note運営が信用できなくなったのでnote休止します
note運営が信用できなくなったのでnoteの更新を休止します。再開は未定です。
経緯
2020年8月14日、noteサービスにおいて、記事投稿者のIPアドレスがソースコードから丸見えになっている不具合が発覚しました。
※発覚した日であって、いつから発生していたのかは不明。
不具合自体はすぐに修正されたものの、その後の運営による対応が酷く、このサービスを利用しつづけることに大きな不安を感じました。
具体的な理由
今回の不具合に対する、note運営の説明が以下。
上記を読んだ私の感想。
1. 原因が原因じゃない
投稿者のIPアドレスを意図せず露出してしまうコードが残っていました
なぜそんなコードを書いたのか、というのが本当の原因のはずなのに、そこに触れていない。
2. 問題を意図的に小さく見せようとしている
「一般的なIPアドレス(たぶん変動IPアドレスのこと)だけ」では個人を特定できないのはそのとおりだが、ほかの情報と突き合わせることで特定できるケースは存在します。
ところが、note運営による説明を読むと、あたかも絶対に特定できないかのようです。これは問題を小さく見せようとする印象操作でしょう。
そもそも、もし本気で「IPアドレスの漏洩はたいしたことない」と思っているのなら、不具合を修正する必要はなかったはず。
3. 個人情報を理解してない?
ここが重要なところですが、noteではユーザーとIPアドレスが紐付けられており、この場合IPアドレスは個人情報になるはずです。これは、IPアドレスから個人を特定できるかどうかとは無関係に、個人情報保護法上そういう扱いになります。
よって、今回の事件は個人情報の漏洩にあたります。
しかし、note運営による説明で「個人情報を特定することはできません」と述べているところを見るに、そもそも「個人情報を漏洩してしまった」という意識がないように感じます。
4. 「法的措置を含めてnoteがサポート」の謎
クリエイター(ユーザー)に向けた記事のなかでさらに「クリエイターのみなさまへ」などという文言が出てくること自体おかしいのですが、
今回の不具合により、名誉毀損などの被害にあわれたクリエイターに対しては、ご本人と連携して法的措置を含めてnote社がサポートいたします。
というのはどういうことでしょうか?
今回の件の加害者はnote運営であって、「法的措置をサポート」どころか、下手をすれば訴えられる側なはず。
それがなぜ、ユーザーと一緒になって訴える側に立つところから話が始まっているんでしょうか。まずは賠償の話が先では?
……といった理由から、どうもnote運営の問題意識がおかしいことがわかってきました。その上で、記事のエクスポート機能が存在しない点を合わせて考えると、現状でnoteのサービスを利用するのはやめておいたほうがいいという結論に至りました。
そういうわけで、休止します。木っ端アカウントでしたが、今まで読んでくれた方々はありがとうございました。
おまけ
ちなみにこの不具合、noteを利用しているKさんが、匿名掲示板で誹謗中傷や機密情報の流出を行っているEさんと同一人物ではないか……という疑惑から発覚したわけですが、そのEさんは、Kさんしか知り得ない情報を語っていたという前提があるんですよね。そこへnoteの不具合で、KさんとEさんが同日に同一のIPアドレスであることが判明して、疑惑に信憑性が増したという流れです。
つまり、少なくともKさんとEさんの関係については、「IPアドレスが同じだっただけ」ではないわけです。
で、note運営はこの件を承知しているはずなのです。TwitterでKさんにメンションを送っていたので。
それなのに「IPアドレスが同じだけでは〜」という旨のことを繰り返すのはミスリードが過ぎるのでは?
あとこれ。
他のサービス上で露出しているIPアドレスとの一致をもって投稿者を断定するような書き込み等の行為は、名誉毀損にあたる場合もあり、さまざまな不利益が生じるおそれもございます。
なんか中立みたいな物言いですけど、
今回の不具合により、名誉毀損などの被害にあわれたクリエイターに対しては、ご本人と連携して法的措置を含めてnote社がサポートいたします。
という記述と合わせるに、要は訴訟をチラつかせているわけで、さすがにこの態度はどうかと思った。
サポートしていただけると、生きる力になります。