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告白②

前回に引き続き、持病のお話です。
記録用も兼ねてるので、スルーしてくださっても全然問題ないです。
順番が前後するんですが、事故後一番最初に診断されたのが
脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)でした。※事故当時の呼び方

CSFH 脳脊髄液減少症(のうせきずいえきげんしょうしょう)/CSFL 脳脊髄液漏出症(のうせきずいえきろうしゅつしょう)

CSFH=Cerebrospinal Fluid Hypovolemiaの略
CSFH=Cerebrospinal Fluid Leakの略

病気の概要

まず、脳や脊髄は「硬膜」という袋に覆われており、硬膜と脳・脊髄との間は「脳脊髄液(髄液)」で満たされています。
交通事故やスポーツ外傷等により、その脳脊髄液が硬膜外へ漏れ出すことで、頭痛やめまいなど様々な症状を引き起こすことがありこれを脳脊髄液減少症または脳脊髄液漏出症といいます。

脳脊髄液減少症のイメージ図

この疾患は誰にでも起こり得るもので、髄液が漏れ出し、通常よりも多く減少することによって脳が下方に引っ張られ神経を圧迫することで引き起こされます。頭痛、めまい、吐き気や嘔吐、首のこりや痛み、頻尿、聴覚や視覚の異常、しびれや脱力感など、いわゆる不定愁訴と呼ばれる症状が現れる場合があります。※事故当時の呼び方 と書いたのは、現在は脳脊髄液漏出症と呼ばれることもあるからです。

前者と後者の症状としてはほぼ同じですが

脳脊髄液減少症は

通常は、脳や脊髄の周りにある脳脊髄液を循環させる細い管(シャント管)が破損することによって、脳脊髄液が減少する

ことに対し

脳脊髄液漏出症は

脳脊髄液が異常な場所から漏れ出ることによって脳脊髄液が減少する

という違いです。

ほとんどが脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群・脳脊髄液漏出症)と書かれていることが多いようです。

私の場合、まず上体を起こしていると鎮痛剤を服用しても治まらない頭痛から始まり、耳の奥の痛み、ひどい倦怠感、難聴、聴覚過敏、光過敏、握力低下、15分間隔で襲ってくる尿意、ずっと地震を感じているような感覚などで起きていることができず、寝たきりに近い状態でした。
整形外科に行っても「むち打ちは日にちが薬」で終わり
脳神経外科で検査しても脳の損傷がないので原因不明
耳鼻科に行っても聞こえが悪いみたいだけど原因不明
眼科に行っても原因不明
泌尿器科に行っても原因不明
診察券コレクションができるほどドクターショッピングの日々でしたね。

で、ある日TVで見た番組がきっかけで、脳脊髄液減少症というのを知り、地元に見てくれる病院があるのか探しました。
どうやら特別な検査(CTミエログラフィー、またはMRIミエログラフィーもしくは脳槽シンチグラフィー)があるようで、それを診断できる医師も当時は全国で片手くらいしかいらっしゃいませんでした。
MRIミエログラフィーで確定できなかったので脳槽シンチグラフィーを受け、やっと腰の辺りから髄液が漏れていることが確定しました。
硬膜の破損個所が確定できたのでブラッドパッチ療法を受けました。

ブラッドパッチ療法(硬膜外自家血注入療法)

読んで字のごとく、Blood(自分の血液を採取して)でPatch(かさぶたをつくって穴を塞ぐ)って治療です。
当時は保険外治療だったので、保険会社からも治療費がでないので全て実費です。1回が高額で泣きました。

ブラッドパッチのおかげで酷かった頭痛は幾分か治まりましたが、今度は全身の痛みに苦しむことになりました。

それはまた次回に・・・こんな話需要あるんかいな?w


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