機動戦士Zガンダム第2話「旅立ち」感想

一話で設定や世界観をお披露目して、この二話ではカミーユを話が動くクワトロ側へ移動させた。ティターンズが横暴で、カミーユはそれにむかついていて、勢いでMk-IIを奪って、帰ってもどうしようもないしで、エゥーゴに参加。めちゃくちゃな流れだ。とはいえ、一話と合わせてようやく導入が済んだという感じはある。


一年戦争後この二人以外のNTに遭遇しなかったんだろうか

一話に引き続きカミーユのニュータイプの才能を意識させるような演出が続く。Zではニュータイプの話をしますという宣言と受け取れる。

こいつほんま

コロニー内で戦闘が始まる。クワトロは自分が一話でなんて言ってたか思い出せ。リック・ディアスに歯が立たないジムII、やはりジムよりデザインが洗練されてる。

この時点でジムIIは旧式らしい。前作からそうだがMSの進歩は早すぎる。作中でジムIIと表現されずジムと呼ばれるので、ジムだと思ってる人も多かったんじゃないだろうか。というか、ジムのつもりで描かれてて、あとからジムIIだったことにしたとしてもおかしくない。「ポケットの中の戦争」に登場する既存MSは実際そうだったらしい。思えば二話に登場したハイザックも名前を呼ばれてないが。

バスク、ジャマイカン、カミーユパパが登場。開発側はMk-IIを重視してなさそうだということが分かる。やはり技術者の視点からはMk-IIは有用な兵器というよりは、ムーバブルフレームのコンセプトモデル程度の位置づけなんだろう。わざわざ「01」「02」「03」なんて肩に描いてるのも数えるくらいしか生産するつもりがないから? ティターンズは「ガンダム」を記念碑的なMSに採用する程度には考えているけど、これを使ってプロパガンダしようとか、象徴にしようとか、そうした戦略的な価値については無視してるのかもしれない。一方でエゥーゴはガンダムにビビって、Mk-IIごときを危険を冒して奪取した。結果的にムーバブルフレームが手に入ったわけではあるが。

ジムIIがたくさん出てくるが相手にならない。しれっとクスィーばりの空中戦をしているけど、コロニー内は重力が弱かったりするんだっけ? というか敵地にMSを鹵獲しに乗り込むの本当に正気を疑う作戦だと思う。

親公認の幼馴染

またもや前作と同じ展開。市街地に戦闘の影響が出て民間人が避難している。ファはその途中でカミーユを探しに行く。対比というかオマージュというかそういう構成がやりたいんだなというのは感じるが、それで、なにが見えるのか、自分には理解できていない。

Mk-IIに乗り込むカミーユ。周囲のティターンズは終始大混乱状態、統制のとれてなさ、あるいはできたばかりの組織を表現してるんだと思う。

カミーユは性格終わってる

リック・ディアスたちとカクリコンが乗り込んだMk-IIが対峙しているのを横目にMPを追い詰めるカミーユ。狂ってる。

女好き

なんか妙にエマに甘いブライト。ずっとあんまり好きになれないキャラだ。人間臭さはある。

カミーユがうますぎなのか、ティターンズのパイロットがへぼなのか。クワトロたちと一緒にMk-IIを抱えて撤収することに。撤収の途中、コックピットから破壊された自身の家と避難するファを見かけるカミーユ。いつもの現実は粉々に消え去ってしまったが、ファーストと違って現実感がない。アムロは明確に被害者で破壊と死の場所にいたが、カミーユはまだ違う。カミーユが戦争の被害者になるのは三話から。

正論を言ってティターンズに殴られるブライト、別にいいぞ。連邦とティターンズが違うことを間接的に説明しているシーン。連邦とティターンズ、そして、反ティターンズのエゥーゴ。連邦はジオンに勝ったが、それで何もかもうまくいくわけじゃない。今回の(視聴者視点での)敵がティターンズだということがなんとなく見えてくる。

カミーユ達を追いかけて、ハイザックが登場。ジェリドが乗ってる。すぐ追い払われる。ZはMSで敵と味方を区別しにくい。MSをたくさん出すっていうのはこういうことなんだぞっていう意地悪に見えてくる。ハイザックのデザインはとても良い。

拠点まで30分かかるらしい。MSで宇宙を30分移動するの怖いな。座標が分かっていれば、慣性飛行できるから推進剤はさほどいらないのかもしれないが。

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