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『ダークソウル』で学んだ事前準備の大切さ

『ダークソウル』を遊んでいて、つくづく感じるのが事前準備の大切さだ。特に、ボス戦でそれを思い知らされる。

ボス戦は、プレイヤースキルだけでどうこうできるものではない。序盤のうちですら事前準備が重要になってくる。

たとえば、「鐘のガーゴイル」というボス。単体でも強いが、HPが減ってくると2体目が出現する。最初のうちは手にした斧槍による攻撃しかしてこないのだが、2体目が出現した段階で、新たに炎を吐く攻撃がパターンに加わる。単に敵が増えただけでなく、攻撃のバリエーションも増えるのだ。2体のガーゴイルは炎を吐いてきて、こっちを追い詰めてくる。その結果、逃げ場がなくなって死んでしまうこともしょっちゅうだ。

立ち回りでなんとかすることも不可能ではない。しかし、初心者にそれは難しい。初見で鐘のガーゴイルを撃破しようとすれば、何度も死んで、何度も挑む必要がある。

だが、事前準備をしっかり行えば、難易度は一気に下がるのだ。

ゲーム内で、このボスの近くに鍛冶屋が配置されている。ここで武器を強化しておくのが、まず最初に思いつく手段。次に重要なのは、ボスの攻撃パターンを把握しておくこと。これは何度も挑んで自力で覚えてもいいし、攻略動画で予習してもいい。

なによりも効果が高いのが、助っ人を呼ぶ方法だ。本作では「白霊」と呼ばれる助っ人を召喚することができる。ご丁寧なことに、鐘のガーゴイルのボス部屋のまえには、NPCの白霊を召喚できるポイントがある。白霊を呼んでガーゴイルに挑んだとき、誰もが難易度の低下を感じるはずだ。これは主に、敵のターゲティングが白霊のほうに向いてくれるため、戦闘中に仕切り直す余裕が出てくるからだ。これ以外でも、ダークソウルでは白霊を呼べるのなら、基本的には呼んだほうがボス戦が楽になる(一部、例外はあるが)。

現実でも同じことが言える。いきあたりばったりでは何事もうまくいかない。自身の能力を過信する者は失敗する。入念な準備が物事の成否を分ける。努力とは、事前準備の言い換えに過ぎない。




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