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日記|調理の失敗こぼれ話
ある意味笑い話として語れるようになった失敗談をまとめてみます。
❗️下にちょっとびっくり画像が1枚あります❗️
①こんにゃくとごぼうの煮物
敗因▶︎ごぼうに含まれるポリフェノールとこんにゃくに使用されている水酸化カルシウムが反応すると青くなる
こんにゃくは下茹で、ごぼうは酢水につけておくという普段通りのあく抜きをして煮物を作りました。味もいつもの味、タッパーに詰めるまではよくある煮物の見た目をしていました。ところが翌日タッパーの蓋を開けてみるとそこには真っ青ななにかがいました。
通常の工程と違った点、それは秩父の道の駅で買った昔ながらの手作りこんにゃくだったところ。美味しいものだっただけに尚更残念な気持ちになります。ちなみに青くても味は普通の煮物でしたし、こんにゃくはいつものより美味しい。ただ、見た目から食欲がわかないだけで…。
今思えばごぼうも下茹でをしたら良かったかなあと思います。
それ以来こんにゃくとごぼうが入っている煮物をスーパーで見るとアク抜き達人だと思うようになりました。すました顔で陳列されているが、あの状態に至るまでにとんでもない手間がかかっている。えげつない料理だ。
余談ですが私、昔ながらのこんにゃく大好きです。噛み切った時のざらついた舌触りがとても良い。柔らかい味がするところも好き。コンビニのおでんのこんにゃくみたいなのはツルツルしてて、まあそれはそれでいいんですけど。秋になると祖父が庭でつくっていたなあと思い出す、そんな食べ物です。
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②エレファントにんにく🐘🧄🧅(と鉄)
敗因▶︎ニンニクに生ずるアルキルサルファイド化合物というものが、同じくニンニクに含まれる鉄分と反応して青くなる
エレファントニンニク、ご存知でしょうか。にんにくの仲間ではなくてリーキ(西洋ネギ)の仲間になります。無臭ニンニクになりますのでニンニク臭も全然しません。ニンニク本体は漬けるとして、皮はどうしよう?たまねぎみたいな見た目だし、リーキの仲間なら熱したらほぼ玉ねぎになるんじゃないか?みじん切りにして十分熱したらいけるだろうという安直すぎる考えで白麻婆豆腐に投入。
炒め始めるとなんだ、なんか、青いぞ…!飴色玉ねぎのように茶色くなれ!と一縷の望みをかけて炒め続けるも変わらず青いまま。青というより緑っぽい。ちょっとグロテスクな見た目になった。これはもうどうしようもない。そう察して諦めました…。(白麻婆豆腐は薄味でしたのでケチャップをかけてオムレツの種にしました。ケチャップと卵は偉大ですね🍳)
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③ヤマトイモ
敗因▶︎シュウ酸カルシウムの針状の結晶が皮膚に刺さることでかゆみが生じる
経験上、長芋はいくら素手で触ってもかゆくなったり赤くなったりしないです。正直に言います。なめていました。
ただ大和芋…ヤツは超強い。芋界において最強。触れるものみな傷つける。ハリネズミならぬヤマトイモのジレンマ。
素手で触り始めて3分で「やばいやつだ!!!!」と後悔していました。
かゆいかゆい、冷水をかけてもかゆい、酢も効かない、触るところがもうかゆくてかゆくて。
肘から下が真っ赤になってもう耐えられません。目に見えない小さい針が刺さりまくっている状況なので、太ももとかおなかとか皮膚の薄い部分にも移っていきます(触るなよ)意識しないようにしても掻いてしまうし、かゆみは一番の苦痛です。ゴム手袋を付けなかったことを本当に後悔しました。近年でこれほどしょげたことはありません。
→結局皮膚科で一番強いステロイド剤を処方してもらい治しました。
もう絶対素手で粘り気のある芋を触りません。
これを書いているだけでかゆくなってきました。
3回しか失敗していないはずがない!もっとたくさんやっちまった~~!!!ということはあった気がしますが、いやなことはすぐに記憶に残らないようになっているので覚えていません。また同じような失敗をしたときに思い出すんだと思いますが、それでは困ります😫
雑学寄りの化学的な話を知識として取り入れたい。調理は化学です。ほんとうにそう思います。
数年前に料理教室に通いたかったのは「美味しい料理」のためではなく「失敗しない調理」のため。しかしお教室に通うと月謝が…。だったら環境を用意してひたすら経験積んだらええやん、と教室に通わず叩き上げでここまで来ました。だから基本的知識の部分が少ないんですよね。勘で出来ている(気がする)ことをわざわざネットで調べ直したりしないし、作業としてやっていると疑問を抱いている時間もない。失敗に気づくのも完成した後なので立ち止まって振り返りが必要だなあと思います。
なるべく同じ過ちを繰り返さないと決めて今週もやっていきます✌️
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