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告白①

自己紹介で持病が色々あることは書きました。
今回から少しずつ持病について書こうと思います。
他人が興味あるかどうかはさておき、記録として残しておこうと思いました。

MTBI 軽度外傷性脳損傷(けいどがいしょうせいのうそんしょう)

 ※MTBI=Mild Traumatic Brain Injuryの略
軽度とつくと、大したことないというか、症状が軽いと思われがちですが、そうではなく、受傷時の意識障害の程度やその持続期間が軽度であったという意味で使われてます。

受傷後30分またはそれ以降の診察時点でのGCS(グラスゴーコーマスケール*)が13-15点(意識レベル軽症)の患者において、以下のうちの1つ以上を満たしたもの
*グラスゴーコーマスケール(GCS)とは、頭部外傷の重症度を測る基準のうち、意識レベルを測定する基準。
①錯乱や見当識障害を生じたもの
②30分以下の意識消失を生じたもの
③24時間以内の外傷性健忘を生じたもの
④その他の一過性の神経学的異常(巣症状やけいれん、外科的治療の必要のない頭蓋内病変)


 以下の合計値で測定し点数が低いほど重症
E.開眼:自発的(4)、言葉による(3)、痛み刺激による(2)、なし(1)
M.運動反応:命令による(6)、はらいのける(5)、逃避的屈曲(4)、異常な屈曲(3)、伸展する(2)、なし(1)
V.言語性反応:見当識あり(5)、錯乱状態(4)、不適当(3)、理解できない(2)、なし(1)

WHO(世界保健機構)2004年発表

単純MRIでは撮影できないことが多く、見逃されている病気でもあります。
これは、MRIの撮影方法のひとつでファイバートラクトグラフィーというものでとられた私の脳神経。
左側の神経が右側と比較すると明らかに少ないのがわかります。

ファイバートラクトグラフィーで撮影した脳神経画像

それでも、損保は「はいそうですか」とすんなり認めてはくれず裁判で争う他ないのです。
当時 後遺障害として認められた等級はムチ打ちと同等の14級でした。
が、裁判するにしても資金は必要だし、必ず勝つとも限らない。
これを見つけたくれた医師が30枚にも及ぶ意見書を書いてくれても、損保のお抱え弁護士が倍以上の反論(こっちの方が根拠がないって噂)してきて、そう簡単には勝てないという現状です。

おっと、話がずれてしまった。

軽度外傷性脳損傷での困りごと

  • 記憶障害(同じことを聞く、さっきまでのことが覚えられない、人の顔と名前が覚えられない)

  • 遂行機能障害(判断力や思考力をうまく活用できない、複数のことが同時にできない)

  • 注意・集中力の低下(何かをしている時に話しかけられると本来集中するべきことに取り組めなくなる)

  • 運動神経障害

  • 低音障害型感音難聴

  • 嚥下障害

  • 握力低下

  • 自律神経障害 など

そこそこ日常生活に困ったりしてます。
これが原因だとわかるまでは、家族からも冷たく当たられてました。
何せ事故自体は大けがでもなかったし、その日のうちに自宅に戻されたので。
まさか自分でもこんなになってるなんて・・・
そしてそれを認めたくない自分との葛藤でネガティブ思考になりうつっぽくなったり。

事故前は一度見た映画はしっかり内容を覚えてるので、よほど好きな映画以外で二度見ることはなかったし、本も長編小説を月3~4冊読むほど好きだった。
ながら作業も得意だったし。

今は、何度でも新鮮な気持ちで同じ映画を見られる😂
本は長編ものは途中でやめると、最初から読み直しの繰り返しで読破できない😢
マンガなら辛うじてだけど、連載モノは・・・
あちこちにポストイットやリマインダーをしかけている。

この1記事書くのに約2か月もかかるって、昔の自分なら考えられないです。
いつまでも”出来てた昔の自分”に囚われていちゃダメなんですけどね。

次回は、脳脊髄液減少症でも書こうかな。

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