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今、コロナ禍で結婚式を延期しないためにみんながすべきこと

導入:僕が結婚式を延期しないほうがいいと思う理由

あくまでも僕個人の意見ですが、
こんな時代だからこそ結婚式は延期すべきではない。
今このタイミングでやると決めたらやるべき!

なぜそう思ったか、その経緯をここで説明します。

僕は2021年7月11日に結婚式を予定している新郎であり、
現役ウェディングプランナーである。
先日、招待を友人に送ったら30名以上の人に結婚式の参加を断られた。

「お前が人として問題あるからだろ」「嫌われてるぞ」
と言う人もいるかと思いますが、一旦その問題は置いておいてもろて。

ちょうど僕の周りは出産したり、小さな子供がいたり、
遠方の人が多かったり、そういう事情もわかる。
だけど、こんなにも断られるとさすがに堪える。。。

こういう状況になったら
「本当に結婚式をしていいのだろうか?」
多分10人中9人はこう考えるのではないだろうか。
すごくタイムリーなツイートを発見しました!

この事実に直面するまでは僕も、
「なんで新郎新婦様は結婚式を延期したいと思うんだろう?」
って、新郎新婦の気持ちが全くわからなかった
けど、
当事者になってわかる辛さ。。。
招待したときに断られるたびに、悩むよね。テンション下がるよね。
なんで招待を断るのか分からなすぎてアンケート取りました。

【頂いた意見】
◆結婚式って招待制なので、もし自分が参加して誰かに移したら
 せっかくの祝いの席が台無しになる。
◆不特定多数の相手に会うのが怖い。
◆密室空間に長時間いることが怖い。

実際の顧客目線の方からの意見を聞いてなるほど、と思いました。
確かに自分が原因でクラスター発生させたら目も当てられないなと。
これも配慮の一つだよね。

ただぁ〜僕は業界人として、
こんな時代に結婚式をやるイチ新郎として、声を大にして言いたい!

「こんな時代だからこそ結婚式をしよう!!!」

僕は声高々にそう訴えたい。
式場の感染対策は皆様の想定以上に完璧だと思う。
※以下のサイト参考

さすがのCRAZYはアクリル板までおしゃれにコーディネート!
マスク着用、換気、アルコール消毒などの当たり前な項目はもちろん受付やゲストのテーブルにアクリル板を置いたり、マイクを都度消毒したり、
本当に徹底してます。

ただニュースを見てシンプルに不安になる方が多い。
感染者の数増えると不安になるよね。

コロナウィルスの影響でブライダル業界は大ダメージを受けている。
最近では潰れる結婚式場も出てきた。

ついにワタベウェディングが私的整理に入った。
大手の式場でさえ運営が継続できるかどうかも怪しくなってきた。

延期した先に式場が存続しているのかも怪しい。そんな時代についに突入。
僕が対応したお客様で4回延期している方、何度かの延期の後、キャンセルしている方をたくさん見てきている。結婚式が嫌になるよね。
今後なんとか事態宣言がいつ出るかわからない。

つまり言いたいことは、今後延期していつできるかわからない状態が続くのであれば、不安にならずにあなたにあったやり方で感染予防対策をしっかりして、今やりきるのがベストであるという提案である。

このnoteは、
【日程変更の問い合わせの対応に悩んでいるプランナー】
【結婚式をするかどうか悩んでいる新郎・新婦様】
【結婚式に招待されて出席するか悩んでいるゲストの方】

と、立場によって悩み解消ポイントをまとめました。
これを読んで、結婚式を延期する人が減ってくれたら嬉しく思う。

※ただ、あくまでも新郎新婦様が思うベストな状態でやるべきなのは事実。
リアルでやりたい方は、落ち着くのを待ちましょう。
個人的には、今後1年間は落ち着くという状態にはならないと思う。
結婚式においてはワクチンが普及してもコロナの収束はないと思ってる。
ワクチンが出回っても列席者全員が接種できている時が本当に来るのか、
それがいつなのかは神のみぞ知る。
だったら今どうやって安全にできるかを考えたほうが懸命なのでは、
というあくまでも個人的な見解をまとめてます。

