ヒラメの寄生虫を研究していた僕がVPoEになって考える、事業と人生を両立させるエンジニア組織の作り方
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ヒラメの寄生虫を研究していた僕がVPoEになって考える、事業と人生を両立させるエンジニア組織の作り方

現在、アイモバイルの子会社である「オーテ株式会社※」の取締役として
従事しています。

この記事では、自分がエンジニアになるまでの経緯や、現在取り組んでいること、これから取り組んでいきたいことを書きました。
また、自分のことだけでなく、オーテでどんな人が働いていて、どんな想いで開発に取り組んでいるのか等の情報も盛り込んでみました。

過去のリレー記事と同様、オーテ社員の吉田さんによるインタビュー形式の記事です。是非、ご一読いただけると幸いです!

※アイモバイルの子会社。「パズル de 懸賞」シリーズを中心とした高品質なパズルと魅力的な懸賞システムを融合したスマートフォンゲームアプリを提供している。MAUは130万人を超える。

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氏名:藤崎 悠
年齢:37歳
出身:茨城県 牛久市
休日の過ごし方:子供(5歳と2歳)と遊ぶ

エンジニアになったキッカケ

吉田) 本日は、オーテ株式会社の取締役、藤崎さんにインタビューしたいと思います!
藤崎) よろしくお願いいたします!

吉田) まずは藤崎さんについて、簡単に自己紹介をお願いいたします。
藤崎) 現在37歳です。5歳と2歳の子どもがいます。
アイモバイルには2017年下期に入社しました。現在のオーテに関わっているのは2019年08月からになります!

吉田) ありがとうございます!オーテの中で一番好きなアプリも聞いてみたいです!
藤崎) ジグソーde懸賞です。僕というより、娘が気に入っていますね!

吉田) それでは続いて、 エンジニアという仕事を選んだきっかけを教えてください!
藤崎) きっかけは、大学3年から4年に上がる春休みにサークルの友人に誘われて、国産ERPパッケージの会社のインターンシップを受けました。
有給のインターンシップだったため春休み1ヶ月間でき、20万円ほど頂けました。また、正社員としての入社パスも頂きました。

ちなみに学部は農学部で、学科は水産なので、エンジニアとは関係がなかったです。
卒論ではヒラメの寄生虫をテーマに書きましたが、いまいち一生やるイメージが湧かなかったんです。
一つのテーマで何年間も研究して、論文出して「完成!」という達成感のスパンが、自分の性格に対して長過ぎたため、もっと短期間で達成感を感じられる仕事に就きたいと思いました。

そのため、入社パスを頂いていた企業に新卒で入社したことがエンジニア人生のスタートです。

東京→ボストン→東京


吉田) 続いてこれまでのキャリアについて教えてください!
藤崎) 新卒で入社した上述の企業で6年ほど、エンジニア(コーディング・テスト・要件定義など)として働きました。エンジニアとしての基礎は全てここで学んだと思うので、かなり感謝しています。

その後、妻の留学について行くために退職し、ボストン近郊で1年間主夫をしていました。
配偶者ビザでの渡航だったため、仕事は出来なかったのですが、当時は子供も居なかったので結構暇を持て余してしまって(笑)。英語の勉強もしたかったのですが、アメリカ人にガンガン絡んでいくようなガッツもなく、最初の数カ月は悶々としていました。その後、現地で知り合った日本人エンジニアの方がSQLが苦手だということで手伝ったり、前職の先輩が日本で起業するということでSkypeで打合せしながら手伝ったり、あとは個人でiOSアプリを開発したりもしてました。

2013年に日本に帰ってきて、上述の、ボストン時代に手伝っていたベンチャーに、創業メンバー(唯一のエンジニア)として入りました。教育支援アプリを開発していて、自分は、iOSアプリとサーバーサイド(=当時の開発物すべて)を作っていましたが、事業として当たる前に僕の我慢が切れてしまって、翌年に転職しました。

3社目は、東工大発の機械学習ベンチャーに、これもエンジニア第一号として入りました。当時の機械学習ブームに上手く乗れたのか、割と大手の企業さん達から様々な案件を受託していました。泥臭い仕事も多かったですが、自分にとっては新しい経験だったので、楽しくやっていました。
ただ、(当時は)自社サービスが無くて受託がメインで、積み上がっていく感じに乏しかったのと、家庭状況が変わって通勤の遠さがネックになったこともあり、転職先を探しました。

