楽しいのに悲しい

旅行に行くというのは大きなモチベーションだ。
あと何日で行ける…と思うと、少しはやる気が出る。

しかし一方でそれは楽しい感情だけを引き出すものでもない。
昔からずっとそうなのだが、旅行を目前に控えるとどうも憂鬱になってしまう。

もちろん楽しみじゃないわけがない。問題は旅行そのものにはない。
それが終わった後にどうなってしまうのか。また何のモチベーションもない日々を過ごすことになるのだろうか。
そう考えるとどうしても気持ちが沈んでしまう。

これが出るのは大体2週間ぐらい前から出発の前々日ぐらいまで。
前日になればさすがに楽しみ100%だ。

ただ、こと今回に関しては2月にもまだ楽しみが控えているのだが、
それでもなってしまうのだからもうずっとまとわりつく物なのだと思う。
なんとも言えない気持ちで今を過ごしている。

そんな中、テレビを見ていたらこんな言葉を見かけた。

今の幸福がすべてではありません 
人生は最後まで分からないからです

モンテーニュ先生のお言葉。ああ、確かにそうだなと思った。
生きがいは変化していくのだと。今の幸福というものは絶対ではない、と。

実際その時々で何に熱中するかなんて違うしね。今の生活だって想像してなかったし。
何か少し気が楽になった気がした。

一つ終わってもまだ何かあるだろうし、そう考えたら、ね。
どんな生きがいに、モチベーションに出会えるかとても楽しみだ。

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