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叔父から聞いたかっぱの話

⚠️この話は想像です。本当ではありません。⚠️
天気の子っていう映画を知ってる?この映画には天気を操作できる天野陽菜がいるでしょ?私の叔父、七見 小五郎(ななみ こごろう)はね、今102歳なの。1921年に産まれて、今でも七見旅館っていう地域でも有名な旅館を経営してるの。叔父が産まれる200年前からある旅館で、代々受け継がれてきた旅館なの。話を戻すけど、叔父の友人に天気の子に出てくる天野陽菜に名前も容姿もそっくりな天野陽菜っていう人がいたんだって。その人は、天気の子に出てくる天野陽菜と全く同じ人生を経験してるんだ。つまり、一回天野陽菜は体が水のように透けてしまって、また東京に戻ってくる。その子が戻ってきたら、世界は変わってしまった…もうその陽菜さんはこの世には存在していないんだけど。交通事故とか自殺とかじゃなくて、ちゃんと自分の家族、穂高さんと娘さんの心結(ここは想像。)に見守られて息を引き取ったんだそう。私はまだその時産まれてないんだけどね。あっ。自己紹介遅れました。私の名前は…私の名前は?あぁ!あぁ!?あぁあぁしらきぃーではなくて、七見 結香(ななみ ゆいか)です。来週でめでたいことに21になります。あら誕生日ケーキ?いらない。いらない。旦那が用意してくれるから。そう。名前は七見(旧姓 城神)泰平(ななみ たいへい)です。私と同い年、幼馴染よ。それでね。天野陽菜さんは願い事をすれば天気を晴れにすることができるの。まぁ、天気の子のエピソードと一緒ね。それで体が水と化すって感じね。でも、天野陽菜さんが戻ってきたら世界は変わってしまう。そこで穂高おじさんと会ったり…って感じね。しかも毎日雨が降るから移動手段は飛行機だけになって、排水溝もだめになっちゃうの。まぁ、家を建て替えるしかないものね。人々は上へ、上へと家を建て替えて行ったの。河童って水の中でも生きられる生物でしょう?大昔、日本は海だった。だから水に適した生物が産まれていった。どうしてかはいまだに謎。しかも河童になった人々はいつでも姿を変えられるみたいね。それはね、2011年以降に産まれたものしか着いていない機能(?)なの。私はどうやって生きているのかって?ちょっと、待って。あなた、そんなことも知らないでここにきたの?勇気あるね。だって_________________河童は人を食うのよ?
私は河童よ。特異体質のね。ふふっ。そうよ。旦那も私の息子もそうよ。そんなことも分からないでよくここまで辿り着けたわね。あら。もしかしてあなたも…河童?

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