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2024年1月の良かった映像10本ぐらい

uesən

主観で良かった映像をメモします。1月編

月四本ぐらいの映像(週一本)を、どこかに文章として残しておいてもいいなと書き始めたのですが、あまりにも多い。1月すごい映像多すぎて、今書いている間も投稿されている気がします。今度から、あまりにも多かったら前半と後半で分けます。

メモなので文量はクオリティとかと関係ないです。順も不同！
基本YouTubeばっかりです。


＜オープニング映像フル＞TVアニメ「ONE PIECE」／オープニングテーマ「あーーっす！」歌：きただにひろし

今年はこのOPから始まったといっても過言じゃない。
線や色に可愛さが詰め込まれていて、アニメーションもかわいい。
その上で超絶技巧の芝居と演出。
キャラクターに影をわざと落とさない箇所や、エフェクトや背景を塗りだけで表現するなど、細かいところを見ても工夫が詰まっていて、、すごいとしかいえない…
歌もいい。BメロでTrapみたいな最近の流行りを抽象化して2小節で抑えたパートもかなり新しくてすごい。

私が明日死ぬなら / キタニタツヤ - Promise Me / Tatsuya Kitani

フロクロによるアイデア作。キタニタツヤがギミックのある映像を作りたいとのことで依頼があったそう。数直線を使ってかなり抽象的に、シンプルに作られていてかっこいい。山口駿にコンポジションのアドバイスを貰っているらしく、少数精鋭でありつつ完璧な人選。かっこよすぎ。もちろん歌もかっこいいですね。
フロクロ氏がこの前やっていた4×4のVJもかなり面白い。


神椿代々木決戦二〇二四

等、詳しくは#神椿代々木決戦で調べてください。
とんでもない量のタイポグラフィーや映像、そしてそれに伴うクリエイター郡を見ることができます。もはや軍。決戦だし。

PEOPLE 1 “鈴々” （Official Video）

数少ない成功しているロトスコープだと思う。coalowlはすごい。
私はアニメを作らないので、かなりぼやけた話になるが、アニメーション(アニメ)には抽象化が必要だとよく思う。ただ動きをなぞっているだけだと、、なんというか、その「うーん。。。」となる映像になってしまう。これは多分ロトスコープはその見た目に反してかなり実写寄りで、実写と一緒にロトスコープが出てくるようなMVだとかっこいい表現として受け入れやすい。

反面、ディズニーの白雪姫とかを見ても、確かにすごいんだけど、小人たちのほうがよっぽどイキイキして見える（ちなみにその後のディズニーではロトスコープを”参考”にアニメーションをつけていくので、一概にロトスコープが～と言えるものは少ない）。というかロトスコープはその性質上リアルすぎるのでいきいきと見せたりするものではないのかもしれない。だって、アニメーションは命を吹き込むという意味だ。その点coalowlはマジですごい。アニメーションの抽象化、ループ、複製などを使ってかわいいアニメーションを実現している。踊る生命が見える。全体的に言い過ぎかもしれない。
曲もキャッチーでいいな～。

Giga - Beyond the way ft.Miku・Rin・Len【MV】

こちらも今年最初の方に公開されたMV。何から何までかっこよく、テクスチャの使い方や情報量の増し方、トランジション、デザイン、カメラワーク、CG、色使いなど、、、
何よりこのかっこよすぎるイラストを動かすのめちゃくちゃ難しそうなのに、とってもよい動きになっていて、いやこれはなかなか、、、、
技術でいうとLIVE2Dとか、もっと違うところを言うと YONA YONA DANCE とかのアニメーションの系譜で、最近増えているレイヤーごとに動かす系だと思うんですが、同じような技術でも動かし方、動かすもの、動かす人、で全然意味が変わってくるのだなと思いました。これ系(まだ名前がないから変な呼称だけど)の最高傑作の一つだと思う。（パペットピン系？それだとレイヤー感がすくいきれないな。。。）

