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犬と暮らすということ⑦

あーちゃんももう10歳(推定)

わが家に来てくれて7年がたちます。

すっかり口まわりも白くなってきました。(黒い犬だから余計に白い毛が目立つ)

7年と聞くと長く感じるかもしれません。しかし、一緒に暮らしていると一瞬で時間は過ぎ去ります。勝手なもので、いつまでも元気と決めつけちゃうんですよね。

ただ、おかげさまで大病などすることなく、平穏に暮らしてきました。


老犬の仲間入り

10歳ということは、もう老犬です。初老くらい。

ドッグイヤーって言うじゃないですか。人間の1年は犬の4〜5年くらいだと。

食欲はありますが、気持ちおっとりした感じになってきたかな。活発さは少し減った印象。

ただ、寝ることが多くなってきたと思います。

それ以外は、まだまだ元気ですよ。

人間と同じで、これから先なにがあるかわからない。けど、元気に健康で長生きしてほしいな。

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昨年末の写真。口まわりが白い。


お互い歳を重ねていく

あーちゃんも歳をとる。僕も歳をとる。

これまた当たり前の話です。けど、意外と見落としがちではないでしょうか。

どういうことかと言うと、「老犬になった」と犬だけにフォーカスを当てがちになることです。人間である自分も、確実に歳をとっています。

一緒に歳をとることが出来るって奇跡だと思っています。まじめに言ってますよ。
あーちゃんには感謝。(ポエムっぽくなってないかな?大丈夫かな?なんでこんなにポエムを毛嫌いするだろうか僕は。)

これからも僕は、あーちゃんと共に歳を重ねていきます。

あーちゃんの健康や幸せが僕の1番の幸せです。

誇張なんて一切ないです。素直な気持ちです。犬と暮らしたことがある人ならわかるはず。犬さえ健康であれば、「もうほかには何もいらんわ」です。これに関しては思うことがたくさんあるのですが、話の趣旨からそれるのでまたにしますね。


犬と暮らすということ

一旦ここまでて、僕と犬との話はおわりにします。①から⑦まで書いてきました。もし、全て見て頂いた方がいれば、本当にありがとうございます。現時点での、僕の犬に対する気持ちを込めて書きました。

一気に書いて、投稿しようかなと初めは思いました。けど、つらい思い出もあるため、気持ちの整理が改めて必要です。なので、今回のように分けて書きました。


ここからは犬と暮らしてよかったこと、大変だったことなどを書いていきます。いい面ばかり書いていても、ウソっぽくなりますからね。(ウソは一切ないよ。念のため。)


犬と暮らして良かったこと

①生活のリズムが安定する

これは本当に良かったです。早寝早起きですね。

夏は午前7時をすぎると、陽がかなり昇ってきて暑くなります。なので6時前に起きて散歩にいってましたね。反対に冬は午前7時をすぎたくらいに行っていました。

夜は、午後11時くらいには寝るよう心がけてます。

おかげで僕の体型は、昔とほとんど変わりません。


②シンプルに癒やされる

犬の頭頂部のあたりって、香ばしいにおいがするんですよ。あれが好き。それも含めて癒やしですね。
ぼっちの僕にとっては友達でもある。


③動物のことを考えるようになる

犬の保護団体があるってことは、犬と暮らすまで知りませんでした。

キラキラした世界の裏には、過酷な日々を送っている動物がたくさんいます。

関係ないかもしれないけど、羽毛ふとんとか使わないようになりましたね。


④掃除、整理整頓の習慣がつく。

犬と暮らすと、何もしなくても「毛」がそこらへんに落ちるんですよ。あーちゃんは黒い犬だから、黒い毛だらけ。コロコロをしたり、掃除機をかけたり、掃除は必須。

あと、あーちゃんが口にくわえないように、そこらへんになんでも置いたりしなくなりました。飲食物はもちろんのこと。以前と比較しても余計なモノは減りました。


犬と暮らして大変だったこと

①365日、天候・気候に関係なく散歩に行く必要がある

「広い庭がある家は、散歩はいいんじゃないか」とか思うかもしれません。

違います。広くてもずっと同じ場所になんていれません。人間に例えるのが正しいのかわかりませんが、頭がおかしくなりますよね。

また、子犬の場合、成長過程として必要。老犬の場合、認知機能などの低下を防ぐためにも散歩は必要です。他の犬や人との触れ合い、地面のにおいかぎ、車やいろんな音、新しい場所、などなど。
これらを通して、心身の安定が得られるんじゃないかと思います。

また、あーちゃんは、排泄は外でしかしないんです。(もちろんう◯この処理、おしっこ後の水流しは大丈夫。)
※老後を考えると、自宅で排泄習慣をつけたほうが良いという意見もあります。

なので、散歩必須。

冬の寒い朝や、雨の日はゆううつですね。
僕も犬もカッパを着て散歩に行っています。さすがに、大雨や台風時は様子を見るけどね。


②犬が中心の生活になる

いくら1人で留守番が出来るとはいえ、犬は基本寂しがり。

よって、犬の生活リズムに合わせたくらしが必要になってきます。ある程度はしつけによってカバーできます。けど、長時間自宅を空ける必要がある人、ひとり暮らしの人は向かないかもしれません。

犬が後回しになるかもしれないからね。


③(自分が)ケガ、病気できない

これは僕の考えすぎかもしれません。

まあ、ケガ、病気を望んでする人なんていないですけどね。

けど、これもまじめに言ってます。犬は基本、自分では暮らしていくことが出来ません。人間の世話があってこそ。高齢の飼い主が亡くなって、犬の世話が出来なくなってしまったケースもあります。

でも、ケガ・病気出来ない≒健康的な生活習慣がつくっていうメリットもある。

僕も体調にはかなり気を使っています。とはいえ、どうしても体調をくずしてしまうときもあるんですよ。

その時は家族に散歩などはお願いしています。


④お金がかかる。

シンプルにお金が要ります。

毎日のフード
食器類
寝床の用意(犬用のクッションやマット、毛布など)
カラー、リード
トイレシート
ワクチン、薬代
病院の診察費

などなどですね。1度買ったら終わりではなく、消耗品です。毛布とかクッションとかヘタってくるし。

入ったお金はすぐに使うような人は、犬との暮らしは止めたほうがよいでしょう。


重く考えるくらいでちょうどいい

「いやいや、犬中心すぎるやろ。誰もそこまで考えて犬と暮らしてへんわ。」
と感じる人もいるでしょう。

ちょっと待って下さい。犬は生きています。おもちゃではありません。上記に書いたことはむしろ当たり前じゃないかと。逆に、安易に飼おう(買おう)とするほうが間違いですね。

少しでも「無理かな」と思ったら、まだ犬を迎え入れる時期ではないということ。適切なときが来たら、迎え入れたらいいんです。

間違いなく、犬との暮らしは人生を豊かにする。けど、このような理由から簡単にはオススメできないかな。


僕も犬と暮らしてきて、もちろん良いことばかりではありませんでした。大変なこともたくさんあるし、「もうイヤ」とか思ったことも正直ある。

そんななか、間違いないことがあります。
犬の寝顔を見たら、そんな気持ち一瞬で消えるということです。「この子がいてよかった」「絶対に最期まで一緒や」としか思わないですね。
(僕は子育てとかしたことないのですが、子を持つ親はこのような気持ちなのかな。)


個人的な希望なのですが、犬に限らず動物に対して、こうした考えがもっと広まればいいのに。



今後も、犬との出来事については書く機会がでてくると思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

おわり。