それで、2017年にアイモバイルに入社して現在に至ります。

オーテとの出会い


吉田) 続いて藤崎さんがオーテに携わることになった経緯を教えてください!
藤崎) はい。僕が入社した時は、まだオーテとアイモバイルには接点がありませんでした。モバイルアプリ支援に特化したグロースハックツール「LogBase」の開発者として採用されて、その仕事をしていました。これは2年くらい頑張ったのですが、鳴かず飛ばずでした。

その後、2019年に「スマホ向けゲームアプリの会社を買収する予定なんだけど、やってみない?」という話を頂き、純粋に面白そうだから、やってみたいなと思い、そう答えました。
LogBaseが上手くいかなくて、会社に貢献できてないという意識があったので、そこで声をかけてもらえたのも嬉しかったですね。ここでもし「2回目も失敗したら次は無いぞ」みたいな感じだったら「僕にはできません」的な気持ちになったかもしれないので、「失敗を許容する文化」は大切だなと思います(笑)


吉田) 実際にオーテに入ってみて、オーテ代表取締役社長の早瀬さんや、創業者の手塚さんと仕事をするなかで、お二人の優れている点や尊敬することなどがあれば、ぜひお伺いしてみたいです! まずは早瀬さんについて、いかがでしょうか。
藤崎) 早瀬さんとは、LogBaseの事業側のパートナーが退職した後に、その後任として一緒に仕事をしていたので、ある程度お互いのことを分かっていました。

早瀬さんは、僕と重なる部分・異なる部分の相性が絶妙なんですよね。
重なるところは、目的志向で、その目的を達成するためには妥協しないという点です。
一方で、得意分野は異なるので、お互いに補完し合えている感じがします。
論理的・数量的な部分は、当然かもですが、エンジニアである僕の方が得意。
逆に、早瀬さんの方がすごいのは、対人スキル。彼は本当に人たらしですね(笑)

僕の場合、大学時代のサークルや、ボストン生活、帰国後のベンチャー立ち上げ等で、「初対面の人との関係構築に限界がある」ことを嫌というほど思い知りました。「目的達成のために妥協しない」とか言っておいてアレなのですが、「この人とは仲良くしておくべき」という相手でも、飛び込み営業みたいな形での関係構築は、心が折れてしまってどうしても無理でした。
早瀬さんは、少なくとも僕から見る限り、誰とでもスッと関係構築してしまうので、尊敬というか、魔法を見ているような感じで、その分野については「降参!任せた!」という感じです。

吉田) 続いて、手塚さんについてもお伺いしたいです!
藤崎) 手塚さんはパズルゲーム/スマホアプリへの向き合い方が半端ないです。
その意味では、僕や早瀬さんと同様に、「目的に対して妥協しない」タイプだと思います。

創業してアプリをリリースして5年間、その後アイモバイルグループに入って計7年間。時間の重みを感じます。
既存のコードは当然のごとく全て把握してますし、施策面でも、僕らが気付く課題は、9割以上が、手塚さんにとっては「検討済みの課題」なんです。なにしろ7年間向き合っているので。
一方で、「オーテ単体ではリソース等の問題で実現できなかった施策」というのは結構あるので、アイモバイルグループに入った事で、今まで超えられなかった壁(組織や人脈など)を超えていけると良いなと思っています。その意味で、オーテとアイモバイルも、相互補完的な関係なのだと思います。目的が一致していて、くっついたことで実現可能性がぐっと高まった状態なので、純粋に楽しいですね。
あと、手塚さんとは家が近いし子供の年齢も近いので、お互いの気持ちが分かる部分が多いのも嬉しいです(笑)

それと、前述の通り、自分には「創業メンバーで入ったベンチャーが上手くいかないまま、忍耐が切れて脱退してしまった」という経験があるので、手塚さんがオーテを5年以上続けてきたことも、純粋にすごいと思います。
「スマホアプリを作って、多くの人に使ってもらう」というのは、自分がやりたかったけどできなかったことなので、それに携われていることも嬉しいです。

吉田) 続いて、パズルde懸賞シリーズ開発について、やりがいや面白さは何でしょうか?
藤崎) MAUでいうと130万人を超えました。そのため、ユーザーから良い反応も、悪い反応も、すぐに返ってきます。多少なりとも人々に影響を与えていることが実感できます。

また、賛否はあると思いますが、「ゲーム=遊び」というジャンルも、個人的には好ましいと思っています。
究極、遊びなので、生命や金銭のトラブルには滅多に繋がりません。良くも悪くも、「嫌なら使わないだけ」で、ほぼプラスの効果しか生まないので、精神衛生上良いです。新卒で入った会社は、給与計算が間違ってたりすると、大変でしたからね、、、(苦笑)

