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親愛なる五葷(ごくん)たちよ|瓶詰

ニラ、ニンニク、ラッキョウ、ネギ、ショウガ(タマネギ)

いかがですか。このTPO・量をわきまえて食べないとなあという食材たち。少量ならウェルカムだけど、大量に来られるのはちょっとなあと気が滅入ります。

5つを総称して五葷(ごくん)または五辛(ごしん)と呼ばれます。

五葷とは
仏教で食べることを禁じられていた5つの辛みのある野菜。
五辛 (ごしん) ともいう。にら,ねぎ,にんにく,らっきょう,はじかみ (しょうが,さんしょう) をいう。

生姜、野蒜、浅葱など5つ目は諸説あり

💡なぜ禁止されていたかというと、精神を揺さぶる野菜は修行の妨げになるからです。欲が増えるのはアカーン!と予防していたわけですね。それに説法をする僧侶が口臭かったら聞く気しませんネ🫢

オリエンタルヴィーガンとしては
ねぎが多いと落ち込みやすくなり、腎臓を傷めます。
にんにくが多いと気ままになりやすく、心臓を傷めます。
にらが多いと落ち着きがなくなり、肝臓を傷めます。
らっきょうが多いと慾が強くなり、脾臓を傷めます。
あさつきが多いと怒りっぽくなり、肺臓を傷めます。

別の考えはこう

……でも、あったほうが美味しいもんね!
からだに良くないものは美味しい味をしているんです。
人を化かす狐が美女に化けるようなもんです。

精進料理は五葷プラス唐辛子、こしょう、肉類なども禁です。料理を作るのも修行の一環らしい。
人生で一度『本物の精進料理』を食べてみたいなと思います。宿坊も行ってみたい。


少量ずつ日常的に食べるのに最適なもの、それは瓶詰であります。
煮沸消毒した瓶に詰めるだけで日持ちする常備食が出来上がります。
おかげさまで冷蔵庫が瓶だらけだし、醤油と酢の消費量が多いのですがここに記しておきます。

ニラ

・醤油漬け…豆腐、餃子のたれに合う。醤油にそのまま入れてもいいし、熱したごま油をジュッ!!!とかけて作っても良い。飽きたら水で薄めて卵と焼けばニラ玉もどきに進化する。
夏の時期はそうめんにかけると良いです。ごま油ちょろっと、たくさんのトマトと一緒に食べるのだ。食欲爆進で止まりません。

にんにく

醤油漬け…肉類との相性が抜群に良い。刻んでチャーハンや餃子のタネ、すりおろしてハンバーグソース、スタミナ丼のタレ、ドレッシングなど。細切りにするとシャキシャキした食感が残るので焼きそばにも入れたり。

酢漬け…半年くらい漬け込んでおく。にんにく本体よりも酢のほうがこってりニンニク汁がある。漬け汁はドレッシング、浅漬けに使うとパワフル生野菜サラダが出来る。
※酢に漬ける前にニンニクに熱湯を回しかけて。そうしないと緑色に変色してしまうので注意⚠️この一手間が大事。 

オリーブオイル漬け・・・みじん切り(細かいほうがいい)にして唐辛子一本とオリーブオイルにドボン。そうこれはペペロンチーノの素…!美味しくならないはずがないのだ。漬け込んだオイルを使ったガーリックトーストはたまらない。

<番外:行者ニンニク
醤油漬け…ニンニク醤油漬けよりニオイがしないので使いやすい。冷奴、厚焼き玉子に乗せたり。
行者ニンニクは春先に一瞬しか出回らないレア品の印象があります。北海道の道の駅に行ってみたい〜!

らっきょう

酢漬け…これは誰もが想像するらっきょうになる。らっきょう酢も売られているので漬け込むだけ。残った漬け汁は20秒茹でたミョウガをいれるといい感じ。

2週間発酵させてつくる元祖らっきょう漬けをやってみた。水キムチと同じ理論で出来るようだ。途中、家の中がえげつないらっきょう臭になった。二週間塩水につけ→丸一日流水(!)で洗い流し→甘酢に一か月漬けると食べごろだそう。
この物価上昇の中で水道を出しっぱなし…?一日も??時間と資源が豊富にあること。とっても幸せなことなんだなあ🙂‍↔️

(エシャレットの醤油漬けを作っ時にとんでもなく辛かったのでらっきょうは醤油に漬けてないです。でも塩辛さがビールに合うなんて聞いたらやりたくなっちゃいますね!)

ねぎ

塩ネギたれ…レモン汁、鶏がらスープ+αでまぜて置いておく。3日経つと甘みがでてくる。ただこれは混ぜただけのものなので1週間経たずに食べきるべし。保存にはむいていない。

ネギ油…消費期限の近い油とネギがあった時に。唐辛子と一味唐辛子の粉があったら辣油に出来る。

まやく卵…ネギと胡麻をたくさん入れると美味しいです。卵はうずらでも美味しい。むしろうずらのほうが好きかな。
ただこれは本当に名前が良くないよな〜と思います。※個人の感想です※

玉ねぎ

ドレッシング…新玉ねぎがたくさんある時に。すりおろさなくていいのでとても手軽です。ちょっとだけ焼いてもいいかもしれない。このドレッシングを食べるために葉物を用意するくらいにハマって今年めちゃくちゃ食べました。冷しゃぶ、チキンステーキにも合うはず。

飴色玉ねぎ…たまねぎと言えばこれ!みじん切りチョッパーで破砕して超弱火で放置して焦がさなければオッケー。小分けにラップで包んで冷凍しておく。これだけの手間なのに汁物や肉用ソースを180点にしてくれるすんごいやつ。

デュクセルソース…きのこも大量にあるぜ!のときはこれ。秋~冬はポトフ、ビーフシチュー、パスタに!洋風料理ならなんでもいけます。

<アサツキ>
•醤油漬け…球根部分をそのまま漬ける。
すみません、あさつきは実践経験が少なすぎました…。

ショウガ

甘酢…新生姜は甘酢へ漬ける。ガリですね。自分で作るときはお店で食べるものより辛めにしています。甘々のガリよりちょっとからいのも美味しい。

困ったら醤油につけておくか刻んで油に漬ければなんとかなる、が信条であります。

問題はサプリメントやら調味料の瓶を使い切ると「なにかにいつか使うかも!」と取っておく習性があるところ。空き瓶だけの棚をみるたびにこんなにいらないよなと思う。でも100均・雑貨屋さん(特に無印良品、KEYUCA、ニトリなど)でちょっといい瓶を見ると心が揺れ動いてしまう。

人は瓶があるから食材を詰めるのか、食材があるから瓶に詰めるのか。ビタミンCの空き瓶を捨てられず、煮沸消毒しながらそんなことを考えています。

オリーブオイルの高騰はもうそろそろ落ち着いてもいいんじゃないか?結構きついぞ。

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