上高地3
上高地3日目。
5時起床。一人で河童橋まで行く。
静けさの中、登山に向かう皆さんの見学。大きなザックを背負って勇ましく歩いていく人たちを眺めるのが朝の日課、といっても2回目の朝だが。
ホテルの朝食、今日もきっちりとオープン待ちの行列に並ぶ。
和食の方もいろいろと工夫をこらしたメニューで、自分でお味噌を選んでお味噌汁を作ることができたり、お茶漬けを作れたり。長野なので野沢菜はもちろん、ご飯のお供も全部試すと塩分が心配だけれど、いろいろあってうれしい。
お茶漬けにも惹かれたが、私は白いご飯に漬物類。今日はしっかりと歩くのでやっぱりご飯。
8時にチェックアウト、荷物はホテルに置かせてもらって岳沢へ出発。
岳沢入口から登りの始まり。
熊鈴を鳴らしながら登っていく。人はまだ少ないけれど、迷うことのない道なのでひたすらてくてくと歩を進めるのみ。
途中、天然のクーラー風穴があって、ひんやりした空気が気持ち良いのだが、風穴以外にも「このあたりの空気冷たい!」と感じる場所があった。
10時前に岳沢小屋へ到着。
晴れて眺めも良い。テラスからしばし眺めを楽しんだ後、第一お花畑まで行ってみることにした。
すぐ近くだけれど、これは登山素人の私にはけっこうビビるコースで、「滑るな、落ちるな私!」と念じながら通りぬけた。
不思議なもので、一度通ったからなのか、帰り道は全く平気だった。経験というのは偉大だな。
私はプロテインバーなどをかじってカロリー補給。今回はとにかく荷物を減らしたかったので、いわゆる食事らしいものは持たずに来た。ポールもなし。
昼前に下り始める。もちろん下りの方が断然脚にくる。ポールがあるとだいぶ楽なのだろうと思うのだが、私はポールを使うのが下手すぎ、怖いところは座ったり手をついたりしたくなる。このポールなし登山は私の脚作りよ、と思いながら必死で下りて行った。
結果的に、その後3日ほど強めの筋肉痛でした。ポールの練習しなくては。
3日間楽しんだ上高地。
ホテルで荷物を受け取りバスターミナルへ。沢渡行きは長蛇の列。今回の上高地ではよく行列に並んだな。時刻表に関係なく臨時便が出ていたのかもしれない、列の長さの割には待ち時間はさほどでもなく、乗車できた。