吉田) 逆に難しさはなんでしょうか?
藤崎) アプリなので、配信(リリース)したら最後。ユーザーの元に届きます。
リリース後にバグに気づいて直しても、ユーザーがアプリを更新してくれるまで、ユーザーの手元ではバグが起き続けるので、そういう意味での緊張感はありますね。
クラッシュレポート等で、「何かあったら早めに気付ける」状態を極力担保していますが、特にiOSだと審査に数日とかかかり、タイムラグは避けられないので。
WEBサービスなら、修正・テストが終わればすぐ適用できますが、アプリだと「修正が終わってもバグが起き続ける」というのが、怖いというか、もどかしいというか。

ただ、実は自分の職歴上は、新卒で入った会社では「Windows上で動くexeファイル」を作っていたので、「直してから適用されるまでに間が空く」というのは、原点回帰みたいな感じはしますね。WEB開発でキャリアを始めた人のほうが、この戸惑いは大きいだろうなと思います。

曲がりなりにも2006年からIT業界で働いていますので、この15年間で、クラサバ→WEB→スマホアプリ と、振り子が往復する様子をリアルタイムで見てきました。
クラサバからWEBになった時、「各クライアントにexeをインストールする作業」がなくなって、「これが最終形だ」と思ってたんです。ところが、その後でスマホが出てきて、「クライアント側に(ブラウザではなく)専用アプリを置く」という形が復活した。自分の中では想定外だったので面白いし、「じゃぁ次はどうなるのか」というのも興味があります。ウェアラブルなのか、攻殻機動隊方式なのか、、、(笑)

オーテの組織体制


吉田) 続いてオーテの組織について教えてください!
藤崎) エンジニア側は、創業者と自分を含めて、今だと7名です。メンバーは増えて行くでしょうし、増やしていきたいですが。
吉田) どんなエンジニアメンバーが働いていますか?
藤崎) 「どんな」ってのは難しいですね(苦笑)。だんだんインタビューが出揃ってくると思うので、それを読んで、皆さんで判断してください。(笑)

吉田) 働く環境についても聞いていきたいと思います!
藤崎さんがマネジメントについて考え方(大事にしていること、こういう組織にしたい等)を教えてください。
藤崎) マネジメントとして、サーバント・リーダーシップを心掛けています。
サーキットの石を拾うイメージと言いますか、、、「メンバーのみんなが気持ちよくスピードを出せる環境」を作れれば勝ちかなと思っています。

あとは、走る方向を合意形成していくことですね。具体的には、週1回、開発MTGを行っています。ゴールは理詰めで決まっていくので、合議制ではなく、経営陣で決める事が多いですが、「そうなった理由」は、メンバーにも明確に説明するよう意識しています。そうすることで、メンバーから疑問点等をもらって、自分たちが気づいていなかった前提が見つかり、意思決定自体が変わることもあります。

吉田) 現時点でマネジメントの面での課題・改善していきたいと思うことは何でしょうか?
藤崎) 大枠は上手く行っていると思います。ほぼリモートの勤務体制でも、生産性は体感5%減くらいで済んでいます。

現状、リモートで一番しんどいというか、難易度が高いと思っているのは、「リモートになってから入ってきたメンバーのオンボーディング」です。
席が近ければ自然に自席付近で随時できていた「ふとした時に気兼ねなく起きる伝承」が、フルリモートだとごっそり失われるんですよね。
いま試していて、結構うまくいっているのは、1日に複数回、定例で、短時間のビデオチャットをすることです。「声を掛ける勇気、その下地としての心理的安全性」を醸成できるまでは、そういう形で「場」を作ってあげる必要があると思っています。悶々としちゃうと、お互い不幸なので(苦笑)

オンボーディング以外では、将来的にチームの人数が増えてきた時には、僕が律速にならないように、リーダーを置く必要はあるんだろうなと思っています。

吉田) オーテのこれからについて、どんな組織にしていきたいですか?
藤崎) 個人のベストエフォートのベクトルの向きが揃い、良い体験のサービスを 高速に成長させ続けられる組織を目指しています!

人生あっての仕事


吉田) 最後にどんな人と一緒に働きたいかを教えてください!
藤崎) 「エンジニアリング(コーディング~プロダクトマネジメントの全部または一部)を通して、何か意味のあることをしたい」と考えている方です。
また、「人生あっての仕事」という考え方の方と一緒に働きたいですね。そのほうが、「短時間で成果を上げる」というマインドがあってコスパが良くなると思うからです!

吉田) それでは、これから応募してくださる求職者の方へのメッセージをお願いします!
藤崎) 上記に共感頂ける方は、きっとお互い幸せに働けると思うので、ぜひ応募してきてください。
吉田)藤崎さん、お忙しいところありがとうございました!

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