オンライン交流を心地よくするために必要なコト
最近は、オンラインでの交流がすっかり当たり前になってきたように思います。
毎日様々なプラットフォームで交流の場が作られ、ものすごいスピードでノウハウが構築されていく。
この流れに名前をつけるとしたら、
「リアルの交流をしないリアルの感覚を大事にするオンライン交流業界」といったところでしょうか。
オンラインで乾杯しながらオンラインのグチを言い合うわけです。
それって何かおもしろいですね。
今回は、そんなオンライン交流業界に必要不可欠な概念“音でつながる“について書いていきます。
“音でつながる“とはどういうことなのか?
ここでいう“音“とは、
車の音や食器を洗う音などの“生活音“、
楽器や歌声で奏でられる“音楽“、
人が発する声や“言語“など、
僕らが認知できる音全般を指します。
そして“つながる“とは、
その音を聞いた時に、他の人と同じものを感じればつながっている、感じるものが違えばつながっていない、といったニュアンスです。
例えば、引っ越しなどで、新生活が始まったときって何だかワクワクしますよね。
そういう時に聞いていた音楽って、今聞いても不思議とワクワクしませんか?
音楽の好みやその音自体の持っている作用もあるとは思いますが、
その当時のワクワク感がその曲に保存されているような感覚があります。
当時の気分とつながる。
つまり、その音を通して過去の自分とつながっているのです。
この“音でつながる感覚“は、対人関係でも存在します。
例えば、“愛“という言葉を聞いてイメージすることは人それぞれ違います。
心をときめかす人もいれば、どこか重苦しさを感じる人もいるし、英語で“アイ“と言ったら主語になります。(眼かな?)
相手と“愛“について語り合うには、お互いの“愛の意味“をわかり合う必要があります。
なので、ある特定の言葉を自分と同じニュアンスで使う人がいれば、それも音でつながっていると言えます。
そして音でつながっているときは、話が盛り上がるし仲良くなれることが多いように感じます。
“音でつながる“ことの重要性
僕は、“音でつながる“感覚を得たときは、安心感と高揚感が入り混じった、心地よさを感じます。
なので、話している相手と音でつながっているときは、非常に楽しい。
逆に音でつながっていないと、話が噛み合わないので、楽しくない。
これって、オンラインに関わらずリアルでも言えることだとは思いますが、
オンラインの場合は、そこがより顕著になる感じがします。
非言語コミュニケーションがとりづらいからでしょうね。
だからこそ、“音でつながること“が重要になるのです。
オンラインで心地よい場を作るために
“音でつながる感覚“を得られれば、オンライン交流は一気に心地よいものになります。
では、どうすれば“音でつながる“ことができるのか?
ひとつ簡単な方法があります。
それは、場の中で“音でつながる“という言葉を流行らせることです。
たとえば以下の様なやりとりのイメージ。
A「安心感って、思考停止感を感じるんですよね」
B「思考停止感、何となくわかります。人って安心するために思考しなくて良い、便利なものを求めますもんね」
C「そうそう。それ自体が悪いわけではないけど、今の世の中は思考停止感にあふれてますよね。」
B「間違いないですね。」
C「……何だか、音でつながりましたね。」
A「たしかに、音でつながった感あります。」
「(ᵔᴥᵔ)」
みたいな。
こんな小難しい話でなくても良いのですけど、
“他の人は分からないかもしれないけど、私達の間では分かる“
ということが重要だったりします。
音楽の話でもそうですね。
“音でつながる“
ぜひ意識してみてください。
【問いにハマったラジオ】
今回の音でつながるに関して、音声で対話したものもございます。
今回のnoteに合わせて聴いていただくと、よりこの世界観が伝わってくるかと思います。
ありがとうございました。
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