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夏の奥多摩はマジでやばい(六ツ石山)

夏の奥多摩はマジでやばい。これは「すげえ」というポジティブな意味ではなく、命の危険があるという意味だ。マジでずっと怖かった。

また新型コロナの新規感染者数が増えてきてなんだかヤダな〜怖いな〜と思ったので、今週は県外にいかずに都内で登山をすることにした。
今年の目標は奥多摩制覇。まだ七ツ石山→雲取山しか登ったことがないので、まずは手はじめに「奥多摩三大急登」のひとつである「六ツ石山水根ルート」に挑戦することにした。はじめての山は相変わらずワクワクする。

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JR奥多摩駅から丹波行きバスで約15分。「水根」で下車。

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この日は登山者が多く乗っていたが、水根で下車したのは僕1人だった。みんな鴨沢から鷹巣山か雲取山行くのかな?雲取山いいな〜またテン泊したい。

登山口が少しわかりづらいが、バス停から少し下ってトンネルにつながる道を右に進む。水根ルートは「奥多摩むかし道」と途中まで合流している。

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久々の晴れ間で気持ちがよい。緩やかな林道をしばらく進む。途中、奥多摩湖がよく見えて綺麗だ。奥多摩湖はこれ以降見えなくなるので、ここで拝んでおくべき。

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登山道の入り口がわかりづらいが、この二又を左に登る。人んちを通り過ぎるので一瞬焦るが間違いない。

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ここからようやく森に突入。確かにいきなり急登だ!

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写真じゃわかりづらいが、かなりの角度。木陰とはいえ、晴れてるし暑い!これはバテる!あー疲れる!!ここで焦ってペースを上げてしまうと一気に脱水症状になるので、地道にゆっくり、休みながら1時間半かけてトオノクボに到着。

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地図上だとあと半分もあるんだけど、コースタイムは45分。もう1300mだし、あとは緩いのでは?

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予想通り、トオノクボ以降は若干キツい上りがあるものの、比較的ゆるい道が続いて楽だ。なんか急に原生林みたいな景色に。これはユニークだ。

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トオノクボから30分で六ツ石山に到着!急登がずっと続いてたので永遠に終わらない地獄みたいな気がしていたが、登頂してみるとわずか2時間の行程だった。トオノクボまではかなりキツいが終わってみると意外とあっけない。

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山頂は少し開けているが曇ってきたため眺望はない。僕以外に1人だけ休憩している登山者がいた。僕もここで昼飯にしようと思って腰を落ち着けた矢先、

やつが来た

この日はとても虫が多かったので上りでは特に気にしてなかったのだが、山頂で休んでいると「ぷーん」ではなく、「ヴヴヴヴヴヴォーーーーん」という轟音を響かせる虫が近くに頻繁に来て、「うるせえなあ」と思ってよく見ると、

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君の名は、オオスズメバチ。

はい、休憩終わりです。下ります下ります。すぐ下ります。
少し広げた昼食セットを急いでしまって逃げるように下りる。下り際、もう1人の登山者を見ると、ガッツリとした「殺虫剤」を装備して休憩していた。やりおる。やりおるが、それ大丈夫ですか?スズメバチ殺しちゃうの?仲間こない?

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奥多摩駅まで続く「石尾根」を下りながらスズメバチから逃れられる昼食の場所を探すが、少し立ち止まって休んでいると、5分もしないうちに轟音とともにすぐにやつが来る。なんで?マジで怖いんだが。

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5分留まってもやつが来なかった場所で、ようやく炊飯をはじめるが全然落ち着いて飯が食えない。飯食ってる時にも3回ぐらいやつが来たし。なんなん?マジで。
夏の登山は何度も行っているが、今まで「山頂でスズメバチに襲われる」という経験をしたのは低山の「弘法山」だけだった。1500m級の山にスズメバチが出るとは思わなかった。。。事前の調べが足りんかった。標高高くても森が深いからかな?そうであれば鷹巣山や雲取山でもやつが出るのだろうか?

「夏に奥多摩制覇だ!」などと威勢の良いことを言っていたが、早くも計画が崩れようとしている。雨多いし、奥多摩制覇は秋にずらそうかな。。。

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石尾根の下りは難所なく3時間でFINISH。

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で、奥多摩駅から歩いてすぐのところにある「奥多摩温泉もえぎの湯」に直行。初めて行ったけどなかなか良かった。入湯料850円と安いし、併設されている飲食店も良い。

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もえぎの湯のそばにあるキャンプ場も良さそうだ。また来たいが奥多摩夏登山は今後控えようと思った話。

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