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呪術廻戦 感想まとめ

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呪術廻戦の感想記事のまとめです。大幅加筆修正版は有料マガジン「瞼の裏で覚えてる」「瞳の奥に眠らせて」から読めます。
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2022年8月の記事一覧

乙骨憂太と五条悟と人でなしの話

※単行本20巻までの情報に基づきます。だいたい妄想と幻覚です。 ※個人の感想です。乙骨のキャラについてはまだ掴みかねているところがあります(今後の活躍に期待)。 サマリー:人の姿をして人の振りをしているだけの人でなし五条悟を唯一人間扱いした乙骨憂太の成長っぷりに感服した 先にこちらの記事を読むとよりわかりやすいかと思います。 五条悟の頑丈さと悲劇的要素20巻の乙骨の台詞「先生に二度も親友を殺させない」は、乙骨の成長を感じると共に、五条の人間関係の変化を感じた。 五条悟

日車寛見と夏油傑の話

※単行本19巻までの情報で書いています。 ※個人の感想です。 日車寛見と夏油傑は、崇高な目的意識を持ちながらも、救うべき人の醜さに直面して絶望したという共通点がある。 夏油が救うべき弱者の醜悪さに耐えかねて、自らの職務に疑問を抱いた結果、高専を出奔したのは既にたっぷり語られたところだが、弁護士であった日車も依頼人に逆恨みされて絶望する点は夏油とよく似ている。 しかし、二人の選んだ結末は違っていた。 弱者救済とその苦悩弱者は「可哀想」な存在だが、同時に「可愛い」とは限らない