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術後1年が経ちました

卵巣嚢腫(境界悪性腫瘍)の摘出手術から1年が経ちました。
春に育児休暇も終わり、職場復帰して以前のように仕事を楽しくやらせてもらっています。
人にこの病気のことを説明する時は面倒なので「めっちゃ初期の卵巣がん、転移とかあんまりしないタイプのやつ」と言ってます。

卵巣を全て摘出したので、女性ホルモンが出なくなり強制的に閉経となるため、ホルモンを補う薬を服用しています。
おへその下に、3センチくらいのシールを貼るだけで簡単なお薬です。
2日に1回貼り替えるのですが、たまに忘れます。。
閉経となるため、更年期症状が出るかもと医師に心配されていました。
ほてり、ダルさ、イライラ、うつなど…更年期症状はあげたらキリがないってほど色々な不調が出る可能性があると聞いていたので、覚悟していましたが、なんと何にも症状は出ていません!
よかったよかった!
これは体質なのかわかりませんが、私の母も閉経した時に多少のほてりくらいしかなかったと言っていたので、遺伝??
ありがたいです。

術後1年なので、再発していないか検査をしてもらいました。
久しぶりに造影剤を注射してからのCT…
あの造影剤を入れた後の身体がカーッと熱くなる感覚、本当に不思議です。
結果は、再発の疑いもなく今後も経過観察、でした。
ほっ


久しぶりにCTを撮って、1年前のことを思い出しました。
出産してから2ヶ月で手術だったので、産後何度も病院に通い、CTやらMRIやら色々と撮影したなぁ…
あの時は「がんだったらどうしよう…」「あと何年生きられるんだろう…」ととにかくモヤモヤしていました。
術後は切ったお腹がめちゃくちゃ痛くて寝返りも看護師さんに手伝ってもらっていたけど、日に日に痛みがなくなって、退院前には笑うと傷が痛むくせにオモシロYouTubeばかり見て過ごすほど余裕が出たなぁ…とか、退院した日に家族で焼肉屋さんに行ってビール飲んだなぁ…とか思い出していました。笑

何はともあれ、今が元気で本当に幸せです。

大きな病気になり、大袈裟かもしれませんが「死ぬこと」を意識したので、退院後も「どう生きるか」を意識できるようになりました。
あの時にやると決めた
・趣味のネイルスクールに通う
・日記をつける
どちらも達成しています!
ネイルスクールは通い終わり、無事ネイリストの資格を取得しました。
月に1度、友達のネイルの施術をやらせてもらって、少しですがお金をいただいています。
死ぬまでにやりたかったことの1つが叶いました。

日記をつけることも続いています。
たまに読み返すと、忘れていたその日の日常を思い出せてすごく良いです。
何年も後に読み直して、あの時私はこんなふうに生きていたんだな、と実感できると思います。
もし何かの病気で余命宣告されたとしても、生きてきた軌跡を振り返るための良いツールだなと思います。
これからも続けます。

執刀医から異動で別の病院に行っちゃうことを聞きました。
サッパリした感じの女性の外科医でした。
命の恩人です、ありがとうございました、どうか次の病院でもご活躍されてください…!

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