1.コロナ禍の結婚式の現状整理

私は昨年の5月にコロナ禍で結婚式を行うためのnoteを書きました。
おかげさまでたくさんの方に見ていただき反響もあった。

このnoteを書いたときはコロナが流行りだしたときで、世の中がどうやって結婚式をやっていくか悩んでいた。
結婚式の多様化や結婚式での具体的なアクションはこちらのnoteをご参考ください。しかし、あれから約1年経ち状況は変わってきている。
日本の情勢も日々刻々と変化している。
この1年での自分自身の体験と、お客様と接客する上で感じたことを踏まえて、今それぞれの立場ですべきことを書いていきます。

今頑張るべきは式場だけじゃない。新郎新婦だけじゃない。
招待されたゲストにもやるべきことがある。

それぞれの立場でそれぞれの項目を読んでいただけると幸いです。

2.コロナ禍の結婚式でウェディングプランナーがするべきこと

現状ウェディングプランナーはお客様と式場としてのビジネスライクな対応との板挟みにあって、疲弊している。
お客様にキャンセル料とか日程変更料をプランナーだって請求したくない。
上司からこれを請求してこい、とかこの日程しか提案しちゃダメ、とか言われるのは当たり前。だって会社が存続するためには必要なことだから。
あくまでもビジネス、ボランティアではやれないから。
だからこそ僕たちプランナーは延期しなくても安全にできる方法をお客様に提案しなければいけない。

まずはお客様に寄り添うこと、なぜ延期しようと思ったのかをしっかりヒアリングしましょう。
その理由に合わせた提案が絶対あるはず。
1番しんどいのは新郎新婦様だから、あなただけは絶対に味方でいなければいけない。

【延期の理由に合わせた提案】
①来て欲しい人が来れない・遠方のゲストがいる
→オンラインの提案もしくは2回に分けて行う
②招待人数が多い
→2部制の提案
※ドレスを購入することでレンタル費用がかからずにできることや
 招待状をwebにすることでコストダウンを提案。
 実際に私が提案したのはご実家が九州のカップルに親族だけは
 九州でやることを提案し、2回実施することになりました。
③海外挙式がしたい
→写真のみのフォトウェディングの提案
 今は写真にひたすらこだわっていつか必ずもう一度みんなを集めて結婚式をしよう。

ご自宅での出張結婚式も選択肢の一つです。

そして、先々のお客様へ早めにこちらからアプローチすること。
新郎新婦様は、
・招待客に連絡して、来て欲しい人が来れない→今やるか迷う
・感染者が増える・自粛要請が出る→今やるか迷う

というループに入ってしまうので、その前にプランナーのあなたが新郎新婦様の味方になろう。早めにこちらからキャッチアップして信頼してもらうことが重要。時期が近くなると実際に経費がかかってくるので、日程変更するにしても早いほうが良い。

今結婚式は多様化しているからこそ、新郎新婦様にあったベストチョイスを提案をするべき!
それはプロであるあなたしかできないこと。
その答えが延期することだったら、いつがベストなのか一緒に考えよう。
しっかり寄り添って、新郎新婦様の味方になって!
しんどい今を乗り越えましょう!

3.コロナ禍の結婚式で新郎新婦様がやること

なんとなく不安だから延期っていう人が多い気がする。
世の中のニュースが騒いでいるから、今やるのは本当にいいのか。
一人で悩んでいないで、まずはウェディングプランナーに相談してほしい。
きっとあなたに合うプランを提案してくれるはず。

前章に詳細が書いてあるが、選択肢はたくさんある。
例えば、会場にオンラインウェディングをする力がなかった場合。
あなた自身の力でやりましょう。
今はツールで溢れている。
Zoomやインスタライブ、youtubeライブなど、スマホ1つでできることはたくさんあります。オンラインで空間をシェアする方法は増えてきました。
ゲストが参加する選択肢を増やしてあげること。
それもできることの一つ。

また早めにゲストへ参加確認をしてほしい。
特に小さなお子様がいる方、高齢の方、地方にお住まいの方、
医療関係の方、海外在住の方は欠席の確率高いです。
招待するときにもこちらから配慮しましょう。

