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「花屋さんが言うことには/山本幸久」を読んで感じたこと

めっちゃ良かったーーー!

装丁も可愛い🩷

ブラック企業で心身ともに疲れ果てていた紀久子。ひょんなことから花屋さんのオーナー李多さんに救われて、その花屋さんで働くことになりました。
一緒に働く個性的な人達、お客様、商店街の人々、そしてお花達と関わり合いつつ、やりたかったことを再認識して夢に向かって行動していくお話しです。

章が花の名前になっているのがまず好き。
花にまつわる短歌や俳句、花言葉がたくさん出てきてワクワクしました。
花屋さんの実際のところのお仕事内容も知ることができて興味深かったなぁ〜。

事情を抱えつつも素敵な人達に囲まれて、紀久子がどんどん前向きになっていくのが気持ち良いのです。
一回こっきりの人生、やりたいことをやらなくっちゃね。

また、この作品は色んな愛が描かれてました。男女の恋愛、親子愛、友愛、師弟愛、同性同士の愛。叶わぬ恋に叶いそうな恋。
やっぱりお花は愛を連れてくるのね。


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