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奇才とは


captain beefheart"Trout Mask Replica"album

奇才って見ないですよね?見たことあります?
”鬼才”はなんとなく深作欣二とかポランスキーとか映画監督のイメージが強い気がします。
で、同音の言葉で奇才ってあるじゃないですか。
奇才って使う場面ないですよね。
ちょっとイジり入ってるっぽいし。
しかしながら私、奇才を見つける癖があるんですね。
見つけるというか、アッチから勝手に私の脳内にアクセスしてくるというか・・・。
身近なところだと、沖縄BMWのFacebookの写真。
写真を撮っている人。間違いなく奇才。
当該SNSの認定中古車情報で掲載されている写真は、我々凡人にはまず理解できない。
売りたい車の写真っていうのは構図のセオリーがあると思いますが、
沖縄BMWの写真はそういうセオリーをガン無視です。
恐らくですが、写真を撮影している方は車を売りたいというより、
自分を表現してるのではないかと。
BMWに対する愛はとてもとても深いと思う。
わからんけど写真見てるとそんな気がする。
沖縄BMWの車の写真の特徴として、
①俯瞰ではなくレベルの構図が多い
②クイズのヒントのように断片的な画像
例で掲載すると(無断だけど)

なにかを感じないわけにはいかない構図


車種を当てるクイズのような構図


なんのなにか一瞬わからない画像

なんていうのか、ひとりだけクラスTシャツの下の部分を絞って結ぶみたいな。うーんうまく言えないがユニークな表現をしたい意思をヒシヒシと感じるというか。

で、最近すごい才能を見つけてしまったんですよ。
YouTubeで”骨汁 レシピ”で検索したときに出会ってしまいました。
それは最上部に表示され、タイトルは「男の料理簡単レシピ(沖縄料理 骨汁)」という動画です。
これがねぇ、初めて見た時度肝を抜かれて何十回と観ています。
好感持てるし奇才っぷりがとにかくすごい。
こちらでざっと説明すると、

骨汁のレシピを探している人の芯を食っているサムネイル。
期待が膨らみます。



恐らく相当やさしいと思われる男性が材料の説明をします。
期待がさらに膨らんだところで次のカット・・・



もう完成してしまいました。
海外ドラマみたいにオープニングで後半を一旦見せて本編で回収するというものではないのです。
1カット目が材料でこれ2カット目です。
レシピ的なプロセスは一切ありません。
が、私が度肝を抜かれた3カット目、「完成で〜す」というセリフで出てきた映像がこれです。



グルクンっていう・・・・

これを観たとき、一瞬自分に否があるのかと思ってしまいましたが、
そんな次元ではないのですよ(多分)
これって狙ってできないんですよね。こういうのを狙ってできるとCMプランナーとして成功できるんじゃないかと思う。(知らんけど)




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