そして必ずやってほしいのは、延期に対する対応や契約書を確認すること。
気をつけていただきたいのはキャンセル料や日程変更料は基本かかります。
だって、あなた達のために何十人っていう人がすでに動いてるから。
実際に多くの時間と人をかけて結婚式は行われます。
それだけはご理解いただきたい。
そして、規約の力は強くて、勝つ確率は非常に低いのが現状です。
どうかプランナーと一緒にできる方法を考えていきましょう。

4.コロナ禍の結婚式でゲストにやってほしいこと

今僕が一番メッセージを伝えたいのは、参加するゲストの皆様。
まずは新郎新婦様の決断を応援してほしい。
結婚式実施において、一番悩んでいるのは新郎新婦様です。
今やろうって決めるのは絶対勇気がいるもの。

勇気を振り絞って声をかけているのだから、できるだけ参加してほしい。
参加したら絶対よかったって思えるから。

もし不安で欠席を考えている方は、
新郎新婦が勇気を出して誘ったのだからそれを否定するような、
「今やっても大丈夫なの?」
「こんなときに結婚式なんてするの?」

こういう一言はやめましょう。
この一言がすごく新郎新婦様を不安にさせます。

きちんと理由を説明して欠席してほしい。
新郎新婦様が傷つくような発言はしないでほしい。
あなたが欠席すればいいだけなのだから。静かに欠席してほしい。

そして、欠席の際にはこの言葉を添えてほしい。
「本当は参加したいけど〜事情でごめんね」
「リアルの参加は難しいけど、オンラインで参加するね」
この何気ない一言が新郎新婦様の勇気になるから。

5.コロナ禍の結婚式まとめ
〜結婚式を挙げることだけが全てではない〜

最終的に結婚式をするかどうか判断するのは新郎新婦様。
だからおふたりに取って、後悔しないようベストな選択肢を取ってほしい。
最近私が感動したのは、CRAZY WEDDINGとSHEのコラボ商品

私は結婚式の本質の一つが、新郎新婦の考え方を擦り合わせることだと思うから、それを式を行わずに実現させることがこの商品ではできる。
例えば今妊娠、出産しているカップルは物理的に結婚式が難しい。
だったら式は挙げずに写真だけとか、その人にあった選択肢があると思う。

確かに厳しい時代だし、
もちろん結婚式をすることだけが全てではない。
だけど、結婚式って結婚したことを実感できる一番の瞬間だと思うんだよね。
人が集まれないときだからこそ、合法的に集まれる場所。
人とのつながりが疎遠になったからこそ、
オフラインで幸せな瞬間をシェアできる場所。
こんな時代だからこそ、コロナに負けず結婚式をしよう。


結び:皆様へのメッセージ

◆新郎新婦様の皆様へ
勇気を持って結婚式をしましょう。
大丈夫、プランナーはもちろん、たくさんのプレ花嫁、卒花嫁が
あなたの味方で、式の中では絶対みんなが祝福してくれるから。
◆ウェディングプランナーの皆様へ
あなたが一番新郎新婦様の近くにいないといけない。
理解者でなければいけない。
生きていくために会社の言うことも聞かなければいけない。
結婚式はなくならないから、今は辛抱して、新郎新婦様の幸せ、
自分の幸せな未来を想像し続けよう。
◆ゲストの皆様
どうか新郎新婦様を応援してください。
背中を押してください。
そして列席して2人の幸せを見届けてください。

P.S
延期するかどうか悩む新郎新婦様、是非連絡ください。
僕が安全に結婚式を実行する方法を全力で考えます。
おふたりが考えうるベストな状態で結婚式をしましょう。
このnoteで一組でも多くのカップルが延期せずに結婚式を挙げられますよに。

※写真提供
TOPの写真は昨年の9月に結婚式をした知人の写真
知人からのメッセージ
「ほんとに祝いたい気持ちがある人は来てくれるから欠席の連絡で落ち込まないで!大丈夫!当日はそんなの忘れて最高に楽しめるから!」
経験者が語る最高のメッセージ。


世の中の結婚式のクオリティが上がって、新郎新婦様の笑顔とプランナーの笑顔がもっとたくさん広がりますように!