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カナダで幼児教育を学ぶ:WEEK2-3

今週から対面授業がスタート!授業は1日約5時間。まだ外が暗く寒さの残る中家を緊張しながら出発。初めての環境は、いつになってもドキドキする。

先生やクラスメイトと初めまして。約20人ほどのクラスで、ローカルのカナダ人から移民や留学生までバックグラウンドは幅広い。授業は対面であるものの、ラップトップは必須。教材や参考資料はデジタルで配布される、生徒自身も作業はラップトップで行う。

まずは自己紹介代わりに3−4名のグループになり、決められた質問を選びお互いに答えていくワークショプを行なった。大勢の前で自分のことを効率よく短時間で説明することが大の苦手なので、少人数で経験やパーソナリティーが見えるような質問に答えながらお互いを知る方法は個人的にすごく楽しめた。

この2週間は、”観察と記録”がテーマ。最初の3日間は準備体操的な感じで、専門用語や観察や記録の重要さ、テクニックなどを座学で学んだ。

5日目と6日目には保育センターに実際に向かい、3時間ほど子供たちの様子を観察し、ノートをとるという実習があった。

今回のカリキュラムでは、4種類の観察テクニックを使い、実際に観察を行い、レポートとパワーポイントでの発表資料の作成がゴール。

最初の3日間は、言っていることは分かるが、自分が正しく理解しているかすごく不安だった。全体像が見えない中、闇雲に小さな光を頼りに進んでいるような感覚で、実習に臨むのも課題に取り込むのもどうしても自信がなくて怖かった。

毎日の宿題は、英文を読むのと英語での執筆(翻訳ソフトを活用しまくっていたけど、、、)に時間がかかり、必死。特に最終週の課題提出では、自分が正しいことをやってのか?と定かではない中、先生に何度となく相談しながらやり切れた。

実習では指定された園で、影武者のようになりながら(実際子供たちとちょっと話したりはした)ノートとペンを持ちひたすら対象の子供を観察しメモをとる。

わたしは3〜4歳の子たちがいるクラスで3歳の女の子を観察させてもらっていたが、彼女の賢さ、よく周りを観察して自立した行動が取れる成熟度にまず驚いた。3歳でここまで出来ちゃうんだ、、、!と。周りの子ども達の行動や曜日やメンバーによって全体の雰囲気がガラッと様変わりする様子など、とても興味深かった。

先生たちの雰囲気もカラッとしていて明るかった。Tatooがバリバリ入っていたりメイクも派手めだったり、ピンクのハイライトが入っていたりと、外見の自由さはやっぱり日本の外ならでは。素敵だなと思う。

数時間の訪問ではあったが、最初に業界の、ローカルの環境の雰囲気を知ることができたのもとても良かったと思う。

実習の後のまとめが辛かった。。。!子供たちの行動は、1分、いや数十秒単位でコロコロ変わる。書くことが膨大にあった。日本語で2時間半分、観察した子供の動作や言動、周りの環境などをメモしたものを、詳細を思い出しながら英語で書き起こす。

そのあとは、各観察テクニックを使い、レポートにまとめていく。ぶっちゃけ提出日前日まで、自分がやってることが正しいのかわからないまま進めていて、泣きそうだった。先生がクラスのみんなに進行状況を確認する中、当たり前だけどみんな無事に進めている様子。「やるべきこどが出来ているかわかりません」と正直に言って先生に相談すると、ちゃんと理解できて進むべき方向にいたことが分かる。「No stress!」と先生に言われ安心はするものの、時間との戦い。夜まで作業しながら、最終日に形にすることが出来て無事提出した。

毎週2〜4週間区切りで1単位を修了するデザインになっており、コースの最終日にはテストと課題の提出がある。クラスメイトが言うには、今回の科目は他に比べると結構楽と言っていた。そうなんだ。。。とちょっと絶望的にもなったけど、ペースをつかめばきっと大丈夫だろう。

身に付けたいと思うスキルがある。それは、自分の理解をわたしの言葉で他人に分かりやすく説明できるということだ。

最初の部分でも書いたが、物事を道筋立てて明確にわかりやすく口頭で説明する、ことが大の苦手である。言語は関係ない。単純に苦手。これからここで生きていくには、本当に必要だと思う。クラスの初めには「週末はどう過ごした?」というカジュアルな質問から「先週の実習はどうだったか」など、みんなの前で話す機会が多い。他の生徒がスラスラわかりやすく説明していく中、冷や汗をかく。自分の番が来ると、的外れなことを喋って撃沈、みたいなサイクルを繰り返している。

なぜ苦手なのか?それは意外と単純で、うまく話をまとめられないのは自分から話さなくても受け身で生きてこれたから、説明できないのは自分の中に落とし込まれていないからである。日本での学生時代は、テストのために勉強していて、意味など考えず表面だけなぞってても生きてこれた。同じ方法では、自分が望むステージには立てないということがを痛感している、、、

もう一つはタイムマネージメント。この2週間、課題しかやっていなかった。セルフケアやパートナーとの時間を過ごしたりに全く気が回せなかった。でもそれって、何のための人生?何のためにわたしはいまここで学んでるのか?と自分に問いた。キャパオーバーでもそれなりに捨てるとこは捨てて時間配分する。セルフケアだったり大切な人との時間をすごすことが出来ないなら、わたしの人生の目的に合ってないし、もっと忙しくなったらどうやって生きていくんだよ!

でもまあ、厳しいとか辛いとか思えるようなことも、全部チャンスなわけで、経験できること全てがありがたい。楽しもう。

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