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【シリーズ】あるじとしもべのダイアローグ(7)

「オイしもべ」
「ハイあるじ 久しぶりですねこのシリーズも」
「久しぶりやないけェ 久しぶりすぎてなんや 夏が終わったで」
「やっぱり終わった感じですか。まいったな」
「まいったもなんも、時間は過ぎゆくもんやろがいな なに悠長なこというとるねん 仕事すすんどるか」
「仕事の進捗の話は暗くなるからやめましょうあるじ やってます ええ 間違いなく言えることは、やってるっていうこと…」
「なんや景気悪い顔しとんな せやけどジゴージトクいうやつやでそれ いろいろ引き受けすぎるからちゃうんか できもせんのに」
「できもせんのにとか人聞きが悪いですあるじ… お話をいただけるうちが華と申しましてねあるじ… なんせ『オフィスぴの吉』と申してやっておりますからには、書き続けるということをしていかないとどうにも…」
この会話もあれか 仕事かいなひょっとして
「…まあ見方によっては、そういう解釈もできないこともないかと オフィスぴの吉の社内会議みたいなものです」
「マジかよ ワイ、メチャ適当に始めたんやでこれ おまいがツイッターで一部界隈にまあまあウケたーいうから味占めて」
「味占めててあるじ… まあたしかに一部の界隈からは『続き期待してます』とか社交辞令はいただいておりますが」
「まあおまい、テュル活もええけどちゃんと育猫ライフも書かなあかんのとちゃうんか」
「育…だれをですか」
「おまいの視界には今ワイ以外にどの猫がおるねんな」
「あるじ、『ライオンの幼児』とか呼ばれてるじゃないですか…猫認定されてませんよね 世間に」

「思い出した あの○木くんの野郎アンチキショー 人に向かってよりにもよって『ライオンの幼児』て💢 まあライオンちゃんは強いからまだええけども タヌキとか言われるよりかは数倍まし」
「(人…?)そんなことないでしょ タヌキもかわいいでしょ」
「タヌキやろ?あんなもんただの害獣やんけ」
「…」
「あーーーハイハイハイハイすみませんすみません ワイが悪かった ぽんぽんくすぐりの刑はカンニン」
「わかればよろしい それはそうと首輪お似合いですよ」
「フフンこれやろ しもべに買ってもろてん」

「デニム生地、たしかに触ってみた感じではねこのお肌にやさしそうな雰囲気はありましたね どうですかつけ心地は」
「悪うないな(上機嫌) ていうかワイ、思うんやけどユーラシア大陸一デニムの似合うねこちゃんやと思うねん おまいはどう思いますか」
「…」
「なんやねん ワイがベストジーニストすぎて言葉も出えへんのかい」
「いえ、ユーラシア大陸ってネコちゃん何匹いるんだろうかと思いまして…」
「数えたことないからわからんな~ せいぜい300匹くらいちゃう」
「そんなわけないでしょ まあでも、他猫のことはいざしらず、お似合いです フンパツした甲斐がありましたね」

「おまいが夏休みに出稼ぎに行ったから、そのお駄賃で買ったんやんな」
「お駄賃というかアルバイト代というか…まあ左様ですあるじ お仕事自体はそれほど難しいものでもなかったのですが、なんせ人を相手にするお仕事で、神経は使いました…」
「そやねん おまいちょいちょいお外に昼間でかけよって ワイがどれだけ家でさびしいか知らんのやな まあ我慢したのでワイからしたらこのデニムは当然のごほうびです」
「あとね、ハーネスも買いましたよ」
「はーねす?何それおいしいの??」
「おいしくはないですね。ほれこうやって…あるじに装着していつでもお外に出られるように」

「えーーーーー それやだーーーー」
「やだとか言わないでください 災害とかあったときにいつでも避難しないといけないでしょ」
「長崎、それがあるからきびしーよなーーー でもハーネスはいやです」
「じゃあ例のバッグに入ってもらうことになりますがいいですか?」
「…」
「…バッグ、そんなにいやですか」
「いやもなんも、あれロクな思い出がないねん なんや病院とかいう怖いおじさんと、優しいけどとても痛い注射するおねいさんたちがいるとこやろ」
「後半の部分はイイじゃないですか」
「まあワイも男の子やからね…おねいさんは基本誰でもスk… て話が逸れたやんけ ワイ、ハーネスとバッグだけはいややで おまいなんとかしてワイを自由な形で外に連れ出す方法を考えろください」
「そんな無茶な お外に出るときくらいは我慢してください」
見返りは?
「え?見返り?」

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「そう おとなしくハーネスをつけさせてやる見返りに、おまいはワイに何をしてくれますか」
「…ちゅーる…チュール3か月分でどうですか…」
「そんなにか そんなにもか よっしゃわかった」
「(チョロい…)じゃあこれで交渉成立ということで さあじゃあ試着してみましょう… ってあるじ あるじ どこ行くんですあるじ」
「あかん やっぱ気が変わった ハーネスいやです ちゅーるはもらうけどハーネスはいや」
「ちょっと待ってください あるじ あるじ このままではハーネスがパーです 高かったんだから」
「なんやそれ(立ち止まって) ダジャレのつもりかそれ」
「はいもう…いいかげんオチをつけないと。毎回オチがつけられずに終わってますから、ビシッときめたいんですけどね… ここで終わったら、やっぱり読者各位に怒られますかね…」
「こんなnoteの読者とかおらんおらん(筆者注:います) ええんちゃうか ハーネスだけに」
「…ハーネスだけに…?」
「胴(どう)にでもなる」

(次回に続く…?)

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