真似をする、といった形で、失敗事例から学びを得て、成功事例をうまく活用していくということで、ノウハウ共有をしてきたのかなと思います。

これからは、リソースが限られている中で、それらのリソースを団体横断的にどう社会課題に最大限投下していくかということも大事になってくると思いますので、もしかすると一部連携するだったりとか、すみわけを地域またがってやっていくとか、そういった団体間同士の協働というのも活発になっていくのではないかと考えます。

組織基盤強化を先輩団体といっしょに取り組む意義

団体内にある組織体制に関する課題を取り組まないと、質の良い支援活動を持続することができない、というセッション内の説明はものすごく共感するポイントでした。従来の助成財団や企業型の助成金の場合、なかなかNPO法人運営ならではの悩みを言いづらいということもある気がしています。その中で、自分たちと同じNPO法人であり、自分たちと同じような悩みをかかえてきたであろう担当者であれば、相談しやすいかもしれません。

そういう意味でも、NPO法人が助成プログラムを提供しながら組織基盤強化をしていくことはとても意義深いことだと感じています。こういったことに取り組むNPO法人がふえてくれると助かる団体が増えるだろうなとも思いつつ、自分たちもそういったことができるよう、事業・財源・組織の成長を戦略的に考えて、それらを実現させられるよう日々取り組んでいきたいと思います。


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