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2018年鑑賞録

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劇場、試写会、Netflix・Amazonなどの配信、有料チャンネルなどで観た映画・海外ドラマの備忘録 in 2018
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2018年4月の記事一覧

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』10年分のお祭り! あとはお察しください。 4/27(金)~

ご縁あって拝見させていただきました。 やはり、お祭りでした。それも10年分、しっかりと。 新参のヒーローも含めて。 それぞれのキャラクターの背景を噛みしめながら、ご覧ください。 あまり触れないほうがよいかと思うので 3点だけ ●『マイティ・ソー バトルロイヤル』(発売中&配信中)『ブラックパンサー』(公開中…と書こうと思ったらもうほとんどやってない! 一緒に組んだほうがいいと思うのに、シネコン内の1スクリーンで夕方1回だけでもいいから) この直近の2作からつなが

『女は二度決断する』当たり前の平穏はもう二度と訪れないからこその決断 公開中

映画鑑賞メモ 英題:In the Fade ★★★★★ そこに待つものは、決してカタルシスではなかったのですが、エンドロールの間、劇中の母・カティヤの心情について、ファティ・アキンの狙いについて考えを巡らせました。 2018年の忘れられない1本となりそう。 主演のダイアン・クルーガーは、バレリーナからモデルに転身し、『トロイ』『ナショナル・トレジャー』『イングロリアス・バスターズ』などに出演してきましたが、キレイどころ女優、というイメージがありました(すみません)。

『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』共生が大前提の宇宙世界が大好きだ

映画鑑賞メモ 原題:Valerian and the City of a Thousand Planets ★★★★☆ デヴィッド・ボウイの名曲「Space Oddity」に乗せて始まるオープニング。 セリフは一切ないものの、いかにして超巨大宇宙ステーション“アルファ”が成されていった様子が映し出され、 もうこの時点で、この映画を愛しています。 多種多様、まさに千の惑星の幾多のエイリアンたちが登場するも、いずれも握手。それぞれの相手に敬意を込めて、共生を体現していき

『サバービコン 仮面を被った街』オスカー・アイザックも、十分おかしいよ! 5/4(金)~公開

映画鑑賞メモ ※スターチャンネル試写にて 原題:SUBURBICON ★★★★☆ suburbicon.jp ロッテン・トマトが20%台ですが、 言うほどひどくないじゃん。 ジョージ・クルーニー×コーエン兄弟、人をくったようなブラックユーモア満載のサスペンスドラマ。 ジュリアン・ムーアは50年代がよく似合います アメリカン・ドリームを絵に描いたような街・サバービコン。しかし、どこか、ぎこちのない違和感が。 そこに暮らすロッジ家は、夫ガードナー(マット・デイモン)

『パシフィック・リム:アップライジング』ギークで孤独な女子をボイエガ君が救う!

映画鑑賞メモ 原題:Pacific Rim: Uprising ★★★☆☆3.5 ビジュアル等々は引き継いでいながら、“これは『パシリム』というか、むしろ…”という思いも終始あり、 エンドロールで、「そうか、これは『パワーレンジャー』であっさりしていたロボパートの、しかも日本でいう劇場版並のスペシャルVer.」と思い至って、納得。 幼少期は兄弟と、大人になってからは息子と見ていた特撮歴に照らし、KAIJUとの決戦の地はTOKYO,JAPANの大都会の街並であることもあ

『レディ・プレイヤー 1』これは最高。オタク、そして青春の集大成 4/20~公開

映画鑑賞メモ ※追記あり 原題:Ready Player One ★★★★★ ここは、映画愛やゲーム愛、アニメ愛…さまざまな、全方位のオタクたちが、胸を熱くする世界。 アーネスト・クラインによるベストセラー小説「ゲーム・ウォーズ」の映画化なんですけれども、いや、本当スティーヴン・スピルバーグはやはりすごい人。70歳になっても古きものへの愛と等しく、新しきものへの好奇心と愛をも高めていくことができる人なのです。 想像力無限のVRワールド「オアシス」は新世代の映像体験とい

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』海ドラ俳優、YES!の大活躍

映画鑑賞メモ 原題:The Post ★★★★★ ひと足先に『レディ・プレイヤー 1』を今日拝見して、スピルバーグ監督が同作のポストプロダクション作業を一旦脇へ置いてでも、「今、撮るべき作品」と9か月で完成させてしまったこの作品についても、改めて思いを馳せました。 最高機密文書とは、泥沼化するベトナム戦争について国防総省が作成していた客観的視点からの文書のこと。アメリカ政府は4代の大統領にわたり、その“事実”を隠蔽してきたのです。 ところが1971年、ニューヨーク・タ

『さよなら、僕のマンハッタン』カラムやばい、としか思ってなかった。4/14~公開

映画鑑賞メモ 原題:The Only Living Boy in New York ★★★★☆ マーク・ウェブ監督が『(500)日のサマー』よりも先に映画化したかったという、“10年越し”の青春ドラマ。 主演を務めるのは、「ハリー・ポッター」の新シリーズ第2弾『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で、エディ・レッドメイン演じる主人公の兄役に抜擢されたカラム・ターナーです。 今年は『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメ一筋かと思いきや… BBCド