見出し画像

おうちでコーヒースタンドを開いてみました。

今年6月から自家焙煎珈琲の喫茶店で働き始め、
家でもハンドドリップの練習をできるように、
Kalitaの電動ミルやポット、スケールなど一通りの珈琲に関する機材を揃え、
店でも家でもハンドドリップの修行を1ヶ月半ほどみっちり続けました。

そして、ようやっと、私が淹れた珈琲をお客さんに提供させてもらえるようになりました。

あのお客さんのために、を想い、じっくり珈琲豆と向き合い、湯を注ぐ。
その後すぐ、スプーンで味を確かめ、
「お待たせしました」と自信を持ってお出しする。

忙しなく時間は過ぎがちだけど、
珈琲を淹れる3分間は、心がスッと整う時間で、私はとても好きなことに気づきました。

画像1

こうして独り立ちできたばかりなのですが、この夏で私は自家焙煎珈琲の喫茶店を辞めることになりました。
理由は、私自身の特性であるADHDが大きいです。

マルチタスクが得意ではないので、接客や調理、ハンドドリップ、電話対応など、様々な作業が同時進行する小さな喫茶店は、正直向きません。
珈琲が好きな気持ち、店が好きな気持ちは以前と変わらないのですが、
オーナーとも話し合い、私は違った形で珈琲と付き合っていくことを決めました。

では、これからどんな形で珈琲と付き合っていくのか?

画像2

タイトルの通り、お家でコーヒースタンドを開くことにしました。

せっかく身につけたハンドドリップの技術を身体が忘れぬように、
そして、もっと美味しい珈琲を淹れられるように。
家に来てくれた友人にのみ、珈琲を淹れ続けます。

珈琲を普段飲まない友人は、
「珈琲って苦いだけじゃないんですね、美味しい!」と驚いてました。
珈琲が好きな友人は、
「豆が数種類あるから飲み比べできていいね」と楽しんでくれました。
数日間滞在してくれる友人は、
「昨日の方が苦味があってよかった」など変化に対するフィードバックをくれることもあります。

田舎の小さな町で珈琲屋を開く、という夢はいつになるのだろうか。
まだ先のことはわからないけど、友人からの応援を糧に、小さな一歩をこの家から踏み出したいと思います。

ぜひうちに遊びに来て珈琲飲んでいってください!

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?