デュレエ / 椎乃味醂 feat.初音ミク

イラスト、CG、プログラミング、ただ見るだけでも様々な要素がありかっこよい映像だが、作品解説を見るとその感動は何倍にもなる。

例えば、中でも途中で出てくるノイズのようなテクスチャは以下のように制作されている。

ニコニコ動画から「VOCALOID」タグが付与された628082動画（削除含む・重複なし）、「初音ミク」タグが付与された285922動画（削除含む・重複無し）、及び月間ランキング100位までを月ごとに集計した19302動画（同一動画含む）を取得し、データセットを作成し、各種解析を行った。

他にも、電車ホームの掲示デザインやセル・オートマトン、加えて3DCGやイラストなどのルックに至るまでかなり細かく解説されており参考になる。
画像検索APIからロイヤリティフリー画像を取得しフレームを描画している箇所があり、こちらはmelonadeによるものだ。すげ～～
去年末の作品になるがmelonade氏による映像について解説が公開されており、こちらも一読の価値あり。上で紹介したフロクロ氏の4*4VJのためのツール（midi → pixel）も作成していた模様。すごい

ダーリン / 須田景凪(covered by 佃煮のりお)

おしゃれすぎ。イラストにアニメーションにモーショングラフィックスにやりすぎだ。デザインもかなりアイデアを存分に出していて、もはや怖い。こんなにたくさんのレイアウトを思いついてそれをちゃんと具現化して、それを映像にしておしゃれに動かすって、もはや絶望に近い。
そして最後、なんと出てくるコスプレイヤー。凝りすぎ。

BATTLE X PRESS

バトルドームのMAD。MADは商用では見ることのできない狂気を見ることができる。根源的な創作意欲、正気の沙汰ではない。中でもこれは合作形式10分の怪作。どのシーケンスにもコンセプトがあり、かっこいい～。音MADは大好きだけど最近追えていない。どこかでまたキャッチアップしなければ。

❔『人マニア』 - Cover 花芽すみれ

『人マニア』という曲は去年かなり世間を賑わせた。ボカコレを少し追っていたので世間より早く聞いていたかもしれない。まあ何にしろ、解釈の余地をかなり残した楽曲で、それに合わせたように元のMVもシンプルだ（これはこれでかっこいい）。最初の方にでた歌ってみたのMVはシンプルなものが多かった気がするが、少し経って出たこれはガッツリ解釈が入り、二次創作ならでは、もっといえばVtuberならではのMVになっている。（ここで言う解釈はがっつりとストーリを妄想するとかではなく自己解釈というかあの～～なんだ、調べてくれ）
てか、イラスト/アニメーションかわいすぎ～～～これに限らず『人マニア』の歌みたは叫び声のところを友だちにやってもらっていたりするので関係性オタクには良い栄養ではないですか？
これもパペットピン系？レイヤー系？です。

Shupatto ブランドサイト

動画というよりWebサイトだが、間違いなく映像なので紹介したい。
デザインあを始め、コマ撮り映像を作成する映像作家、岡崎智弘によるエコバックのアニメーション。これこそ命を吹き込む作業と言えるだろう。Twitterではマッチのアニメーションを毎日(！)投稿している。その丁寧な仕事とアイデアと根気に感服するばかりです。すごすぎ

SILM 定期撮像画像

https://www.isas.jaxa.jp/home/slim/SLIM/assets/img/landing/cam_mz.mp4

最後は人間が作っていない映像。こちらで見れます。SILMの月着陸映像。実写の現地月映像はなかなか見ないのでいい。
いやこれを人間が作っていないというと、人工とは、創作とは、道具とは、となるか。まあここはSILMを擬人化、アニメイトしてもらって、とすると人間が作ったことになるか。まあまあ、そんなことはおいておいて。あけましておめでとうございます。

＜終わりに＞

11個になりました。他にも注目すべき映像はたくさんあったのですが振り返りたいものを厳選しました。それでもまだまだ僕の知らない映像がたくさんあるはずなので、教えていただけるとありがたいです。

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おーい。もう2024年一ヶ月終わってるけどどういうことなん？？

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