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令和4年度 技術士二次試験(筆記)不合格の方へ

とにかく・・・

みなさん、おつかれさまでしたm(_ _)m
今回残念になった結果の方でもいろいろといると思います。
・対して勉強せず臨み、「やっぱりだめか」と言う人
・目から血が出るほど勉強したけど「力及ばず」だった人
それぞれだと思います。

しかし合格できなかった心の奥底に「やっぱりか」という気持ちが出てきているのかと思います。
そういう試験なんです。

合格できる時の感覚

令和元年に私は技術士二次試験(筆記)に合格しました。
まともに勉強し始めて2回目の受験です。
1回目は選択Ⅲの答案を作成中、3枚目に差し掛かったところで手が突然動かなくなりそれ以上書けない・・・。
そうなんです、試験中に頭が真っ白になりました。
消しゴムで消すにも、書き足すにももうできない状態になっていました。
しかし、合格できた2回目は違います。
お題に対してスラスラ書ける。そして何よりも余裕がある。書き終わって試験時間が余っている時には「笑っていました」。
正直、この時点で「これは行けたな」と確認したのを覚えています。

何が足りなかったのか

一言で言うと「自分の論文を書けているか」です。
誰かの真似をする。覚えたことだけで勝負する。攻めた内容にしていない。
この3つでどうにかしようとする人はあと何年かけても合格はできないです。お題に対して、自分の考え方、姿勢、(やったことは無いけど)自分なりの作戦を立てる。これが合格する論文を書くために必要なアイテムです。
そして、何よりも論文作成に対する「作戦」すなわち「骨子と下書き」を十分にできるか?そこにあります。
いきなり論文作成に手を付ける人がいますが、それでは絶対にかけません。
論文を書く前に、「骨子」により全体のストーリーを組み立てます。「下書き」により答案に書く内容を予め準備します。下書きの時点で横線を使って修正・調整を万全にやりましょう。
答案に書くのは「下書きを転写する」ぐらいのイメージ。そこは迷わずとにかく突き進むぐらいの気持ちでやりましょう。

普段から取り組むこと

「どんなことも自分がやることをシュミレーションすること」
仕事のことでもいいです。経済番組(がっちりマンデー、ガイアの夜明けなど)を見ながら、「この人達はなぜこのようなことをしたのか?」「何が問題点なのか」「課題は何だったのか」を考えながら「自分の仕事に置き換えればどんなことが考えられるか」これを常に考えてください。
書き留める必要は無いですが、常に考えて自分なりの結論を出すことを絶やさないこと。また、仕事でも周りの人が失敗した時などに「この人はなんのためにこのような仕事をしたのか」「結局なにを解決するべきだったのか」「自分だったらどのように進めて結論を出すのか」「この失敗をどのようにリカバリーするのか」を考えましょう。そして、自分に余裕があるのであれば「自分なりの考え方」を伝え助けてあげましょう。
助けることで「作戦」を「実践」して「結果」が見えます。
技術士論文は机の上のトレーニングだけでは良くなりません。あくまでも「仕事を使ったトレーニング=OJT」なのです。
日頃から意識して仕事をすれば、仕事の質も、論文の質も格段に上がります。来年受験するなら、今日からでも心がけましょう。

最後に

なぜ合格発表の当日、不合格になってしまった方にとっては辛い日になっているのにこのようなことを書いたかと言うと「諦めてほしくない」からです。技術士試験は非常に難しい試験と言われています。しかし本当にそうなのでしょうか?
私は考え方を変えて望むことで必ず合格できると考えています。
睡眠時間を割いて、勉強に臨み、夏の暑い時に一日中論文を書き続ける。
これは普通の人から見たら「罰ゲーム」です。
しかし、そこに自分の身を投げさらなるスキルアップをする姿勢。それだけでも十分に素晴らしいことです。
だから「諦めない」でほしい。
険しい山ですが、登りきったときには必ず「素晴らしい景色」を見ることができます。それは「本当の技術の素晴らしさ」です。
今日は十分に自分を褒めてあげてください。「ここまでよく頑張った」と。
そして、明日からまた来年に備えて進めてください。
私は挑戦し続けるみなさんを応援させていただきます。



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